あらすじ
ボクハ、キミにアイを伝えるために、生まれた。
自分らしく生きる勇気をくれる、感涙の書き下ろし長編
・あらすじ
勉強が嫌いで、周りからどう思われているかばかりを気にして毎日生活している隼人。さらに、些細な出来事がきっかけで、仲の良かった友達との関係がもつれ、孤立することになってしまった。
ある日、自分の部屋に帰ると、そこには見慣れぬ物体が。
それは、長期間不在になる父親が残していったロボット・ユージだった――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人生で初めて、読んで泣いた本。
頼りにしていた存在との別れ、その時の辛さと前向きに進もうとする気持ち。
誰もが誰かに頼りっぱなしで生きていくことはできないし、いつかは自立する日が来る。というかしなければいけない日が来る。
その時の気持ちを考えると、しみるものがあった。
少し疲れたり、支えがほしくなったら、読みたい本。
Posted by ブクログ
タイトルと表紙をみた時点で、絶対に泣いてしまうな、と思いながら読み始めました。
思春期特有の悩みから、大人になっても誰もが抱える苦悩や葛藤を前にUGとの対話を通して気付き、成長をしていくお話です。
作中では、父親が作ったロボットのUGが沢山のことを教えてくれますが、どの人の人生にも同じように自分の考え方や生き方を善導する存在が居ると思います。
それは親や友達、ペットやぬいぐるみなどかもしれませんが、もしまだ出会っていないのであればこの本になるのではないでしょうか。
学生さんからお子さんのいる方、どの年齢になっても新鮮な角度で感動できると思います。
嫌な事ばかり起きるな、最近イライラするなと感じる方にぜひ読んで頂きたい、再読必須の作品です。
Posted by ブクログ
自分の好きを他人の価値観に潰されるんじゃないぞ!
自分の過去、そして現在に訴えかけられた気がしてすごく響きました。
息子、娘には、この大事な言葉を理解するまで伝えていこうと思います。
また、何をするにしても必要最低限を超える努力をしようと思います。
何をするかではなくどのようにするかが重要なので。
Posted by ブクログ
ロボットが期間限定で子供に接する、それがロボット、ユージの作られた理由にもつながることが理解できた終盤は、泣けて泣けて仕方ない…
隼人に教えた、期待をしない、人のせいにしない、最低限を超えたところからが人生の時間の投資…など、ユージから学ぶ場面はいくつもあったが、「期待しない」というのが、とても腑に落ちて、いま現実に悲しかったことに照らし合わせて、そうだなあと思うことができた。
Posted by ブクログ
号泣!!反抗期真っ最中の隼人はロボット研究をする父のことを疎ましく思っている。その父が研究のためにアメリカ出張に行く前に隼人にロボットを置いていく。ロボットとの生活で大切なことに気づかされた隼人は父が帰国する頃には大きく成長していた。
※1年間50万分は投資?浪費?消費?何に使う?
※親にできることは素敵な大人、新しい価値観に出会うチャンスを作ること
Posted by ブクログ
中学生が父親の作ったAIロボットと過ごすことで、生き方や大切なことを学んでいく物語。難しくなく、押し付けがましくもなく、心に響く感動作でした。
めちゃくちゃ泣いた。
親でも友達でも先生でもない、AIロボットのユージに諭されたり教えられたから隼人は素直に変われたんだね。
自分の弱さと向き合って日々成長していく姿はすごく心にくるものがあった。
それに自分自身もこの本からたくさんのことを学べたし、今後の人生にも生かしていけそうなことばかり。
Posted by ブクログ
・自分で乗り越えようとしてる、信じて見守る
・やらなきゃいけない最低限を超えないなんて損
・親が子供の強さを信じて待った部分だけが、子供の伸び代
・消費、浪費、投資
・自分は困らないかも。自分が大切にしたい人を困らせたくない、という視点
・使い方次第で知識は気持ちを楽にしてくれる
・『哀』を知り『優しさ』を手に入れる
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もっと早く出会いたかった。
特に終盤は号泣必至、読む時はノンストップで読める時間が確保できる時に限りますね。
今から8年前の作品ですが、年代を問わず読んで欲しい。
個人的にはその辺の自己啓発本を読むよりよっぽど、
自分の人生に影響を与える一冊でした。
Posted by ブクログ
限界を超えたところを目指すって言葉、私も心掛けたいと思った。学生の時に読んでたら、もっと勉強していたかも。いや、今からでも遅くないか。
子どもにも読ませたいと思った。
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一言でいうと、「父親が中学生の息子のためにドラえもんを作った」という話。
中一の隼人は、勉強が嫌いで周りの目ばかりを気にして生活している。そして「変人」で人工知能研究者の父親が、3ヵ月ほどアメリカに行って不在になるという。父親が旅立った日、隼人が帰宅すると部屋には不格好なロボットがあった。
ロボットの名前はUG(ユージ)。隼人に「アイ」を伝えるために、生まれてきたという。最初はユージを毛嫌いしていた隼人だった。しかし、友人と仲違いし孤立する中で、ユージと話を話をするようになり…
ロボットとの友情と少年の成長、そして「アイ」の意味が描かれる。ちなみに「アイ」とは「愛」のことではない。ユージと隼人のお父さん、good jobです。
ジュニア向けに書かれていると思うのだが、大人が読んでも良い物語。ラストのほうは、不覚にも落涙してしまった。
大人だからこそ
大人だからこそ読むべき一冊
なぜ学ぶのか
どう学ぶのか
いくつになっても目を覚まさせてくれる
ありがとうと言いたい
Posted by ブクログ
喜多川さんの作品は、毎回心に染み込みます。読む時によって、ぐっとくる言葉も違うんだと思います。今回は、自分の幸せは他の人が決めるのではない、というところが心に残りました。
Posted by ブクログ
隼人の家に突然現れたロボッド「ユージ」。
ユージは「AI」を伝えるロボットだという。
回りの目を気にして生活してきた集人がユージと出会って考え方を変え、成長していく物語。
ユージの話はとても理論的に話してくるが、説教くさくなくていい。「AI」の意味にも感動。母親・父親・隼人それぞれの思いがとても温かい。最後の隼人から父親への手紙に泣。
Posted by ブクログ
最初ユージみたいなロボットがそばにいてくれたらいいなと思った。いろんなことを教えてくれたり、話し相手になってくれたり。友達というか、先生みたいな存在。
『どうせやるなら必要最低限を超える』この言葉がすごく印象的。やっつけ仕事みたいに流すことが多い自分だけど、しっかり時間もかけて取り組むこともしていきたい。
教頭先生との挨拶や水やりをする場面が好き。
ラストはジーンときた。命あるものを大切にしていきたい。喜多川泰さんの本は、また読みたい。
Posted by ブクログ
喜多川泰さんの本を年代順に全部読んできていて、どの本も素晴らしいが、この本が私は1番好きかも知れない♡
この歳になってやっと、本当にやりたい事が見つかりつつあるのに、今の実力では到底やりたい事が出来そうにない自分が、主人公の隼人と重なって見えた。
隼人はまだ中学生だから、これからがんばれば何でも出来るけど、私は…
歳を取ったけど、やりたい事から逃げないでわたしもがんばってみようと思えた。
Posted by ブクログ
「どうせやるなら」最低限を超える。
やらなきゃいけないことを超えたところに、全てがある。その手前でやめるのは、マラソンをゴール手前で棄権することと等しい。
ライオンを前にして"逃げる"選択肢を取るかは、1人か2人か、その相手が誰かで変わる。
逃げることが悪ではない。問題に面した時に、理想とする行動を取れる人が逃げない人。
ユージーが伝えたかったアイの意味は本書の最後で明かされる。
私が描いたアイとは異なっていたが、隼人とユージーの成長を通して得られた学びが嬉しい。
本書に出会えてよかった。
Posted by ブクログ
子どもにぜひ読んでほしいなと思った。アイを知れば、時間はかかるけど、周りから自分を傷つけようとする人はだんだん減ってく、アイを知らなければ、どんどん増える。他の人が自分の気持ちをわかろうとしてくれないで、たまらなくイライラするとき、最初から期待しないこと。期待ばかりせず、今日1日誰かに頼らないで、良い1日にすると決めること。会う人に頼って生きているといらいらしてしまう。
Posted by ブクログ
小学校高学年〜中学生にぜひ読んでほしい一冊。そしてその年頃のお子さんの親にも。
この頃は特に周りと合わせなきゃ、とかあまりにも特質しているとそれが気になったり、心無い言葉とか態度を取られることも少なからずありますからね。
ぜひこれを読んで自分の好きなものとかは好きでいいんだと、そして価値観は人によって違うことだから無理に合わせる必要もないことを感じてほしい。
Posted by ブクログ
子供が、どうか幸せな方向に進むように願うのは、
親なら当然。
だが、近くすぎる関係だからこそ、伝わらない難しさがある。
子供とはゆえ、1人の人間。思い通りにはできないんだと思う。
自分自身が考えることの大切さ。他の誰かが決めた人生を歩くことは無理なんだと、思った。
自立の難しさ。
大人で、わかってない人もたくさんいる。
考え続けていくことが人間なんだ、と思った。
Posted by ブクログ
ボクハ、キミニ「アイ」ヲツタエルタメニウマレタ
伝えたい「アイ」とは?
勉強の本来の役割とは?
人生において大切なことを教えてくれる物語
ロボットのユージが可愛い
心温まる結末
特に中高生におすすめ!
Posted by ブクログ
何事にも嫌々文句を言ったり、人目を気にしすぎたり、人の失敗を笑う中学生の主人公。
3ヶ月海外に出張する父親が、主人公を良い性格にし成長させようと家にあるものでAIロボットを作った。そのAIロボットのおかげで、主人公が両親の予想以上に成長する物語だった。
AIロボットは、主人公に「他人に期待しない。
期待するからイライラする。相手を変えるのではなく自分が変わる。」
「最低限度をこえた勉強をする。
勉強しても将来の役に立つかどうかは分からない。しかし、長い年月かけて同じ時間、勉強に費やしても それが浪費になってしまう人と投資として自分の財産に変える人がいる。
どうせ同じ時間をかけるなら、投資になるようなやり方で勉強する。」
「だれしも困難にぶつかる。
でも、それは乗り越えるべき壁。苦しい時はその困難と出会わなければ、手に入らなかった未来を想像する。」を教えた。
人生において、大事なことだなと思った。
いきなり全て変わるのは難しいから、少しずつ変わっていけたらいいなと思った。
Posted by ブクログ
「カラフル」を彷彿とさせる素敵なお話でした。
子供向けになりがちな内容を、母親や父親の視点も入れることで、年齢に関係なく共感できるところも素敵です。
物事の捉え方、考え方で非常に近しいものがあり、「そう伝えればわかりやすいのか!」と、とても勉強になりました。
Posted by ブクログ
中高生向けの小説だが大人にも読み応えがある良書。与えられた課題にどう取り組むか目的意識を持ってこれから仕事をしていきたい。周りの目や世間体を気にするのではなく自分に正直に生きていきたいと思える青春小説だった。
Posted by ブクログ
中学生の隼人、父親が作り出したAIロボットユージのお話。
文体はさらっと読みやすい。
この本は小学校高学年くらいから中学生の子に読んで欲しい。
もちろん大人が読んでも刺さる点は多い。
生きる上で大切な事をどんどんユージが語ってくれるのだけど、それが非常に身に沁みた。
始めから、他人に期待しない。
誰かに或いは何かに幸せにしてもらうのではなくて、今日1日を自分で幸せにしようとする。
生きていれば困難な場面は避けられないけれど、
困難に直面した時は、
その困難が無かったら得られなかった物の事を考える。
などなど…
そうなんだよねぇ
ほんと、世の中には色んな人がいる。
私もあの人に出会わなかったら、今の環境には居なかったから、
「酷い事されたけど、むしろ、今の職場に出会えたから、結果オーライだわ!サンキュー!」
と思えるようになったかも。