喜多川泰のレビュー一覧
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息子が元気が出る本と言ってたので読んでみた。
なんだか自分の人生うまくいかないと悩んでる人にオススメしたい。
運を貯めるとか、貯まった運を使うとか、他人のために自分の時間を使った時に運が貯まるとか、なかなか面白い考え方で、何からエネルギーを貰えるかとか、プラス思考というふんわりした言葉を分かりやすく説明してくれて、確かに元気が出る!って感じ。
とはいえ、はいそーですかと言うほど人生は甘くないのもこの歳なら分かる。ただ、上機嫌でいることは間違いなく運気をあげる。上がったことに気づくか気づかないかはその人次第なのだ。
幸せは自分で決める。この美しい地球に生まれ、平和な日本に生まれ、これ以上何を望む -
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内容は重すぎず、読みやすい本でした。
「運」についての話が主軸でしたが、人として自分がどう行動すると最適と言えるのかを訴えかけられているような本であると感じました。
フィクションであるため、そんなこと起こらないんじゃないないかと思う部分もありましたが、そのようなエピソードから、自身に起こる出来事の捉え方を変える視点が大切であるということを学びました。
私は、今、大学4年生で、来年から社会人です。
高校までは真面目に生きてきすぎたと大学生になって思っていました。その反動もあって、大学生になって友達と朝まで遊んだり、学校にも遅刻・無断欠席してみたりしました。しかし、この本を読んで、適当に生きすぎ -
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ネタバレすごく面白かった。これまで読んできたミステリーとは異なり、無気力で社会に対して冷ややかな目をしている主人公が、入学式で落研の、部長の、パフォーマンスに魅了されたところから物語は始まる。まず、文借亭那碧(あやかりていなあおい)、背負亭こたう、有賀亭眼鏡(ありがていめがね)など名前がとてもキャッチーであり、読むだけで微笑んでしまう。その後は、碧との会話や実際の落語での経験を通して暖平(こたつ)がグングンと人間的に成長していき、最終的にはこたつがあの日の部長のような姿になるという結末で終わる。僕はあまり悲観的に物事を捉えるタイプではないので共感するところはあまりなかったが、それでも彼の人間的な成長や
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「人は皆、出会ったものでできている」ということをつくづく実感した。
碧に出会ったことから、始まって早々に諦め半分だった大学生活が一変した暖平。この素敵な出会いは偶然だったのかもしれないけど、案外日常のあちこちに転がっている気もする。自分自身を振り返ってみても、友達と親しくなったきっかけはひょんなことから…が多いし。
落語研究会の仲間との会話には、名言がさらりと織り交ぜられていて、心に残るものがたくさんあった。目次が落語の演目とテーマで「第◯席 ◯◯ 名言」のように書かれていて、忘れん坊の私もこれを見るだけで内容がしっかり思い出せそう。
私が特に印象的だったのは、第5席「金明竹」第6席「猫の皿」 -
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私の故郷熊本の高校生の話だぁ♩…とそれだけでワクワク
「高校どこねー?」と聞きたくなる 笑
17歳の男子が自分のついた嘘をリカバーするために日帰りで東京にやって来たものの、トラブルで帰りの飛行機に乗れなくなって…
所持金は3,400円
彼が人にお金を借りることなく、家族に迎えに来てもらうことなく、熊本に帰りつくまでの5日間のお話
こんな出来すぎな旅は有り得ないんだけど、まぁそれは置いといて…
彼は旅先で会う人達からいろんなことを学びます
人に感謝の気持ちで臨むこと
人の色メガネをかけても自分には合わないこと
自分を取り繕ってもなんの得にもならないこと
必要なものは自分がいる場所に実はそろ -
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「上機嫌でいること」
これが、この話の中で最も印象に残った話。
私は日々物事を後ろ向きに考えてしまったり、自分の意見や考えに自信が持てないことが多い。
すると必然的に、どんな時も少し暗い表情で
昔から人に思いをしっかり話すと
「損してるね」「勘違いされやすいね」と言われてきた。
その解決策を知れたような気分だった。
損得から離れて日々上機嫌でいたいと思った。
実際はそううまくはいかない。
でもこの考え方を知っているか否かで
もしもの時にきっと役立つだろうと思えた。
「あそこが始まりだったな」
その言葉も何度もリピートされるくらい頭によく残った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ就職活動に悩む主人公が、「手紙屋」と文通をする中で成長していく物語です。手紙を読み進めるたびに、主人公の視野がゆっくりと広がっていくのが分かり、気がつけば自分の考え方まで揺さぶられていました。
とくに印象に残ったのが以下のポイントです。
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● 世の中は物々交換である
会社が給料と交換してくれるのは、単に時間や労働力だけじゃない。
笑顔や言葉、姿勢みたいな“お金じゃない価値”もちゃんと見られている。
逆に、会社からもらえるのもお金や安定だけじゃなく、知識や経験、人とのつながりなどいろんなものがある。
この考え方を持つだけで、働くことの見え方が少し変わるなと思いました。
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● 相手