喜多川泰のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ頑張らないことがカッコいいことと考え、人生を手抜きで歩んでいる主人公である高校生が出会う不思議なバーでの努力してきたオトナたちとの出会い。今回も作者ならではの人生訓が盛りだくさんです。ただ、物語としては終盤のイベント中止から主人公の行動に納得性を感じられず、Lady Birdを発起人である二階堂肇の語るセカンドステージ構想や、主人公である颯太との接点の必然性が感じられない気がした。
それでも読んてよかったと思える教訓がある。
・自分との約束を守ることが他人との約束を守る以上に重要であり困難である
・心の天秤を持ち努力に釣り合うものを得る気持ちを持つ
・今日一日を精一杯生きる、そして一日の終わりに充実感を得る
素直に納得し実践出来る程素直ではなく、また意思が強くはないが、作者の作品を読んでやんわりと自身の将来をより良いものにしたいと思う。
-
Posted by ブクログ
人は誰かの役に立つことに喜びを感じるということに強く共感した。
人との出会いが大切であるということは分かっているつもりであったが、この本を読んで一層人との出会いを大切にしようと思った。
タイトルからなんとなく想像できたが、壮大で驚いた。
人生をつまらないもの、苦しいものと感じてしまうのは、他人のメガネで生きているから。
自分の物差しで生きていけば人生は自分の使命を果たすためのものに変わる。
読む前は私は誰かの役に立つことに喜びを感じられる人間だと思っていたが、読んだあとでやはり自分に利益があるように、または優位に立ちたいという思いがある行動が多々あったなと感じた。
もう一度読み返すなら、トラック運転手との会話かな。
他人軸で生きるのは良くないけど、他人に尽くすことは他人軸で生きているのとは違う。むしろ、自分の使命を果たしている行為である。だから、自信を持って支えたいと思った人を損得なしに支えたいと思った。
人は誰にでも使命がある。そのことに気づいてみんなが楽しくいきていける考え方を伝えたい。
人生がつまらなくなったときに読みたい本。 -
Posted by ブクログ
休部に就活を経験し、とにかく自分を変えたいと思っていた自分に刺さったキャッチコピーだったので、思わず手に取り読んでみた。この本から得た学びは、日々を楽しむことは考えてばかりでは始まらないということである。他の誰でもない誰かになる、誰も成し遂げたことのない何かをやるということは一見壮大で自分には出来ないと考えてしまう。でもこれができれば人生楽しくなる。だから大きなことを成し遂げるためにどうすればいいかを必死に考えてばかりで動けずにいる。私はその日々の繰り返しだった。だけど、そんな大きなことを成し遂げる必要はないのだ。どんなに誰かに近づこうと思ったって完全にその誰かになることは出来ない。その違いこそが個性なのだ。私は憧れから起こる行動が個性を生み出すという新しい考え方に感銘を受けたと同時に自信が持てた。なぜなら私は憧れて行動する癖があるからだ。これからも誰かに近づきたくて行動する姿勢を通して成長し、新しい景色をたくさん自分に見せてあげたい。
-
Posted by ブクログ
ネタバレなぜ人は勉強するのか?
そのヒントが数多く盛り込まれていた。
勉強は自分ではなく、自分以外の誰かを幸せにするため。それが回り回って自分も幸せにする。
人生の意味は自分でつくっていくもの。
意思と覚悟があれば、できないことはない。
教育に携わるものとして読んでよかった。勉強に意味を見出せない子ども。きっとそれは、強制だったり、ペナルティだったりにあるんだろう。
だからと言って、何もやらせないでおくのも違う。やりたいと思うことのパワーはすごい。それはわかる。そして、やり始めても初めは辛いことが多い。その入り口のつまらなさとか辛さを乗り越えられるように何かできることはないかな?
自分にできるのは、勉強の面白さを伝えること。楽しませるということだけでなく、本質に触れた面白さを伝えていきたい。そんな大人になりたい。
高校生のわかと手紙やから多くのことを学んだ。 -
Posted by ブクログ
あらすじ
事業で大きな挫折を味わい、失意のどん底で公園のベンチに座り込んでいた青年アレックス。自暴自棄になっていた彼の前に、不思議な少年サイードが現れる。サイードはかつて自らも絶望を経験し、旅の途中で出会った九人の「賢者」たちから人生の真理を受け取ったのだと語り、その教えが記された「賢者の書」をアレックスへ手渡す。「行動」「可能性」「感謝」など、異なる境遇を生きる賢者たちから授けられた珠玉の言葉の数々。少年の語りを通じて他者の生き様に耳を傾ける中で、アレックスは己の視野の狭さに気づき、自らの人生を切り拓く真の賢者への道を一歩ずつ歩み出していく。
所感・深掘り
物語形式で人生の本質を優しく説き明かしながら、「人は誰からも学ぶことができる」「幸福とは他者に与えるものである」という生き方の根本を温かく思い出させてくれる、魂の再生の書だった。
特に深く胸に刻まれたのは、「出会うすべての人、起きるすべての出来事から学ぶ姿勢を持つ」という謙虚さの大切さだ。人は歳を重ねたり実績を積んだりすると、無意識のうちに相手を品定めし、慢心やプライドから素直に耳を傾ける姿勢を失いがちになる。しかし、作中の賢者たちが示すように、老若男女や立場の違いに関わらず、目の前の他者は誰もが自らの成長の糧となる気づきを宿している。誰に対しても先入観を排し、学ぶべき点を見出そうとする至誠の構えこそが、人間としての器を広げ続けるのだと痛感した。
また、「誰かに幸せにしてもらうのではなく、人を幸せにしてあげることこそが自らの充足をもたらす」という利他の哲学にも深く共鳴した。 -
Posted by ブクログ
喜多川泰さんの『運転者』を読みました。人生の壁にぶつかった主人公の前に現れる、不思議なタクシーの物語。読み終えて、新しい視点が自分の中に広がりました。
特に面白かったのが「運はポイントカードのように貯めるもの」という考え方。誰かのために行動すると運が貯まり、自分が「上機嫌」のときにその運を一番キャッチしやすくなるのだそう。私もいつも機嫌よく、魅力的な大人でありたいなと感じました。
また、「どんな出来事も、人生に必要な経験にしていくことこそが生きるということ」という言葉が心に響きました。良いことも悪いことも、いつか「必要な経験だった」と思えるように歩んでいきたいです。
そして一番新鮮だったのが、本当の「プラス思考」の定義です。ここで言うプラス思考とは、単なるポジティブ思考のことではありません。「自分の運の良さは、これまでの先人たちが残してくれたもの。だから今度は、自分が未来の誰かのために運を貯めてバトンを繋いでいく」という、究極の「利他」の生き方のことでした。自分のためだけに運を使い切るのではなく、未来のために貯めていく生き方。この新しい視点には、ハッとさせられました。
一生懸命な人の姿を見て感動したり、勇気をもらったりするように、世の中は誰かのひたむきな努力のエネルギーで回っているんだな。ってそのことに気づけただけでも、世界が少し優しく見えてきます。
この本は、具体的な解決策が書かれているわけではありません。だけど、この考え方を心のお守りにして、「明日からまた一歩ずつ頑張ろう」と静かに背中を押してくれる、素敵な本でした。