フィリップ・K・ディックのレビュー一覧

  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    ネタバレ

    年代的に古典的なSFだと思うけど読みやすくてサラサラと読めたわりには、ところどころ理解できないところがあった。
    蜘蛛のくだりでやっぱりアンドロイドは人間とは違うのかなーと思った。人間でもああいうことするヤツはいるけどさ。あと山羊が気の毒すぎてついでにレイチェルも倒してほしいなーなんて思ってしまった。

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    2026年07月07日
  • フロリクス8から来た友人

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    ネタバレ

    飽きずに読めた!さすがSFの大家の作品は、50年前でも面白い。
    舞台設定が面白いなと思う。脳に特別な器官を持ち卓越した思考能力を持つ「新人」と、テレパスなどの超能力が使える「異人」がいる世界、までは結構思いつきそうだけど、その新人と異人が交代で統治する世界で「旧人」のプロヴォーニが宇宙の旅に出て、それを待っている状態、からスタートするのがすごい。
    設定はファンタジーなのに、「旧人」の価値観がリアルなのも良かった。結局朝ごはんをおいしく食べれればよくて、別に誰が統治してようとかまわない人が大多数なんだよな。これは今の一般人の政治的スタンスにも言える話。もちろんその無関心が政治の暴走、今で言えば資

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    2026年06月28日
  • アジャストメント ディック短篇傑作選

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    どこまでが現実でどこからが虚構なのか、世界が揺らぐような短編集。

    犬や豚、虫などの生物が出てくる作品が多く、彼らに対しては救いのある描き方になっているところが好き。
    『トータル・リコール』よりもオチが少しわかりにくく感じた。

    ◎面白かった作品
    【アジャストメント】
    さすがに犬には荷が重すぎる任務。

    【ルーグ】
    うちの猫たちも、何もない壁や天井を2匹シンクロしてじっと見つめている時がある。
    あれももしや……。

    【ウーブ身重く横たわる】
    人間と哲学的な会話を交わす、豚のようなウーブが可愛い。
    バチッとした決まったオチが見事。
    この短篇の中で1番好きな作品。

    【おお! ブローベルとなりて】

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    2026年06月28日
  • トータル・リコール

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    ディックの短編はお薦めです。どれも面白かったが、特に異星人侵略ものの「吊るされたよそ者」が一番お気に入り。

    ・トータル・リコール
    ・出口はどこかへの入口
    ・地球防衛軍
    ・訪問者
    ・世界をわが手に
    ・ミスター・スペースシップ
    ・非O
    ・フード・メーカー
    ・吊されたよそ者
    ・マイノリティ・リポート

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    2026年06月25日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    映画『ブレードランナー』の原作。

    映画の『ブレードランナー』は見た事ないんですよねぇ。VODでも、無料のサブスク作品ではなくて、連焚く作品にしかなっていない。みて見たいなぁ。

    とはいえ、原作も面白いです。最初、“タイトルが、アレだなぁ”と思ったんですが、最初の数ページを読むうちに、あっという間に中身に引き込まれました。

    この原作、出版された当初はそれほどの人気では無かったとか。それが、映画化されると、その面白さに人々が気付き、原作本の方も人気が出たそうです。

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    2026年06月21日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    ずっと読みたいなと思ってたのに、特に読まずにここまで来た作品。……と思ってたらブレードランナーってこれが原作だったの笑 電気羊とかブレードランナー出てきてたっけ……?
    ブレードランナーはもう少しバトルアクション、サイバーパンクな感じがしたけど、バトルのあたりは結構どれもすんなり終わったな……
    もう50年も前の作品なのはびっくり。今でも、今だからこそ通用する名作でした。

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    2026年06月19日
  • 銀河の壺なおし〔新訳版〕

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    相変わらず、ぶっとんだ小説だった。
    ヴァリス3部作を読んだ後だったので、割とまともなストーリーに感じてしまった。でも面白かった。

    主人公の壺直しが、地球では仕事がなくなって、他惑星からの高額な依頼が・・・。
    そこから、ウルトラマンのような怪獣対決が海底大都市にお展開するお話し、珍しくハッピーエンド(?)だったのも以外。

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    2026年06月08日
  • ユービック

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    結構難解です。そもそも主人公自体が自分のいる逆行世界のことをよくわかっていないので、謎も多く、読者も混乱する前提だと思います。
    深く考えずに、流れにまかせて読めば途中でトリックが分かってなるほど!となる面白い小説です。

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    2026年06月07日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    他の人の感想にもあったが、純文学のような作品だった。ただエンタメ性を追求するだけの作品ではなかった、ということだ。
    いわゆる"ディストピア"小説。
    アンドロイドを殺して賞金を稼ぐ賞金稼ぎのリック・デッカードが主人公となり展開されていく。
    アンドロイドを殺すことの意味は?人との違いは何か?など、何かメッセージがありそうな作品だった。もっと読解力をつけて、デック氏の伝えたいメッセージを読み取れるようになりたいものだ。

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    2026年06月07日
  • 高い城の男

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    第2次世界大戦で枢軸国軍が勝利した世界線の話。
    ドイツ人、日本人、アメリカ人、ユダヤ人それぞれの葛藤。
    作中で、連合国軍が勝利した世界線の本が出てくるのが面白い。
    田上氏のような「ごく平凡な人物が、ある瞬間に非常な勇気で」行動をするところは興奮させられる。ジョジョに通じるというか。

    「どこか別の世界では、たぶん様子がちがっているだろう。もっとましだろう。善と悪の選択の道がはっきりしているはずだ。こんな曖昧な灰色の混合物ではないはずだ。」(397頁)

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    2026年06月06日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    もやっとした終わり方に感じましたが、それが普通のエンタメとしての面白さとは違い、純文学性があって好きでした。
    普通のSFのように表面的な人間vsアンドロイドの話しではなく、情感や共感性など主に内面を追求したストーリーでした。
    50年前に読むとSFかもしれないけれど、今これはもう現実に近い話しです。
    共感ボックスは今で言うSNS的なもので、誰かと誰かが繋がることができるようなもの。
    chat GPTはこの話に出てくるアンドロイドのような存在。感情のないものに対して愛情を感じたり悩みを打ち明けたりとただの娯楽や仕事のツールとしてではなく、身近な存在として重宝されている。
    便利になるにつれて孤独にな

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    2026年06月06日
  • トータル・リコール

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    ネタバレ

    全体的に理解しやすいのに十分な厚みのある話ばかりで超面白かった!!

    「トータル・リコール」
    願望が経験に基づくという無意識と意識の連続性が上手く描かれていて面白かった。私の願望も実は実体験から来ているのかも……?

    「出口はどこかへの入口」
    自分は日常生活の中でいくつの物、人、仕組みに"服従"しているのだろうか。
    最後のシーンは結局服従してしまう主人公を描いているのか…?

    「地球防衛軍」
    論理的、合理的に考えれば戦争をする意味などなく人間の感情を納得させるためだけに行なっている、といのに納得の嵐。これを自分たちで気付くのではなく人間が作り出したロボットに教えられるという

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    2026年05月19日
  • ユービック

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    ネタバレ

    ディックは、アンドロイド〜も、高い城の男も、いまいちハマりきらず半ば敬遠しているところもあるので、リハビリ?にこちらを。そうしたらディックって意外と面白いじゃん?と思えたので笑、もう少し他の本を手に取ってみよう&再読もしてみようかな〜

    本の裏側に書かれているあらすじまでなかなか辿りつかないせいで、読み落としたかと思っていたけど、単純に登場が後ろすぎた、、笑
    気になる点はいろいろあるのだけど(そこは回収されないんですかー!?みたいな)、それを横に置いてエンタメとして集中させてくれるには十分面白かった。
    意識があると思っていたのが、実は自分たちが半分死んでいる側だった、とか。今この文章を書いてい

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    2026年05月15日
  • トータル・リコール

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    ネタバレ

    短編集で読みやすく、わくわく展開でおもしろかった
    発想力が本当にすばらしいなと

    トータルリコールと地球防衛軍と吊るされたよそ者と世界を我が手にのラストが好き
    マイノリティーリポートは映画版と少し違うみたいなので映画も見たい

    火星に行きたいと願う男性の本当の記憶(トータルリコール)
    人間は地下で生活し、戦争はロボットに任せる世界、人間が戦争をやめるには(地球防衛軍)
    放射能で汚染された地球で人間が地下から出てきて仲間を探す、人間は地球の訪問者となる(訪問者)
    謎の宇宙昆虫に少しずつ地球が侵略されていると気づいた男の話、吊るされた理由が衝撃(吊るされたよそ者)
    頭の中がのぞかれるようになった世

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    2026年05月11日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    ネタバレ

    序盤から物語の設定が面白くて好きでした!

    説明が一切ない→伏線回収
    を繰り返しながら進んでいく構造で、それがわかるまで読み始めは集中しにくく、まとまった時間のある時だけ読んでいました。(短い時間で小刻みに読むと、わけわからなくなった笑)

    これどういう意味?ってなりながらも留めておくと後から「え!そういう?」ってなる伏線回収が面白い。

    アンドロイドが害もなく人間として生きてるのに殺さなくてはならないという葛藤、アンドロイドと人間の違いとは。
    アンドロイドのような人間と、人間のようなアンドロイド。

    レイチェルが山羊を殺したのは結構衝撃的だったかな。私は嫉妬だと解釈しました。

    マーサー教。

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    2026年05月17日
  • 銀河の壺なおし〔新訳版〕

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    ネタバレ

    再読はしないけど、良い本だった。
    ディックらしいというか、、、神話やSFや仕事やいろんなものがごちゃ混ぜになっている一冊。

    頭が良く気が強い妻と別れて、惹かれたマリと別れることになっても妙にあっさりしていて、彼女の故郷(星)に行けばワンチャンまた魅力的な女性と出会えるかもと思ったり、失業してるのに主人公は情けなくて俗っぽい。
    マリは主人公のこと、全然好きじゃないんだろうなと思う。主人公も、マリのことは外見しか好きじゃないんだと思う。薄っぺらくて惨めだけど、リアル。

    最後、多足なんとか生物の形をした地球外知的生命体と対話するシーンは
    去年を待ちながらのラストを想起した。
    群像劇的な要素もあり

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    2026年04月26日
  • 偶然世界

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    最後の方、スピード感あってガンガン読めて面白い。序盤はSF用語の怒涛のラッシュで世界観に入り込むまで結構きつい。

    主題とかあんま分からないけど、物語として楽しく読めるSFな気がする。

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    2026年04月15日
  • ユービック

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    さすが、PKD総選挙第一位の作品。これはおもしろかった。
    生きているのは誰なのか。
    モノが古い時代のものへ退行していく理由は。
    そして「ユービック」となんなのか、間違いなくフィリップKディック一番面白い作品ではと思う。

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    2026年04月10日
  • ユービック

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    「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」しか読んだことがなかったフィリップ・K・ディック。
    個人的にはユービックの方が好みでした。面白かった!

    異能力バトルものなのか……?と思いきやどんどん話の展開が変わっていき、なんならどんどん不穏になっていき、はまってほしくないパズルのピースがはまっていくような体験。
    所々に差し込まれる「ユービック」の広告宣伝文がまたいい具合に不気味で、いったいどういうことなんだ、で最後まで読み切れる作品でした。

    強いて言うならもっとハッピーな結末だと嬉しかったけど、この先を想像させる終わり方で素敵でした。

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    2026年03月29日
  • アジャストメント ディック短篇傑作選

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    久々に読んだ短編。ディックは短編がおもしろいと思います。

    ・「アジャストメント」
    ・「ルーグ」
    ・「ウーブ身重く横たわる」
    ・「にせもの」
    ・「くずれてしまえ」
    ・「消耗員」
    ・「おお! ブローベルとなりて」
    ・「ぶざまなオルフェウス」
    ・「父祖の信仰」
    ・「電気蟻」
    ・「凍った旅」
    ・「さよなら、ヴィンセント」
    ・「人間とアンドロイドと機械」

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    2026年03月22日