フィリップ・K・ディックのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ飽きずに読めた!さすがSFの大家の作品は、50年前でも面白い。
舞台設定が面白いなと思う。脳に特別な器官を持ち卓越した思考能力を持つ「新人」と、テレパスなどの超能力が使える「異人」がいる世界、までは結構思いつきそうだけど、その新人と異人が交代で統治する世界で「旧人」のプロヴォーニが宇宙の旅に出て、それを待っている状態、からスタートするのがすごい。
設定はファンタジーなのに、「旧人」の価値観がリアルなのも良かった。結局朝ごはんをおいしく食べれればよくて、別に誰が統治してようとかまわない人が大多数なんだよな。これは今の一般人の政治的スタンスにも言える話。もちろんその無関心が政治の暴走、今で言えば資 -
Posted by ブクログ
どこまでが現実でどこからが虚構なのか、世界が揺らぐような短編集。
犬や豚、虫などの生物が出てくる作品が多く、彼らに対しては救いのある描き方になっているところが好き。
『トータル・リコール』よりもオチが少しわかりにくく感じた。
◎面白かった作品
【アジャストメント】
さすがに犬には荷が重すぎる任務。
【ルーグ】
うちの猫たちも、何もない壁や天井を2匹シンクロしてじっと見つめている時がある。
あれももしや……。
【ウーブ身重く横たわる】
人間と哲学的な会話を交わす、豚のようなウーブが可愛い。
バチッとした決まったオチが見事。
この短篇の中で1番好きな作品。
【おお! ブローベルとなりて】 -
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Posted by ブクログ
もやっとした終わり方に感じましたが、それが普通のエンタメとしての面白さとは違い、純文学性があって好きでした。
普通のSFのように表面的な人間vsアンドロイドの話しではなく、情感や共感性など主に内面を追求したストーリーでした。
50年前に読むとSFかもしれないけれど、今これはもう現実に近い話しです。
共感ボックスは今で言うSNS的なもので、誰かと誰かが繋がることができるようなもの。
chat GPTはこの話に出てくるアンドロイドのような存在。感情のないものに対して愛情を感じたり悩みを打ち明けたりとただの娯楽や仕事のツールとしてではなく、身近な存在として重宝されている。
便利になるにつれて孤独にな -
Posted by ブクログ
ネタバレ全体的に理解しやすいのに十分な厚みのある話ばかりで超面白かった!!
「トータル・リコール」
願望が経験に基づくという無意識と意識の連続性が上手く描かれていて面白かった。私の願望も実は実体験から来ているのかも……?
「出口はどこかへの入口」
自分は日常生活の中でいくつの物、人、仕組みに"服従"しているのだろうか。
最後のシーンは結局服従してしまう主人公を描いているのか…?
「地球防衛軍」
論理的、合理的に考えれば戦争をする意味などなく人間の感情を納得させるためだけに行なっている、といのに納得の嵐。これを自分たちで気付くのではなく人間が作り出したロボットに教えられるという -
Posted by ブクログ
ネタバレディックは、アンドロイド〜も、高い城の男も、いまいちハマりきらず半ば敬遠しているところもあるので、リハビリ?にこちらを。そうしたらディックって意外と面白いじゃん?と思えたので笑、もう少し他の本を手に取ってみよう&再読もしてみようかな〜
本の裏側に書かれているあらすじまでなかなか辿りつかないせいで、読み落としたかと思っていたけど、単純に登場が後ろすぎた、、笑
気になる点はいろいろあるのだけど(そこは回収されないんですかー!?みたいな)、それを横に置いてエンタメとして集中させてくれるには十分面白かった。
意識があると思っていたのが、実は自分たちが半分死んでいる側だった、とか。今この文章を書いてい -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編集で読みやすく、わくわく展開でおもしろかった
発想力が本当にすばらしいなと
トータルリコールと地球防衛軍と吊るされたよそ者と世界を我が手にのラストが好き
マイノリティーリポートは映画版と少し違うみたいなので映画も見たい
火星に行きたいと願う男性の本当の記憶(トータルリコール)
人間は地下で生活し、戦争はロボットに任せる世界、人間が戦争をやめるには(地球防衛軍)
放射能で汚染された地球で人間が地下から出てきて仲間を探す、人間は地球の訪問者となる(訪問者)
謎の宇宙昆虫に少しずつ地球が侵略されていると気づいた男の話、吊るされた理由が衝撃(吊るされたよそ者)
頭の中がのぞかれるようになった世 -
Posted by ブクログ
ネタバレ序盤から物語の設定が面白くて好きでした!
説明が一切ない→伏線回収
を繰り返しながら進んでいく構造で、それがわかるまで読み始めは集中しにくく、まとまった時間のある時だけ読んでいました。(短い時間で小刻みに読むと、わけわからなくなった笑)
これどういう意味?ってなりながらも留めておくと後から「え!そういう?」ってなる伏線回収が面白い。
アンドロイドが害もなく人間として生きてるのに殺さなくてはならないという葛藤、アンドロイドと人間の違いとは。
アンドロイドのような人間と、人間のようなアンドロイド。
レイチェルが山羊を殺したのは結構衝撃的だったかな。私は嫉妬だと解釈しました。
マーサー教。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ再読はしないけど、良い本だった。
ディックらしいというか、、、神話やSFや仕事やいろんなものがごちゃ混ぜになっている一冊。
頭が良く気が強い妻と別れて、惹かれたマリと別れることになっても妙にあっさりしていて、彼女の故郷(星)に行けばワンチャンまた魅力的な女性と出会えるかもと思ったり、失業してるのに主人公は情けなくて俗っぽい。
マリは主人公のこと、全然好きじゃないんだろうなと思う。主人公も、マリのことは外見しか好きじゃないんだと思う。薄っぺらくて惨めだけど、リアル。
最後、多足なんとか生物の形をした地球外知的生命体と対話するシーンは
去年を待ちながらのラストを想起した。
群像劇的な要素もあり -