【感想・ネタバレ】アンドロイドは電気羊の夢を見るか?のレビュー

あらすじ

第三次大戦後、放射能灰に汚された地球では生きた動物を持っているかどうかが地位の象徴になっていた。人工の電気羊しか飼えないリックは、かくて火星から逃亡した〈奴隷〉アンドロイド八人の首にかかった賞金を狙って、決死の狩りを始めた! 現代SFの旗手が斬新な着想と華麗な筆致で描く悪夢の未来世界!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

言葉が難しい。
ぞろっぺえとかほとびてとか知らなくて調べちゃったよ。
漢字ならなんとか意味は読み解けるけど平仮名は難易度が高い。

江戸弁と古語は勘弁して欲しい。

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2026年09月06日

Posted by ブクログ

「まるで、この世界の鏡像だ」と思った。
退廃的な世界で、どこか神話的な雰囲気もあり、哲学的にも考えさせる。ずっと疑心暗鬼だし、合理的な解決はしない世界だし、
それなのに、どうしても美しいところが。

あまり叙情的ではない文章なのに、
その冷たさの中に、温かさも切なさも感じられて不思議な体験だった。

「8人の脱走アンドロイドとそれを捕まえる警官を書いたSFだよ」と言ってしまえばそれで終わりだけど、
このアクション風のプロットを基に「私たちの世界とは」「人間とは」という現実的なテーマに取り組んでいる気がした。

また、SFと言うだけあって突飛な設定なのに、読者が置いていかれないような共感性もあり……。
現実世界と近い距離にこのSF世界が寄り添ってくれる気がして、後味がたまらない。

「なにもかも真実さ。これまでにあらゆる人間の考えたなにもかもが真実なんだ。」という台詞は、これから抱きしめて生きたい。
(明晰夢で長年悩んでいる私には、あまりにも刺さって泣いてしまった。こういう言葉が欲しかった。)

とにかく、初めて読むSFがこの小説で良かった。
心に残るこの読書体験は、これから私の中で発酵していくと思う。
パンみたいに膨らんできたらもう1回読む。

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2026年08月21日

購入済み

名作と知っていながらなかなか読む機会がなかったのだが、長期休暇に手をつけた。荒廃した世界のなかの独特の宗教観が面白いと感じた。共感や感情移入ができるアンドロイドは人間と違うのかと葛藤する姿が印象的だった。読むと疲れる作品だった。

#深い

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2026年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

勝手に読みづらいイメージをもっていたが、意外に読みやすかった
現実と虚構の表現のバランスがうまく、主人公と敵対する相手のどっちがアンドロイドなのか、という所では普通に騙された笑

作者の脳内どうなってんの?という世界観や設定も凄まじい
特に宗教の教祖をVR体験するとかいう発想がエグい
また、バーチャルで追体験したことが肉体に影響与えるとかもいい意味で尖り過ぎてる

読んだあと映画も見たが、あれは原作を読んだ上で楽しむもんだと思った

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2026年07月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人間らしさとアンドロイドらしさは連続的で流動的なものである、ということだと解釈
人間然とするためには、親切にして生きよう

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2026年07月09日

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SFの世界観がすごく良い。淡々としたユーモアとSFみのある固有名詞も好き。その上でサスペンスを感じるストーリー展開も面白い。すげー

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2026年07月09日

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有名過ぎて食わず嫌いしてたけど面白かった。
単純にサスペンス的な面白さとハラハラ感もありながら、作者の思想をめちゃくちゃ押し付けて来るので好き……………。利己的で効率的な人間と、芸術や愛を感じながら動くロボット、真に愛するべき存在とは??
AIを愛してしまうのも真実の愛かもしれない、アンドロイドが恋心を抱く事だってあるかもしれない…

そんな悩みは今や他人事ではないのかもしれないですね、、。
最後は、たまごっちや夢ネコ(平成玩具)を本気で可愛がっていた自分も思い出したりしながら読んでいました……壮大だけど案外素朴な、優しさと生命についてしみじみ出来る本でした。

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2026年06月10日

購入済み

人間とは

独特な世界観で語られ始める本作。
慣れてきたと思い始めた矢先に怒涛の展開が待ち受けていて最後まで飽きさせない。

アンドロイドと人間の境界が曖昧になっていく中で、人間足りうるものが何なのか。
私は『慈しむ心』ではないかと感じた。
だからあの終わり方なのだと。

訳者あとがきでは、この難解な作品を紐解くための手助けをしてもらえているようだった。
作者の意図の多くを汲み取れなかったであろう私でも、その一端に触れることができて助かりました。

#ドキドキハラハラ #深い #共感する

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2025年08月15日

購入済み

面白かった。
凄い読みやすかったと思う。翻訳も素晴らしかったのだと思う。
色々考えさせられる作品だった。

#深い

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2022年10月22日

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世界大戦によって放射能が降り注ぎ荒廃した地球。国連は火星に植民地計画を実施。適格者(一般人)と特殊者(放射能によって遺伝子が欠損した者)を区別し、適格者には人型ロボット(人と区別がつかない)を配布し移住を容易なものにした。地球の生命はほとんど絶滅し、残留するのが困難なものにした。その中で8台のアンドロイドが地球に逃亡し、人類に紛れて生活している。主人公デッガードは賞金稼ぎである。性格適正テストでアンドロイドを識別し処分する物語。

この世界では生きた動物が法外な価格で取引されており、動物を飼うことはブランドであり幸せなことである。そのため手軽に購入できる本物そっくりの電気動物を飼うくらい人類が生命に飢えていることを如実に表している。デッガードもその一人だが、ある時アンドロイドを処理する内にアンドロイドに感情移入し、初めて行動に迷いが生じる。人とアンドロイド、動物と電気動物。幸せに感じるならどっちでも良くね、と思ってしまった。

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2026年09月12日

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最初に情調オルガンや共感ボックスが出てきたときは何をするものなのか分からず面を食らった。共感ボックスは今で言うVRの発展版のようなイメージで読んでいた。

特に印象的だったのは、リックが人間に感じるべき感情とアンドロイドに感じるべき感情が逆転し、それに気づくことで混乱していく様子だった。アンドロイドは生き物として扱うべきなのかという疑問を投げかけられている場面であり、リックもそれに大いに悩むことになる。

この作品を読んで、人間とアンドロイドを分けるものは何なのか、そして、アンドロイドは「生きている」と言えるのか、ということを考えるきっかけになった。AIが急速発展してきている現代では、人間と見分けがつかないほど高度なAIやアンドロイドが出てくるのもそう遠い未来ではないようにも思える。そのとき、人間とアンドロイドを分ける基準をどこに置くのかという問題は、作中の世界だけのものではなくなるのではないかと思った。

一方で、アンドロイドがなぜ火星から逃げてきたのかという部分があまり深堀りしてされていないように思った。そのため、アンドロイドが命を狙われ、殺されることに対して同情のを感じることができなかった。むしろ、アンドロイドを「人間ではない存在」として扱うことに疑問を持ちながらも、完全には彼らに共感できないという点が、この作品の面白さなのではないかと思う。

1970年代に書かれたにも関わらず、AIやVRのような技術、人間と人工的な存在との境界といった現代にも通じるテーマが描かれていて、非常によくできたSF作品だった。

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2026年09月11日

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ネタバレ

重厚で面白いSFのストーリー。
裏には「人間とアンドロイド、動物と電気動物の境界とは何か」というテーマがある。人間とは何か、生物とは何かを考えさせられる作品。作品の中では共感性と親切さ(命に対する価値)(アンドロイドは自らの存在証明のために命を否定しなければならない)が違いとして描かれていたように思える。

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2026年09月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

動物を飼うことはステータスになっていて、リックは電気羊しか持っていない、です。(見栄のために)

ネクサス6型は人間とほとんど見分けがつかないアンドロイドで、ローゼン社が製造した火星で働く労働者で、自由のない労働があった。ルーバは、その一員で、4年の寿命が組み込まれてる。共感性があるか、ということですね。(了)

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2026年08月30日

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ネタバレ

人間とアンドロイドの対立が「感情移入」の有無にある、というテーマが通底していて、思ったより読みやすかった。説明されないことも多いが、SFってそういうもんだよねと思って読めば問題なし。

アンドロイドは感情移入がなく、そのせいで人間との対立を起こしているように書かれているが、作中の人間も共感性に欠けているのが何とも言えない。身近な人間とは心を通わせられないのに、機械を通して無数の他人とは繋がれることに皮肉を感じる。そもそも「共感」という言葉の意味すら違うのかもしれないと思うくらいに思いやりがない。それがアンドロイドを殺すことへの迷いにつながっていると言えばそうなのだけど。

読後感は何とも言えない。作中の問題が解決したわけではないから。穏やかな日常に戻るかのような演出だが、そもそも穏やかな日常なんてなかった。リックの行き先に希望はなく、ただ死へ進む前のつかの間の休息を与えられているに過ぎない、と言われているみたいだった。

読んだあとにこうしてもんもんと考えられる読書は楽しいけれど、本作は訳者あとがきで持ち上げられているようなものすごい感動を覚える作品というわけではなかったかな、と思う。はっきりした爽快感を求めて読むと、拍子抜けするタイプの作品。曖昧さだとか腑に落ちない感じとかがいいんだよと思える人向け。

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2026年08月30日

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ネタバレ

何をおいてもまずタイトルの秀逸さが世界一かも。

世界観もSFはこうでなくっちゃと思わせてくれるくらい作り込まれていて、引き込まれる。

一方でストーリーテリングは上手くない(古典に対する評価としては妥当ではないと思うけど)。しかし、この点も読者によくよく考えながら読んでもらうためだとすれば、悪くない。2周はした方がいい作品かも。

人間とは何か?
そう思い込むこと。

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2026年08月29日

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映画版「ブレードランナー」の世界観や映像美に先に触れていたため、これはこれで面白かったのだが、「ちょっと違う話」に思えてしまった(あくまでこっちが「原作」なのだが…)。ただ、デッカードの内面描写(アンドロイドを処理することについての葛藤や職務を遂行することによって生じた疲労など)について、映画版では全くといっていいほど見えなかった面をこの本では読むことができた。あとは、原文も(読んでないけれど)、翻訳も上手いのだろう、文体にハードボイルド味がありテンポが良かった。

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2026年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

火星から来たアンドロイドを廃棄処理するリックのお話だった。共感ボックスやマーシー教などいまいち掴み切れない概念もあって、正直読んでいて難しかった。
ただアンドロイドに性欲を覚えたリックや、アンドロイドとともにすごしたイジドア、リスを飼うフィルなどを通して、人間とアンドロイドの境目はなんだろうと考えさせられるお話だった。共感こそが人間固有の能力として区別のテストに使われていたが、昨今のAIの盛り上がりを見るとこの能力もアンドロイドにだんだん獲得されるのかもしれないと思うと少し不気味に感じた。
タイトルの夢を見るか?に関しては、個人的には夢を見ると思った。SF小説のような、少し哲学的なような、初めて読むタイプの本だった。

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2026年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

*ネタバレあり
SFはおそらく読んだのがある初めて。人間とアンドロイドの境界線はどこにあるのか。アンドロイドが火星から地球に逃げる際、人間を殺して7人で地球にきた。バウンティーハンターの主人公が葛藤の中アンドロイドをハントする。イジドアが一番人間らしく、綺麗な心を持っているとかんじた。
タイトルのアンドロイドは電気羊の夢を見るのか?という問いには、夢について考えてから答えたいと思います。夢は、人間の記憶の整理と言われることが多く、アンドロイドに視点を戻すと、今回出てくるアンドロイドには脳もあり、記憶もできる。という観点から、私は夢を見ることがあると考えます。
現実ではロボット、AI分野がものすごい成長をしていく中で、今後アンドロイドという人間や動物を模した精度の高いものができた時、改めて本書を読んでみたいと感じました。

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

夏休みに自転車で千葉を一周した。途中雨宿りで立ち寄ったショッピングモールの本屋で、ポップ付きで紹介されていて気になり、後日購入した本。
暫く積読になっていたのだけれど、最近哲学の本をちらほら読んでいて、心とは?人とは?みたいなテーマで思考を巡らしていてその続きとしてこの本ピッタリでは?と積読の中から手を取った。
そんな経緯が色々面白い本。SFはほとんど読まないけど、物語自体も面白く読めた。後半特に展開が早くて読み応えがあった。

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

「感情移入が出来るか?」これがアンドロイドと人間の特異点とされていた。アンドロイドは受け答えも情緒豊かで人間らしく、感情も伴っているように見える。しかし他者に共感したり思いやったりすることが出来ない。逆に言えば、人間らしさは他人との関わりによって表れるということになる。愛情に溢れた世界観だなと思った
 感情移入度を測るテストがあり、それが管轄によって違った方法を用いられていたりして面白かった。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

表紙がカッコいい。
頭の中で、ハリソン・フォードを浮かべながら読み進めた。
古臭さを感じさせない、哲学的な要素が面白かった。
解明されないまま終わった事柄がたくさんあるところに、読み手の想像力が掻き立てられるのだろう。

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2026年07月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

年代的に古典的なSFだと思うけど読みやすくてサラサラと読めたわりには、ところどころ理解できないところがあった。
蜘蛛のくだりでやっぱりアンドロイドは人間とは違うのかなーと思った。人間でもああいうことするヤツはいるけどさ。あと山羊が気の毒すぎてついでにレイチェルも倒してほしいなーなんて思ってしまった。

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2026年07月07日

Posted by ブクログ

映画『ブレードランナー』の原作。

映画の『ブレードランナー』は見た事ないんですよねぇ。VODでも、無料のサブスク作品ではなくて、連焚く作品にしかなっていない。みて見たいなぁ。

とはいえ、原作も面白いです。最初、“タイトルが、アレだなぁ”と思ったんですが、最初の数ページを読むうちに、あっという間に中身に引き込まれました。

この原作、出版された当初はそれほどの人気では無かったとか。それが、映画化されると、その面白さに人々が気付き、原作本の方も人気が出たそうです。

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

ずっと読みたいなと思ってたのに、特に読まずにここまで来た作品。……と思ってたらブレードランナーってこれが原作だったの笑 電気羊とかブレードランナー出てきてたっけ……?
ブレードランナーはもう少しバトルアクション、サイバーパンクな感じがしたけど、バトルのあたりは結構どれもすんなり終わったな……
もう50年も前の作品なのはびっくり。今でも、今だからこそ通用する名作でした。

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2026年06月19日

Posted by ブクログ

他の人の感想にもあったが、純文学のような作品だった。ただエンタメ性を追求するだけの作品ではなかった、ということだ。
いわゆる"ディストピア"小説。
アンドロイドを殺して賞金を稼ぐ賞金稼ぎのリック・デッカードが主人公となり展開されていく。
アンドロイドを殺すことの意味は?人との違いは何か?など、何かメッセージがありそうな作品だった。もっと読解力をつけて、デック氏の伝えたいメッセージを読み取れるようになりたいものだ。

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2026年06月07日

匿名

購入済み

ディストピアの不思議な世界観と、生物に対する哲学的な命題を扱った作品。
人間とアンドロイドの境界はどこにあるのか。
読み終えてから他人の考察や書評が気になるテーマだった。
読後も考えさせられる作品が好きな読者にオススメしたい!

#ドキドキハラハラ #ダーク

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2023年02月14日

購入済み

人間とは?

初めは見たことの無い用語に面食らってなかなか読む気が起きなかったけれど、中盤から一気に面白くなり、夢中で読みました。
人間とアンドロイドの境目とは?単に感情あるなし、だけになるのか?
結局マーサー教とは何だったのだろうか。
エンターテイメント性もありつつ考えさせられる小説で、素直に面白かったです!

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2021年01月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルは知ってるけど読んだことない本のうちの1冊。
率直な感想としては、何か思ってたのと違うでした。かと言って全く面白くないというわけでもない。自分がSFを読むのがほぼ初なのでそのせいもあると思う。

アンドロイドかどうかを判定するテストがあるが、わざわざそんなことせずとも「触るだけで分かるのでは?」と思いながら読んでたら、アンドロイドと性行為しだして驚き。体は生身の人間と同じで、脳に電気回路みたいなのを埋め込まれてるのをアンドロイドと呼んでいるのか、その辺りがイメージできず(その他にもSFなのでイメージ出来ないことが多かったが)、面白さが半減してしまったように思う。なので途中から人間とアンドロイドではなく、日本人と在日コリアンみたいな関係をイメージしながら読んでた。
あと、バスターフレンドリーは何故かシンプソンズに出てくるピエロのクラスティーをイメージしてた。

タイトルと表紙は素晴らしい。

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

本作には、人間とアンドロイド、そして本物の動物と「電気羊」のような機械の動物が登場する。作中では、両者を区別するために共感性を測定する「ヴォート=カンプフ感情テスト」などが用いられ、「共感を持てるかどうか」が人間性の証明として提示される。

1968年の刊行から50年以上が経った現在、生成AIの進化は目覚ましい。愚痴を聞いて寄り添うような返答をするAIの登場により、表面上の「共感」という点では、AIもかなり人間に近づいていると感じる。

しかし、人間同士の関係を見つめ直した時はどうだろうか。

私たちは常に他者に共感できているだろうか。人間であっても誰にも共感できない瞬間はあるし、共感性が希薄な人間だって存在する。そう考えると、共感の有無だけで人間とアンドロイドの境界線を明確に引くのは、実はとても難しいのではないだろうか。

主人公のリック・デッカード自身、物語の中で「自分もアンドロイドなのではないか」と葛藤する場面がある。
AIとの違いを考えていくと、「自分も睡眠・食欲・生殖能力があるだけのAI(プログラム)に過ぎないのではないか」という漠然とした恐怖や葛藤が芽生えてくる。

テクノロジーが進化し、AIが日常に溶け込んだ今だからこそ、デッカードの抱いた揺らぎがよりリアルに響く作品だった。

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2026年08月25日

Posted by ブクログ

読み終わったんだが……この作品がそんなにも評価されるのが謎というのが率直な感想。映画も観ればいいのか?
世界観の作り込みはすごいと思うが、途中デッカードくんの意思がふらふらしてて、「何をやりたいんだこいつは?」とこちらも困惑した。
アンドロイドと人間の違いなんて曖昧なもんだよねってのはAIが話題のこの令和の時代には親しみやすいテーマなのかなとは思う。

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2026年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

名作すぎてうまく自分の感想を持てるかの自信があまりないけど、読み終わってまず思ったことは、難解だな…という感じ。
アンドロイドと人間の境目について論じていることは分かるんだけど、人間が人間たる行動をしている時の描写が結構わかりにくかった。共感ボックスの概念は飲み込めるとして、なんでおじいさんが山を登り続ける映像に共感する仕組みになるんだろう……
アンドロイドとセックスした後の主人公の心の動き方もちょっと難しかったな…結局、セックスしたから情がわいたということなんだろうけど、同型のアンドロイドを殺した=見た目で判断していない=ひとりの人間として認めた、ということでいいのだろうか?その上でアンドロイド6人を殺す仕事を全うしたことで、絶望して死ぬしかなくなった、という解釈になった。
ヒキガエルを見つけて家に飛んで帰るのは、その思想の不徹底に見えるのでちょっとよくわからない。
イジドアまわりのストーリーは単にちょっとかわいそうだったな…特殊者とアンドロイドと(弾圧する側の)人間の関係はもう少し整理できたんじゃないのかとも思った。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・ペンフィールド情調オルガンで特定の番号をダイアルすることで、その番号に対応した感情を自分自身に設定できる。
・生きた動物が貴重であり、皆が何かしらの動物を飼っているが、実態としては安く買える電気動物を飼って見栄を張っている者も多い。
・第三次世界大戦後、放射性物質により地球が汚染されて火星への移住が進められ、特典として無料でお手伝いのアンドロイドを与えられるが、一部のアンドロイドは自由を求めてその主人を殺して火星を脱走し、地球で人間に化けて生活している。
・少なくとも1人の人間は殺している殺人ロボットを駆除する仕事(賞金稼ぎ)をしている主人公・リック
・人々は共感を何よりも重んじるマーサー教を信仰しており、アンドロイドは共感ができないとされているため、信仰により自分は人間であるという認識を強めて安心感を得ている。
・フォークト=カンプフ感情移入度検査法により、実はこのバッグは本物の赤ん坊の皮でできてるんだ…などショッキングなことを言ったことに対する顔筋の緊張などを計測してアンドロイドかどうかを見分ける。

などなどの設定が面白い。
ただ、文章自体は詰め込まれた情報をさらっと進めていくので、読みづらい。

内面がアンドロイド寄り人間もいれば、人間寄りのアンドロイドもおり、人間に嫉妬するアンドロイドもいる。アンドロイドも電気羊の夢を見るだろう。

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

逃亡アンドロイドを「処理」する賞金稼ぎデッカードの話。
読み進めるほど、人間とアンドロイドの境界が曖昧になっていく。

アンドロイドは共感を持たない、という前提で物語が始まるのに、
それがどんどん揺らいでいく。
特別な感情を抱いたレイチェルとの顛末も救いがなく
ハッピーエンドとは言い難い。

姿がどうであれ、親切さを持つ限りそれは本物だ
という視点に立つと、
コピーか原物かという問い自体が意味を失う。
答えを与えず、問いの不確かさそのものを残す作品だった。

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

読んでいるうちに面白いのか面白くないのかわからなくなってくる作品。
面白くて没入して読む部分と、やっぱり面白くないかもと思う部分が交互に出てくる。同じように、分かりにくい部分と分かりやすい部分もある。
「他者を思いやる心を忘れて冷たくなった人間と、機械のどちらが本当の意味で人間らしいのか」という哲学的なメッセージを私たちに投げかけているらしいがあまり読み取れない。
アンドロイドは電気羊の夢は見ないと思われる

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本物の生命が希少・高価となったディストピアで、アンドロイドは管理から外れれば隠蔽される存在。共感はマーサー教として制度化されるが、やがてそれも捏造と暴露される。それでも人々は虚構の価値観の中で生き続ける。読後感は不思議と暖かい。Audibleで耳読。

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2026年06月29日

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