アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

小説・文芸
1,430円 (税込)

7pt

第三次大戦後、放射能灰に汚された地球では生きた動物を持っているかどうかが地位の象徴になっていた。人工の電気羊しか飼えないリックは、かくて火星から逃亡した〈奴隷〉アンドロイド八人の首にかかった賞金を狙って、決死の狩りを始めた! 現代SFの旗手が斬新な着想と華麗な筆致で描く悪夢の未来世界!

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アンドロイドは電気羊の夢を見るか? のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ


    とても深みのある小説。読み終わった後に、読者に問いと好奇心を与えてくれる。人間とアンドロイドを比較することによって、人間としてなくてはならないものは、何か、生命とは何かを浮き彫りにさせてくれる。

    0
    2026年10月08日

    Posted by ブクログ

    【アンドロイドは電気羊の夢を見るか?】

    名作映画「ブレードランナー」の原作だけど、映画より乾いている。

    核戦争により人口が激減し、人間そっくりのアンドロイドを労働力として使うようになった世界の話。

    人間そっくりの思考能力を持つようになったアンドロイドの中には、人間に使われる事が嫌になり脱走するのがいた。そのアンドロイドを捕まえ、殺傷処分するのが主人公の仕事。

    アンドロイドと人間を見分ける基準が「共感能力の有無」。主人公は、人間に紛れて生活してる脱走アンドロイドとおぼしき者を捕まえ、共感能力テストを施し、合格すれば人間だから釈放、不合格ならアンドロイドだから殺傷処分するということを日々実行している。

    しかし、主人公は、共感能力の極めて高いアンドロイド(そのアンドロイドは自分は人間だと思い込んでいる)と出会い、その出会いを通じ、次第に人間とアンドロイドの違いが分からなくなってくる。

    「証明しなければ人間と認められない社会はすでに人間らしさを失っているのでは?感情を脇に置き、殺傷処分を遂行する自分こそ共感能力の無い機械なのではないか?」と自問自答するようになり、次第に「自分はアンドロイドなのではないか?」と自分自身をも疑い始め、日常は壊れていく。

    「人間らしさとは?」という普遍的な問いを投げかけるSF小説の金字塔。

    0
    2026年09月30日

    Posted by ブクログ

    言葉が難しい。
    ぞろっぺえとかほとびてとか知らなくて調べちゃったよ。
    漢字ならなんとか意味は読み解けるけど平仮名は難易度が高い。

    江戸弁と古語は勘弁して欲しい。

    0
    2026年09月06日

    Posted by ブクログ

    「まるで、この世界の鏡像だ」と思った。
    退廃的な世界で、どこか神話的な雰囲気もあり、哲学的にも考えさせる。ずっと疑心暗鬼だし、合理的な解決はしない世界だし、
    それなのに、どうしても美しいところが。

    あまり叙情的ではない文章なのに、
    その冷たさの中に、温かさも切なさも感じられて不思議な体験だった。

    「8人の脱走アンドロイドとそれを捕まえる警官を書いたSFだよ」と言ってしまえばそれで終わりだけど、
    このアクション風のプロットを基に「私たちの世界とは」「人間とは」という現実的なテーマに取り組んでいる気がした。

    また、SFと言うだけあって突飛な設定なのに、読者が置いていかれないような共感性もあり……。
    現実世界と近い距離にこのSF世界が寄り添ってくれる気がして、後味がたまらない。

    「なにもかも真実さ。これまでにあらゆる人間の考えたなにもかもが真実なんだ。」という台詞は、これから抱きしめて生きたい。
    (明晰夢で長年悩んでいる私には、あまりにも刺さって泣いてしまった。こういう言葉が欲しかった。)

    とにかく、初めて読むSFがこの小説で良かった。
    心に残るこの読書体験は、これから私の中で発酵していくと思う。
    パンみたいに膨らんできたらもう1回読む。

    0
    2026年08月21日

    購入済み

    名作と知っていながらなかなか読む機会がなかったのだが、長期休暇に手をつけた。荒廃した世界のなかの独特の宗教観が面白いと感じた。共感や感情移入ができるアンドロイドは人間と違うのかと葛藤する姿が印象的だった。読むと疲れる作品だった。

    #深い

    0
    2026年08月12日

    購入済み

    人間とは

    独特な世界観で語られ始める本作。
    慣れてきたと思い始めた矢先に怒涛の展開が待ち受けていて最後まで飽きさせない。

    アンドロイドと人間の境界が曖昧になっていく中で、人間足りうるものが何なのか。
    私は『慈しむ心』ではないかと感じた。
    だからあの終わり方なのだと。

    訳者あとがきでは、この難解な作品を紐解くための手助けをしてもらえているようだった。
    作者の意図の多くを汲み取れなかったであろう私でも、その一端に触れることができて助かりました。

    #ドキドキハラハラ #深い #共感する

    0
    2025年08月15日

    購入済み

    面白かった。
    凄い読みやすかったと思う。翻訳も素晴らしかったのだと思う。
    色々考えさせられる作品だった。

    #深い

    0
    2022年10月22日

    Posted by ブクログ

     以前からタイトルだけは知っていたが、人に薦められて改めて興味を持ったので読んでみた。結果、世界観に引き込まれ、1日で読み切ってしまった。
     「人間」と「アンドロイド」の境界が、世界の中で曖昧になり、1人の男の中でも曖昧になっていく。この世界では、信じられるものが限られている。これまでの固定概念が崩れた時、人間は、アンドロイドは、そして私は、正気でいられるだろうか。そして、その時に、支えになるのは真実か、愛か、信仰か……?
     そう遠くない未来で、人間とアンドロイドは区別が付かなくなるかもしれない。自分は何者だと胸を張れるだろうか。自分の生き方を誇れるだろうか。
    そんなことを考えさせられた。

    0
    2026年10月04日

    Posted by ブクログ

    何をもって人間っていうのか。
    何をもって動物だというのか。

    ちょっぴり生々しく、気味の悪さを感じた。

    この作品がかなり昔に書かれたことがちょっと信じられないというか、この世界線に現実の世界が入り込んでる部分もありそうとも感じた。


    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    今頃!!こんな!!名著を!!
    感がすごいんですが。
    一回挫折してたんですが、今度はちゃんと読めました。AI時代に読むとほんと面白いと思います。何が人を人たらしめてるのかすごい考えさせられる。

    0
    2026年09月21日

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