ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
第三次大戦後、放射能灰に汚された地球では生きた動物を持っているかどうかが地位の象徴になっていた。人工の電気羊しか飼えないリックは、かくて火星から逃亡した〈奴隷〉アンドロイド八人の首にかかった賞金を狙って、決死の狩りを始めた! 現代SFの旗手が斬新な着想と華麗な筆致で描く悪夢の未来世界!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
SF小説というと、独特の世界観を理解するのに 苦労するんだけど、 これはブレードランナーを映像で見て あらすじが頭に入ってるからなのか すっと本の中身に入っていけた。 想像したよりも読みやすくて、面白い。 GPT 4は寄り添った会話をしてくれたが GPT 5は冷たい、なんていう会話がなされる 生...続きを読む成AIが登場した現代の目線で読むと 共感・感情移入が人間特有のものという主張について 考えさせられる。
面白い。 古いSFですが作者の主題は「人間」そのものです。 人類としての生存と命の存続を描くSFではなく、 アンドロイドを、「精神的に孤立する人」として描き、 同じ種族なのに「共感」がわからないという特徴があります。 排除される理由はそれだけ。 灰が降る惑星となった地球で人類は生き永らえようとす...続きを読むるも、少しずつ種全体が衰えてきます。選択したのは「火星への移住」。多くの人間がそうであるように移住には不安がつきまとう。政府が用意したのは『アンドロイドを一体プレゼント』という破格の条件。大勢の人類が移住を決めた。 物語は、移住が叶わず残された人類が住む地球。「マーサー教」を信仰し生活を続ける。マーサーは岩山を登り続ける老人である。 人々は共感機械を通して、皆がその老人の中に入ることができる。そして老人の中で、人類は感情を共有することができる。 人類は「他人と共感することができる」のである。 そしてアンドロイドは言う。 我々は共感ができないという壁がある。 だから火星では何も与えられない。 だから、地球へ向かう。 どんでん返しではないですが、二転三転する展開に緊張感は最後まで続きます。 自分がアンドロイドなのかと疑う警官は、やがて疲れ果てる。 がそれでも歩みを止められない。
とても面白かったです。 登場人物が人間なのか、アンドロイドなのか、度々ぐらつきます。生き物なのか、そうでないのか。 読んでいて、アンドロイドにも、優しさを期待したくなっていました。けど、その期待は裏切られる一方で、人間にも裏切られることはあるなぁと思って、読んでいて色々とぐらつきます。 本作品...続きを読むは、SF特有の世界を表現するための説明描写は少なく感じました。この作品の面白さは、トリックどうのこうのという話ではなく、人間とアンドロイドの違いは何なのか?物語を通じて常に問われる緊張感というか、不安にあると思います。 人にもアンドロイドにも優しくしちゃうし、ブレブレで、その狭間で苦しんでしまうのが、人間らしく好きですね。それで良いんだと思います。
かなり面白い。不法なアンドロイドを処理する仕事をしている主人公が、処理すべきアンドロイドに惹かれたり、逆に、嫌悪感を抱いた人間をアンドロイドだと疑ってかかったりする様子には、何か考えさせられるものがある。 仮に完璧なアンドロイドが存在したら、人間との違いはなんだろうか?それを見分けることはできるのか...続きを読む?この本を読んで色々思案してみるのも楽しいと思う。
何度も挫折してしまったがついに読み終えたので達成感を感じている。アンドロイドは人とは違ったものだと思っていたが、ほとんど人と変わらない感情移入の差異だけのアンドロイドは果たして人間と何が違うのだろうか。非常に考えさせられる物語だった。
50年くらい前のSF作品にもかかわらず、細部の設定から物語の枠組みまでが古びておらず現代においても問題なく楽しめることが驚愕です。アクションに重点があるかと思いきや、主人公を通して描かれる人間性に対する深い考察や心理描写、生命への愛が読みどころでした。
AIが身近になった今、年を経ることで得られるものが増える名作中の名作。最序盤を越せば驚くほどすらすらと読める。 AIと人との違いは何か?我々人間が手放してはいけないものは何か? 「AIの方が頭がいい」と考える全ての人に贈りたい。
ここまで真摯に「人間性とは何か」を追求した作品は他にあるのかと思うほど引き込まれた。 アンドロイドはただの機械ではなく、むしろ“心を閉ざした人間”の比喩として描かれているようにも感じる。 人間らしさとは、他者への共感や思いやりを持つことなのだと改めて突きつけられた。 AIが広まりつつある今だからこそ...続きを読む、この作品はよりリアルに響いてくる。
めちゃくちゃ面白かった 何が人間たらしめるか、生命を考えること 重苦しい描写がすごく伝わってきてそこにいるみたいだった 何回でも読み直すと思う、教科書みたいに
人間とは
独特な世界観で語られ始める本作。 慣れてきたと思い始めた矢先に怒涛の展開が待ち受けていて最後まで飽きさせない。 アンドロイドと人間の境界が曖昧になっていく中で、人間足りうるものが何なのか。 私は『慈しむ心』ではないかと感じた。 だからあの終わり方なのだと。 訳者あとがきでは、この難解な作品を紐解...続きを読むくための手助けをしてもらえているようだった。 作者の意図の多くを汲み取れなかったであろう私でも、その一端に触れることができて助かりました。
#ドキドキハラハラ #深い #共感する
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
新刊情報をお知らせします。
フィリップ・K・ディック
浅倉久志
フォロー機能について
「ハヤカワ文庫SF」の最新刊一覧へ
「SF・ファンタジー」無料一覧へ
「SF・ファンタジー」ランキングの一覧へ
スキャナーに生きがいはない
アジャストメント ディック短篇傑作選
トータル・リコール
宇宙の眼
逆行の夏──ジョン・ヴァーリイ傑作選
あいどる
いたずらの問題
人間以前 ディック短篇傑作選
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲アンドロイドは電気羊の夢を見るか? ページトップヘ