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Posted by ブクログ
どれも非常に読みごたえがある、文章密度の高いSF短編集だ。中には設定が難解すぎて脳内でイメージするのにひと苦労するものもあり、いくら短編集とはいえ一冊に詰め込みすぎている感もある。なので一気読みはお勧めしない。連作集ではないので、自分にとっては毎日一編ずつ読み進めていくくらいがちょうど良かった。
SFということで物理や数学が関わってくる作品が多いが、これらをストーリーを進めるための単なるツールとしてではなく、「ゼロで割る」あたりが顕著だが、原理や定理にまつわる思想そのものを作品のテーマに昇華させている点が面白かった。
一番印象に残ったのは「地獄とは神の不在なり」。以前本作にインスパイアされた国内作家の作品を読んだことを思い出したが、その時はミステリの中途半端さとキャラクター設定のチープさに辛い評価を付けたのだけど、本作は(短編ということもあるけど)シンプルな設定で問題なく楽しめた。まあ神様を扱っている時点で「そういうお話」ということを前提として受け入れる必要はあるんだけど、もちろんそこにケチをつけるつもりは全く無い。キリスト教の影響が強いアメリカで、神様を災いの元として描くというのは結構勇気のいることだったのでは、といった点も興味深いところ。
Posted by ブクログ
「息吹」が素晴らしすぎて期待値が上がり過ぎたのかもしれません。表題作「あなたの人生の物語」が一番グッとくるものがありました。ただ、「息吹」と比べると設定に既視感がある物語が多かったり、人間の普遍的な悩みに訴えかける素晴らしい余韻が残る物語が限定的だったかなと。
バベロンの塔は結末が「んー。。」という感じ、理解はアルジャーノンに花束の再来感、地獄とは神の不在なりはちょっと主人公が報われなさすぎる。
表題作はエイリアンとの遭遇はよくある設定でしたが、言語の違いから物事や人生の捉え方を再考するとかは深いなあと思いました。プロジェクトヘイルメアリーとは違う哲学的な文体も良かったですね。
テッドチャン第三作短編集いつか出て欲しいです。
Posted by ブクログ
購入から約9年…読めました!
そして、おもしろかったんです!
カテゴリはSF、それに異論はないですが、SFだけではない何かを感じました。
9年前の購入のきっかけは表題作の映画化。
まさか中編作品とは思いませんでした。
そして、原作は、宇宙人とのコンタクトがメインテーマではなかった…表題どおり。読んで良かったです。
気に入ったのは
ゼロで割る
あなたの人生の物語
七十二文字
地獄とは神の不在なり
顔の美醜について――ドキュメンタリー
作品覚え書き
作品覚え書きが役に立ちました。第三者の憶測ではなく、本当の解説になっていて。
ちなみに私はカリーはしないと思います。
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