枡野俊明のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
最近やっとこの境地に辿り着いた、という実感がある。
自分に自信がなく、これができないあれができない、と劣等感の塊であったが、
近頃はなんだか、自分はこういうことができる、こういうことでヒトの役にたてる、
出来ないことを無理にできるようにしなくても、出来ることを活かせばいいのではないか、
と思うようになってきた。
ただこれも、上の娘は社会人でそろそろ独立、下の娘も大学受験生、妻も安定した収入、
と、ようやく家計的に余裕がでてきたからかもしれない。
起業を志しながらそれが出来ず、宮仕えに甘んじている身としては、
会社に雇ってもらわないと家族を養えない、会社に養ってもらうには何でも出来なくては、
-
Posted by ブクログ
禅宗の教えをベースに、考え方のクセや物事の捉え方を見直したり、新たな発見を促してくれる本だなと思いました。物を減らしてシンプルに生きる、ということにも触れてはいますが、対人関係などの捉え方や、自分の心と向き合うといったことに触れているので、広く「生き方」について考えるきっかけになる本だなと思います。
個人的に目新しいと思ったことを以下にメモします。
・「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」:禅宗で「履き物を揃えて下さい」の意。自分が履いてきた履き物を脱ぎ散らかしたり、必要以上に靴が散らかっていることは、その人の心が整っていないことを指す。
・「『の』の心を持つ」こと:「私と仕事」「私と友人」のよう -
Posted by ブクログ
なかなか参考になる本でした。
▼参考になったところ
・他人と比べても自分は何一つ変わらない
・失敗を恐れるときは開き直ってもいい
・この世は思い通りにならないことだらけ
・竹のようにしなやかに
・人に多く求めない
・丹田呼吸
姿勢→呼吸→心を整える
・年相応ではなく自分相応に
・書くことで怒りが鎮まる
・ありがた迷惑には
ありがとうございます、で切り返す
・坐禅の坐は人が2人いる
自分と心の中の自分
・でも、を自分に許さない
でもは動かないことの言い訳
・怒りに怒りで対抗することは相手の土俵に上がること
相手の土俵より遥かに上から相手を見下ろすようにする
・感謝は心の器を広げる
・知足(ちそ -
Posted by ブクログ
990
裏切られたという言葉自体が違和感があるんだよね。そもそも世の中無常だし、人間関係もそうだと思う。だからこそ一期一会というかその時その時の目の前で自分と関わってくれる人を大事にするというのが大事だと思ってる。裏切られたって言葉使う人は自分は人に何かしてもらって当然だみたいな傲慢さ感じる上に、物事とか人間関係を変わらない不変のものだって思ってる感じもダブルで違和感ある。いつどういう形でこの人と別れが来ても後悔がないと思うレベルで大事に人と接しなきゃなと思ってる。
枡野俊明
1953年生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。大学卒業後、大本山總持 -
Posted by ブクログ
696
考えてみると、IT関連の仕事で世界に名をなした人たちは、不思議と禅に興味を持っているという共通項があるような気がします。iPhoneやipad、Macで世界を席巻しているアップル社の創業者の一人であった、故スティーブ・ジョブズが曹洞宗(禅宗)の乙川弘文師に深く師事していたことは、広く知られています。また、マイクロソフト社をつくったビル・ゲイツも、豪邸内に日本庭園をつくっていると聞いていますし、ビジネス用のソフトウエアを開発しているオラクルのCEO、ラリー・エリクソンは、京都の南禅寺の入口にある「何有荘」を買収しています。
また、ドイツの哲学者であるオイゲン・ヘリゲルはその著書『弓と