西原理恵子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
社会科ってこういうのが社会科だよね。
と思う。でも、テストはできない。
作者もいうように、
理科は現象の原因を考える教科だが
社会科は原因を考えないで結果だけを頭につめこんでいくものように思えた。
というのは学生のことです。
しかしね、
これまた作者がいうように、
社会科ってのは人間の生活であり、哲学なのです。
ということに同意するわけです。
これまた作者に同意するわけですが(笑)
社会が面白いと思うのは年を取ってからなんですよね、
生活の背景をみるのが面白いわけです。
これまた作者に同意するわけですが(笑)
西原さんは社会と生身でぶつかっているなとおもうわけです。 -
Posted by ブクログ
絵は上手くないし、文字は手書きで細かくて。
そこいらにある家庭を描いてるだけ。
なのに。なんでこんなに笑って泣けるのか( ;´Д`)
飾らず、思ったことを素直に表現しているからかなぁ。
読む前は必ず構えて読み始める。笑うもんか。泣くもんか。
…いつも白旗振って終わります。
今回も笑いました。泣きました。
人生の切り刻んだ一部を見ただけなのに。
描かれている人の一生はまだまだ続くのに。
とりあえず。
知り得た部分が幸せです、と締めくくりがあるからと安心します。そして、応援しています。
形こそ違えど、同じ時間を生きる人間として、子育てする母親として働く主婦として。読者として。
毎日かあさん、大好 -
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Posted by ブクログ
入院中、活字飢えの私を満たしてくれた一冊。特に西原さんは破天荒そのもにをネタにした生き方をする女性で、あまり好きではなかったけど、人の生き死にに関しての考え方があまりに自分と共通点があるので驚いた。
佐野さんの奇抜さにのうらにあるどっしりとした一貫性は本当にかっこよくてあこがれる。
リリーさんのお父さんと、井上陽水さんのくだりは病室で吹き出した。
三方とも、私の兄の出身大学、武蔵野美大出である。とくにリリーさんは兄と世代がかぶっていることもあり、あの頃の東京を思い出す。
三者とも、人生、というより、生死に関する考えが、私が思っていてもなかなか表現できないような、あれこれいいわけしてしまう