榎田ユウリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ今回の物語も、とても読みやすい内容でした。
受け入れやすく、わかりやすい、それがこのシリーズのいいところですね。
もっと重々しい内容が好きな方にはライトすぎる部分もあると思いますが、テーマになることには、考えさせられることがたくさんあります。
ここからネタバレです。
拐かされた天青が、隷民街で、民の現状を知り、自分ができることとして濾過桶を必死で作ること。
鶏冠が隷民街の子供たちに施しをしていること。
違う立場、違う状況で行っている行動が、とても似ているように感じ、
2巻で、2人が「似ている」と2度言われることがあったけど、今回は行動としてそれが感じられました。
『違う立場』であるか -
Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりに面白い小説に出会った!と1巻でも思ったけど、シリーズの勢いは1巻だけでは評価し切れないと思いながら読んだ2巻。
うん、面白い。
シリーズものは登場人物も多くなるが、2巻目にしてまだ多いというわけではなく、1巻で馴染んだキャラクターたちに、さらに2巻でそれぞれに対する愛情も湧き、全ての登場人物に対しての感情移入をしてしまう。
キャラクターへの読者の愛着の湧き方もそうであるけど、物語の流れ、スピーディーさ、
時に残酷な描写も物語の緩急のために入れてくるあたり、すごくいい。
読みやすくて、焦ったさもなく、それでいて伏線が下手くそということもない、気持ちのいい作品だなあと思います。
そ -
Posted by ブクログ
ネタバレああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁ!!!!!!
…と本当に叫びそうになりました。
ラスト・シーン
最後の景色。
なんだこの感情は。
エモいってやつか。
榎田ユウリ作品はこう、ぎゅううううっと胸を締め付けられるけど不快じゃない
笑顔のはずなのに涙が溢れそうになる
そんな終わりが印象的。
そして耽美なラストが中村明日美子さんのイラストで脳内再生される……
描かれていないところが妄…想像をかきたてる……
ああああああああぁぁぁ!!!!!
これ、本編完結ってところに期待をしていいんですよね!?!?
なにかが始まるんですよね!?
中村明日美子による青目先生のイラストも見たい…絶対 -
Posted by ブクログ
シリーズ9作目。前作で脇坂さんと夷さんが負傷し、緊迫した状況のまま始まった今作。
2人とも命に別状はないものの、重苦しい雰囲気が漂うなか、鵺から伊織にある“ゲーム”が持ち掛けられる。
シリーズ開始から10年余りでついに完結。
兄伊織に執着する青目が、兄の気を引きたいがために事件を引き起こす、という構図が定番となっていたけれど、作を追うごとに、青目の過去を知るごとに、青目をただ悪と思えなくなってきていた。その思いは、鵺の登場によって、ますます顕著になる。
やっぱり最後まで伊織は真っ直ぐで優しくて強い人だった。”家族”である夷さんやマメのことはもちろん、たくさんの人を傷つけ殺してきた青目のこと