榎田ユウリのレビュー一覧

  • 妖奇庵夜話 グッドナイトベイビー

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    妖奇庵夜話シリーズの感想は10巻目の「妖奇庵夜話 千の波 万の波 (角川ホラー文庫)」のレビュー欄に記載

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    2024年05月31日
  • 妖奇庵夜話 千の波 万の波

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    「妖奇庵夜話」シリーズ、全10巻読み終えた。妖怪のDNAを持つ異質な存在としての妖人と人間。マイノリティとマジョリティの社会の話がベースにあり、探偵ものとしておもしろく読めるさすがの構成だった
    1巻ごとにミステリが用意されていて10巻(実質9巻)を通してシリーズを通しての人間ドラマや謎も用意されているので順番は守って読んだほうがいいかもしれない。婚姻制度、ジェンダーなどの要素を入れつつ、ストーリーのなかでは明確なメッセージを打ち出していて魚住くんシリーズでも思ったことだけれど榎田先生は社会の抱える問題を物語に組み込んでいくことがうまい…。文体も読みやすくて気負わずに手に取れるところも好き。疲れ

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    2024年05月31日
  • この春、とうに死んでるあなたを探して

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    最初はうーんって感じで読み進めてたらだんだん面白くて、あの時の伏線がここに!!ってなってきて、流れもよく、遅すぎず、早過ぎずで、面白かったです。

    大した伏線ではないけど、小さな伏線がたくさん散りばめられていて、見つけるのが楽しいです。

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    2024年05月29日
  • 猫とメガネ2 ボーイミーツガールがややこしい

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    久しぶりのレビューは大好きな榎田ユウリ!
    そして待ってましたの第二弾‹‹\(´ω` )/››

    ゆるふわ男子の企業相談に始まり、秘密ありありの美少女&オカメインコ、イケメン神鳴の悩み…

    榎田ユウリのセリフのテンポ、間や掛け合い、脳内再生される一人称は立板に水のごとくで、とにかく読んでいて気持ちいい!!
    もう私のドストライクの作家さん:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.

    一見軽そうに見せて内容は深くてそれも良い。
    そしてこの表紙です!!
    中村明日美子先生の美しいアラフォー男子2人…
    眼福のメガネ男子ポッ(*゚.゚)(゚.゚*)ポッ


    人としてどうなの?ってリッちゃんだったけど蔦屋敷の変

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    2024年05月07日
  • 妖奇庵夜話 グッドナイトベイビー

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    『妖奇庵夜話』シリーズ5作目。
    今回はマメ。マメの生い立ち、隠された秘密にスポットがあたっていて、マメの過酷な生い立ちも相まって結構シリアスな展開だった。
    人の心って黒、白というふうにきれいに二分割できるものではなくて、白よりのグレー、黒よりのグレー、というように善と悪の間を揺らぎながら周りに順応したり自分の心を守って生きているのが常だと思う。
    片方でしか生きられなかったとしたらもう、分割するしかないんだね。
    そんなことも、いろんなことを考えさせられる話でした。

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    2024年02月14日
  • カブキブ!1 部活で歌舞伎やっちゃいました。(角川つばさ文庫)

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    ネタバレ

    ほんタメで、あかりんが年末年始に読みたいシリーズであげていたカブキブ!
    歌舞伎は歌舞伎座でみたことがあるけど、
    そこまで興味がわかなかったけど、
    小説で読んでみるとすごくおもしろい!
    ドラマやアニメのような展開で、いいところで終わるんだもんなぁ〜
    しかも主人公は演じるのは大根役者(笑)
    誰が助けてくれたのかはわかるけど、
    今後の展開が気になりすぎる!
    早く続編をよみたーーい!

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    2024年02月03日
  • 先生のおとりよせ

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    榎田ユウリさんの作品が面白くて調べていたとき、中村明日美子さんとの合作があると知り即購入。

    漫画と小説のリレー形式。
    おとりよせする食べ物がメインだから、映像のある漫画にアドがあるのかなと思っていたけれど、小説部分もかなり面白くて好き。
    あとがきで、作品の書き方について触れられている所はかなり驚いた。それを知ってから読むと、それぞれの解釈が見えてとても面白い。
    食べてみたいものたくさんあったなぁ。

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    2024年01月30日
  • 宮廷神官物語 十二(角川文庫版)

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    ネタバレ

    一巻を読み始めたのは夏で、少しずつ読み進めて最終巻まで読み終えました。
    登場人物たちが魅力的で、最後まで面白かったです。
    私のお気に入りは櫻嵐!
    非常に男らしいけど、見目麗しい姫に私の心も奪われました。

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    2023年12月02日
  • 夏の子供 魚住くんシリーズV

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    全5巻とおして、生と死を考えさせられた
    毎回泣けてしまい、また読みたいなと思うシリーズ
    BLだけど、それを超えて大きくなったら子供達にも読んでほしいと思う
    薦めるには少しドキドキしちゃうけど!

    愛と人生…
    魚住くんが幸せでいてくれたらいいなと心から思った

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    2023年10月03日
  • 夏の子供 魚住くんシリーズV

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    ネタバレ

    全5巻。ついに読み終わってしまった。
    最終巻である「夏の子供」が1番好きだ。
    太一と魚住のふれあいが温かくて微笑ましくて、とっても好き。
    あ、あとお祖母さんお手製の肉団子が食べたい。

    沢山の出会いと同時に、沢山の死が描かれているシリーズだった。
    魚住を通して、いつか迎える大切な人との別れ、自分自身が居なくなったあとのこと、そしてそれは突然訪れるのかもしれないという現実を考えざるを得なかった。

    魚住のあまりに不運な生い立ちに胸を痛め、久留米やマリ、サリーム達との出会いを得て取り戻していく魚住の人間らしさに胸が温かくなる。良かったね、と魚住をだきしめたくなる。
    このシリーズに、みんなに出会えて

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    2023年10月03日
  • 夏の子供 魚住くんシリーズV

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    あ〜読み終わってしまった、、、
    でも魚住と周りの人々の人生は川の水のようにゆるやかに流れて続いていくんだなと思える、本当にほんとうに良い終わり方でした。

    「そうだよね、人は生まれるんだよね。死ぬ人もいるけど、生まれる人もいるんだ」(p.319)

    魚住のこのセリフが全てだった。

    最初にこのシリーズを読んでから8年の間に私も大事な人を何人か亡くし、心の病気にもなりました。なぜ今この本を再読しようと思ったのか自分にも説明はつきませんが、何か導かれたように思えます。魚住と周りの人々の言葉に私は何度も救われました。

    「全然知らない人が死んでも、べつに悲しくないでしょう?ちょっと知ってる人だと、や

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    2023年09月18日
  • 過敏症 魚住くんシリーズIV

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    ようやくスイッチが入った久留米、どこを取っても最高の(魚住だけの)男で良い……………。今時の言葉で言うならスパダリというやつ。

    前巻がものすごく辛くて悲しい話だった分今回は前を向ける話が多くて(ただし今回も一部は辛い)、読んでいる自分も救われるような気持ちだった。
    しかしマリと響子の兄弟のくだり、下世話すぎる笑

    魚住はもう久留米なしでは生きられないけど、久留米も自分を必要としてくれる魚住がいない世界には生きられないんだろうな。ただただ、愛だ…

    次の巻で終わるとか信じられない、もっとこの2人と周りの素敵な人たちの日々を追っていたい。

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    2023年09月17日
  • メッセージ 魚住くんシリーズIII

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    ネタバレ

    初めてこれを読んだときから10年近く経ってしまって、内容もすっかり忘れてしまっていたけれど。最近なぜかずっと読みたいと思っていてやっと読めた。

    こんなに痛くて辛くて愛しいお話だったんだ、と泣きに泣いた。

    ここからは私の話も書かせてください。

    これを初めて読んだ時はたぶん感動とかで泣いていたと思うけど、今ほど痛みは感じていなかっただろうなーと思った。

    というのも、数年前(=初めてこの本を読んだ数年後)に私も相次いで大切な人を突然亡くして心を病んだので、今の自分が魚住の経験の一部をなぞっているようでとにかく辛かった。
    だから魚住が久留米を怖いと避けたときも、直感的に彼の気持ちが分かる、と思

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    2023年09月13日
  • 夏の子供 魚住くんシリーズV

    ネタバレ 購入済み

    さいこう

    ただ2人の恋愛の話だけが書かれているのではなく周りの人達の話まで深くかかれていて、登場人物一人一人に愛着が湧きました。真澄の感情がだんだん豊かになっていくのがとても嬉しく感じました。

    #胸キュン #深い #感動する

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    2023年09月11日
  • 妖奇庵夜話 千の波 万の波

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    とうとう完結。ずっと追い続けた作品。世界観が本当に大好き。

    洗足家に関わる全ての人々に平穏な日々がこの先ずっと続きますように、、、。心からそう思った。
    青目と伊織が過した静かな日々を中村明日美子先生がコミックで見事に描ききっていて更に感動。

    またどこかで妖琦庵での日常を覗いてみたい。

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    2023年08月27日
  • 猫とメガネ 蔦屋敷の不可解な遺言

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    40間近のメガネイケおじ×2と子猫。
    そして愉快で個性豊かななシェアハウスメンバー。

    明るい話かと思いきや、なかなか地に足着いたというかハードな背景というか現実的というか。榎田ユウリ作品だなぁ。

    人間関係、人生上手くいくばかりじゃないよってのが多く描かれるよね。でもそんな時にどう立ち直るのか。乗り越えるのか。考えを改めるのか。そこまで描かれているから安心する。

    行動心理学やらなんやらウンチクが好きなので「へぇ!」感心しながら読んだ。ディベートもっとしてくれてもいいんだよ。会話がテンポよく、ダラダラせず一気に読んでしまった。
    ラストは予想と違ったが、今後が楽しみな終わり方。

    むぎちゃがと

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    2023年08月06日
  • 妖奇庵夜話 千の波 万の波

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    読み終わった。
    最初買い始めた頃はこんなに続くと思わず、そしてこんな展開だと思わず、さらにはこんなに最後まで読み切れると思わずでした。

    青目の事実。
    二人の時間。
    音とともにゆっくり描かれる世界は耽美でした。

    先生の言葉…染みますね。

    自分のために生きること
    価値なんて必要ないこと
    できないことを嘆く必要はないこと

    先生が過去自分自身に言い聞かせてきた言葉かもしれないなあと思った。

    登場人物も読者も、先生の言葉に多く救われたに違いない。

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    2023年08月05日
  • 妖奇庵夜話 千の波 万の波

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    ネタバレ

    冬の海から始まり、夏の海で締めくくられる。
    伊織と青目の海辺の散歩と、伊織と脇坂の海辺の散歩。
    対極的な二つの散歩。

    伊織が脇坂を労る会話のシーンでは、脇坂の弱さを包み込むような優しさで涙を誘われた。

    視覚を失っても、強く聡い伊織に戻って、夷とマメの家族と慎ましく暮らしている感が幸せな気持ちにさせられた。

    脇坂はどんどん重くなる責任・期待に押しつぶされそうになったり、大人の階段を絶賛登っていて、伊織のことを思って妖琦庵から足が遠のいていたって言うのが、脇坂らしい。
    伊織との会話で吐き出せて、救われて、また妖琦庵に行きたいと思えるようになってよかった。
    伊織と脇坂の漫才のようなやりとりをず

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    2023年08月02日
  • 妖奇庵夜話 千の波 万の波

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    終わってしまった。ずっと読んでいたかった。
    でも先生がいうように彼らは東京のどこかにいるのかも。

    脇坂さんと先生の朝の散歩は、読みながら脇坂さんと同じ様に泣きそうになり、堪らえようと喉がしめつけられるようになり、でも結局涙してしまった。

    忙しいって、つい言ってしまいがちだけど、気にかけてくれる人に不用意に言わないように気をつけよう。

    先生の義眼が青かったのは、青目の色々な想いがあるんだろうな。

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    2023年07月22日
  • 妖奇庵夜話 千の波 万の波

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    あ〜ついに終わってしまった(/ _ ; )
    父親「鵺」が射殺され、弟の「鬼」青目と行方不明になった後に義眼で戻ってきた伊織。
    前作ラストシーンから2年越しの真の完結!!

    発売予告にファンは狂喜乱舞し、ラストシーンで書かれていなかった青目と過ごした日々が書き下ろされました‼︎
    「千波万波」最高だった〜♪
    そして中村明日美子先生の書き下ろし漫画がもう最高に素敵&エロティック笑
    初回特典ペーパー明日美子先生の漫画も完全収録されて嬉しい‹‹\(´ω` )/››

    最高の余韻と悲しみで胸がいっぱいです(u_u)

    また最初から読もう…




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    2023年07月21日