榎田ユウリのレビュー一覧

  • プラスチックとふたつのキス 魚住くんシリーズII

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    ネタバレ

    前半は魚住の過去につながるお話。まあまあ濃いというか重い話。

    シフォンケーキをみんなで食べる話はなんてことない日常の1コマなのに、鼻の奥がつんとしてしまった。

    個人的にこの巻では「彼女のwine,彼のbeer」が1番刺さった。ただのうざい女の子だと思ってごめん安藤さん。
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    「だって、疲れるでしょ。無理してたら」
    「疲れるけどね、確かに。自分では上手くやってるつもりだったのに」
    「自分の思った通りにやんないと、だめだよ」
    「だってさ、そんなことして最後どうなっちゃうか知ってる?」
    「あのね、最後はね、」
    「最後は死ぬの、おれたち」
    (※ところどころ中略)
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    いくつもの死を見てき

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    2023年09月13日
  • 夏の子供 魚住くんシリーズV

    ネタバレ 購入済み

    さいこう

    ただ2人の恋愛の話だけが書かれているのではなく周りの人達の話まで深くかかれていて、登場人物一人一人に愛着が湧きました。真澄の感情がだんだん豊かになっていくのがとても嬉しく感じました。

    #胸キュン #深い #感動する

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    2023年09月11日
  • 妖奇庵夜話 千の波 万の波

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    とうとう完結。ずっと追い続けた作品。世界観が本当に大好き。

    洗足家に関わる全ての人々に平穏な日々がこの先ずっと続きますように、、、。心からそう思った。
    青目と伊織が過した静かな日々を中村明日美子先生がコミックで見事に描ききっていて更に感動。

    またどこかで妖琦庵での日常を覗いてみたい。

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    2023年08月27日
  • 猫とメガネ 蔦屋敷の不可解な遺言

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    40間近のメガネイケおじ×2と子猫。
    そして愉快で個性豊かななシェアハウスメンバー。

    明るい話かと思いきや、なかなか地に足着いたというかハードな背景というか現実的というか。榎田ユウリ作品だなぁ。

    人間関係、人生上手くいくばかりじゃないよってのが多く描かれるよね。でもそんな時にどう立ち直るのか。乗り越えるのか。考えを改めるのか。そこまで描かれているから安心する。

    行動心理学やらなんやらウンチクが好きなので「へぇ!」感心しながら読んだ。ディベートもっとしてくれてもいいんだよ。会話がテンポよく、ダラダラせず一気に読んでしまった。
    ラストは予想と違ったが、今後が楽しみな終わり方。

    むぎちゃがと

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    2023年08月06日
  • 妖奇庵夜話 千の波 万の波

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    読み終わった。
    最初買い始めた頃はこんなに続くと思わず、そしてこんな展開だと思わず、さらにはこんなに最後まで読み切れると思わずでした。

    青目の事実。
    二人の時間。
    音とともにゆっくり描かれる世界は耽美でした。

    先生の言葉…染みますね。

    自分のために生きること
    価値なんて必要ないこと
    できないことを嘆く必要はないこと

    先生が過去自分自身に言い聞かせてきた言葉かもしれないなあと思った。

    登場人物も読者も、先生の言葉に多く救われたに違いない。

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    2023年08月05日
  • 妖奇庵夜話 千の波 万の波

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    ネタバレ

    冬の海から始まり、夏の海で締めくくられる。
    伊織と青目の海辺の散歩と、伊織と脇坂の海辺の散歩。
    対極的な二つの散歩。

    伊織が脇坂を労る会話のシーンでは、脇坂の弱さを包み込むような優しさで涙を誘われた。

    視覚を失っても、強く聡い伊織に戻って、夷とマメの家族と慎ましく暮らしている感が幸せな気持ちにさせられた。

    脇坂はどんどん重くなる責任・期待に押しつぶされそうになったり、大人の階段を絶賛登っていて、伊織のことを思って妖琦庵から足が遠のいていたって言うのが、脇坂らしい。
    伊織との会話で吐き出せて、救われて、また妖琦庵に行きたいと思えるようになってよかった。
    伊織と脇坂の漫才のようなやりとりをず

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    2023年08月02日
  • 妖奇庵夜話 千の波 万の波

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    終わってしまった。ずっと読んでいたかった。
    でも先生がいうように彼らは東京のどこかにいるのかも。

    脇坂さんと先生の朝の散歩は、読みながら脇坂さんと同じ様に泣きそうになり、堪らえようと喉がしめつけられるようになり、でも結局涙してしまった。

    忙しいって、つい言ってしまいがちだけど、気にかけてくれる人に不用意に言わないように気をつけよう。

    先生の義眼が青かったのは、青目の色々な想いがあるんだろうな。

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    2023年07月22日
  • 妖奇庵夜話 千の波 万の波

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    あ〜ついに終わってしまった(/ _ ; )
    父親「鵺」が射殺され、弟の「鬼」青目と行方不明になった後に義眼で戻ってきた伊織。
    前作ラストシーンから2年越しの真の完結!!

    発売予告にファンは狂喜乱舞し、ラストシーンで書かれていなかった青目と過ごした日々が書き下ろされました‼︎
    「千波万波」最高だった〜♪
    そして中村明日美子先生の書き下ろし漫画がもう最高に素敵&エロティック笑
    初回特典ペーパー明日美子先生の漫画も完全収録されて嬉しい‹‹\(´ω` )/››

    最高の余韻と悲しみで胸がいっぱいです(u_u)

    また最初から読もう…




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    2023年07月21日
  • 妖奇庵夜話 ラスト・シーン

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    この結末以外はありえない、というくらい最高の物語の仕舞いかた。
    表題の「ラストシーン」といい、それまでの物語の繋がり方、全てが計算し尽くされているかのように、綺麗にピースにはまるさまには心が震えた。
    とてつもなく、家族愛について考えさせられる物語だった。
    血よりも固い絆、血による濃い想い。
    私自身も少しだけ入り組んだ家族関係のため、伊織と夷・マメの関係や青目との因縁は人ごとと思えず、感慨深かった。
    次作が真の完結巻、と言うことだが本当に待ち遠しい。

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    2023年07月12日
  • 妖奇庵夜話 顔のない鵺

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    シリーズの中で一番暗く、救いがなく、重い。
    「家族」がテーマの物語で、今回、「被害者家族」「加害者家族」が交錯し、複雑な気分にさせられる。
    「被害者の家族」が「被害者」に対して心を痛めるのは当然だが、「加害者の家族」も「加害者」に対して心を痛める。
    伊織が青目を見限れないのも、「家族」として受け入れて過ごした過去があるから。冷静に冷徹に振る舞っていても、どうしようのない悪人の青目を見捨てられないのは、伊織の情の深さ、優しさなんだろうと感じた。
    マメや夷のように血が繋がらなくてもお互いを想い合える「家族」。血が繋がっていても、上手くいかない「血縁」。
    私自身、血縁関係の多いため、どうしようもない

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    2023年07月09日
  • 宮廷神官物語 二(角川文庫版)

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    2人のすれ違いがつらかった
    でも、どんなときも真っ直ぐな天青にあっという間に持っていかれる

    こんな素直な子に育つにはどうしたらいいんだろう

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    2023年06月13日
  • 宮廷神官物語 一(角川文庫版)

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    はまりそうなシリーズ

    天青がまっすぐなところに応援したくなるし、鶏冠がどんどん感情に溢れた人物になるのも今後がとても楽しみ
    鶏冠が黄楊に伝えた言葉に感動した

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    2023年06月01日
  • メッセージ 魚住くんシリーズIII

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    ネタバレ

    魚住くんシリーズがBLの枠を超えた作品と呼ばれる意味がわかった今作。
    せっかく心を通わせることができた少女が目の前で亡くなってしまう衝撃…。
    この作品の登場人物は良い人ばかりなので、みんなに幸せになってもらいたいのにどうしてこうも切ないんだろう。
    魚住と久留米の関係が大きく動き出しそうなので今後の展開が楽しみです。

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    2023年04月30日
  • 宮廷神官物語 七(角川文庫版)

    ネタバレ 購入済み

    王位継承の行方はどうなる?

    前巻で突然王位継承権1位に躍り出た武官「曹鉄」

    彼の後ろ盾となっている皇太后と神官は、次期王と確信されていた藍晶王子を亡き者にし、曹鉄を据えるべく暗躍する


    今までうまくいっていた登場人物たちの関係性がこじれるなか、王位の行方は? で次巻に続いちゃうのか~~~~

    結構頼れるヤツだった曹鉄が、すっかりハニトラにかかって、傀儡に成り下がり

    女の甘言に惑わされ盟友たちを疑う様子に、とにかくストレスが貯まりまくる 次巻で解決して欲しいーーーー

    #ドキドキハラハラ

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    2023年04月25日
  • 妖奇庵夜話 誰が麒麟を鳴かせるか

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     今作を読む前に、芦花公園の「異端の祝祭」を読んでいたので、“洗脳”、“教祖”、
    の繋がりが個人的に怖かった。
     今回はどことなく、、、青目も洗脳され、犯罪を繰り返しているのかな、と好意的に考えてしまう話だった。
     きっと洗脳はこの話みたいに、意図して行うと洗脳と、意図せずじわじわ侵食する洗脳もあるんだろうな、と思わされた。
     新しい登場人物の小鳩ひろむも「可愛げがない」という洗脳を母親から無意識にかけられ、自分自身でも「自分は可愛げがない」と洗脳する。でも脇坂や伊織の言葉に溶かされ、洗脳が少しずつ溶けていく。
     我々の日常でも、こういうことは気づかないだけでたくさんあるんだろうなぁ。
     

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    2023年04月12日
  • 妖奇庵夜話 ラスト・シーン

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    ネタバレ

    ラストシーンの意味。
    ずっと青目と洗足の決着だと思っていた。何なら青目の死に際だと思って、そのつもりで読み進めていた。
    けれど決着は決着でも、決着のさらに向こう側だった。
    そういう意味か。
    洗足が最後に見るもの。今生で、目に焼きつける最後のもの。そういう意味なのか。はぁ…エモい。
    初回封入特典のリーフレットの話題が《最後に食べたいもの》なのも、そういう事…だよなぁ…。エモい。

    あと、洗足は今後は夷やマメに世話をかけると言っているけど、本当にそうかな。
    夷に関しては、むしろ……。
    そりゃあ最初は怒りもするし、悲しみもする。命に背いてでも探さなかった自分を責めるし、悔いもする。でも一通り怒って後

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    2023年03月06日
  • 宮廷神官物語 八(角川文庫版)

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    ええええええええええ!?!!?やはり一筋縄ではいかない男、苑遊……!!最後そうきたか…。 超絶面倒くさい男に好かれたな鶏冠(笑)という思いで八巻読み終わりました。まったく、大変なことが続くなぁ(笑)

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    2023年02月02日
  • 宮廷神官物語 七(角川文庫版)

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    鶏冠逃げて〜〜!!!って感じで終わりましたね(笑)曹鉄もようやく自分で考えられるようになったようだし、これからの話に期待! 九巻も発売されるけどあと2冊しかないと思うと……十巻はいつ発売になるかな〜!

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    2023年02月02日
  • 宮廷神官物語 六(角川文庫版)

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    89ページを正座して拝みながら読んでムフフと笑っていた私を叱ってください…!!!‬ ‪なんじゃこの展開wwwいや、途中から「おいおいおい嘘だろ嘘だと言ってくれよ」と思ってたけどさ!!!?!?あ〜〜そうなりましたか……なるほどね……苦しい…‬

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    2023年02月02日
  • 宮廷神官物語 五(角川文庫版)

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    あ〜〜〜そんな感じあったな〜〜ちょっと性格悪そうだもんな〜なんて最初のほうから思ってたけど(笑) これがネタバレになるのかわからないけど、「羊の顔していても心の中じゃオオカミが牙をむく、そういうものよ」って感じ(違う) 全体的な感想としては、天青成長おめでとう!だな(軽い)

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    2023年02月02日