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Posted by ブクログ
11巻の大団円の後、この巻を読むのが怖くて躊躇していましたが、読んで良かったです。この先何があっても個性豊かな面々が協力して乗り越えていくと思える真の大団円でした。
本巻での中心は次世代へと移っていますが、ずっと見てきたこの2人について。1巻を初めて読んだ時、なんという悪餓鬼、なんと頼りない神官…と思いましたが(こんな期待値の低い主人公はなかなかいません)、見違える程立派になって感動しました。鶏冠は天青のために、天青は鶏冠のために強くなる。そうして様々な苦難を乗り越えていく2人が眩しくて尊くて…ここまでこの物語に夢中になったのだと思います。
「いる」という言葉に鶏冠が大勢の前で怒ったことを思い出しました。今回は確証があっての発言なのであの時とは同じではありませんが、慧眼児は信じる人がいなくなった時、消えてしまうのかもしれません。天青に鶏冠が、鶏冠に天青がいてくれて良かったと心から思いました。
榛色と言われる度に何度も思い浮かべていたあの人が登場した時には思わず叫びました。大切な人と別れる辛さを知る彼なら、ダンビを導いてくれるでしょう。最後の言葉は、かつて先輩として兄として護った誇りを感じて本当に嬉しかったです。彼を利用する天青の成長ぶりには舌を巻きましたが、そうとわかって利用される彼も彼ですね。 2人の慧眼児に愛されし大神官が導く麗虎国の未来に祝福あれ。
Posted by ブクログ
シリーズ12冊目!
すごいねえ。天青がすくすく伸び伸び育っていて、鶏冠との信頼関係もきちんとできていて…鶏冠もきちんと育ってるんだよなあ。
この巻のはじめの独白、よく分からずに読んだけど、すべて読み終わってから読み直すと誰から誰へ向けた言葉なのか分かる仕組みになっている。憎いねえ!
この子を主人公に据えたことも、最後あの人を出したところも、ファンサービスが過ぎます!ありがとうございます!!
この物語には王宮というものや身分制度というものが出てくるけれど、決してそれに安穏とはせず、いい方向へ変えていこうという若者たちの情熱が描かれているのが好み。それに対抗する勢力のこともきちんと背景が描かれているからこそ薄っぺらっくないし、同情してしまう。
私は実は絶対的な制度や権力を賞賛するような物語はあまり好きではなくて、王制が出てくるものはけっこう警戒するようになってしまったんだけど、これは「宮廷」という言葉を冠してはいるけれども、そういう類ではなかった。大好きなお話でした。
ラノベという性質上イケメンがたくさん出てくるんだけど、全部無駄じゃない。そのツラを活かして物語を進めるところも好き。そして、何より気取ってないんだよね。少しだけネタバレしちゃうと主人公二人が出会う時のきっかけとなるグッズがね、なんと肥柄杓なのよ。肥溜めの肥を掬うアレ。もう、そこで度肝を抜かれちゃって…ほんと、面白いんだよなあ。
宮廷神官物語り
最後まで夢中で読みました。電車を乗り過ごしてしまうほどドキドキしました。先を想像してしまうのですが、いつも想像以上のストーリーで楽しく最後まで大満足でしたら。
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小説・文芸
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