日下三蔵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ短編集。
SF+ミステリ系なお話から、ちょっとクスッとくるお話まで色々。
以下、ネタバレ含みます。
スタート・ピストル ロボットものですが、ミステリ要素も少々。
スカイダイブ 世にも奇妙な…みたいな話。
大酋長 やりとりが面白い
ハパンサペナ 言葉が厳格に定められた世界の話
顔 これはちょい怖い
大人になる時 難しい
犬のプレゼント イヤミス系
自分殺し 個人的に好き。クローンでも受け継がれない後発的に獲得したもの…
妻の味 悲しい話
皮まで愛して これはギャグ枠
バディ なかなか特殊な世界観
ワクチン 今のコロナの時代にあった話かも。結局教授は…どうなんだろ -
Posted by ブクログ
妖艶にして凄絶な異色ミステリ短編集。どれもが倒錯したエロティックさを感じさせ、ぞくりとさせられます。どちらかといえばグロテスクでもあるのだけれど。美しさも感じさせられます。ただし、一気に読むと酔いそう。
お気に入りは「ウルフなんか怖くない」。たぶん、現代だとこれはアンモラルだなんだって言われそうな気がします。ヒロインの浩子も不幸だというように受け取られそう。なのだけれど、実は収録された中でこの作品が最も愛情に満ちて幸せな物語なんじゃないかという気がしました。
一番ぞくりとさせられたのは「悪魔のような女」。本当にこれは怖い。男性が読めばさらに恐ろしく感じられるかなあ……。
短い作品だけれど「蝋人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ決して文章が美しいわけでも構成が練られてるわけでもないのに、何故だか「すごい」と思ってしまった。
作品ごとのムラは多いし筋書きは荒唐無稽なものがまぁまぁあるんだけど、そのばらつきがある種の「あやしさ」として魅力的に映る。
『恐ろしき通夜』、最初は「毒でも盛ってんのかな?」って予想しながら読んでたけど、まさかの毒よりヤバいものだった。えっぐい。でもそういう話好き。
『火葬国風景』の終わり方は打ち切り漫画レベルの唐突さなんだけど、そこが逆に想像をかき立てるというか。
『十八時の音楽浴』いやこれ名作ですよ。お手本のようなディストピアSFの世界で繰り広げられる、今ならポリコレに配慮してこんなこと -
Posted by ブクログ
2014年から2017年くらいにかけて行われた筒井康隆が自作について語るトークショーや対談集をまとめた一冊。筒井康隆の素晴らしい記憶力と、インタビュアーである編集者の博覧強記ぶりによって、どのように名作の数々が生まれたのかを知ることができるし、当然その誕生の背景も様々な面白おかしいエピソードに彩られている。
個人的に一番面白かったのは2008年に発表された「ダンシング・ヴァニティ」の誕生秘話であった。本作は”差異と反復”という言葉そのものであるように、ストーリーが微妙に差異を孕みつつ繰り返す反復されて生きながら進んでいく。
その背景には、新潮社に対して試しに原稿料を半額で良いと言ったら、先方