狗飼恭子のレビュー一覧
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鯨と煙の冒険(『百瀬、こっちを向いて』番外編/中田栄一)
一服広場の謎(『防犯探偵・榎本径』シリーズ番外編/貴志祐介)
皇帝の宿(『校閲ガール』番外編/宮木あや子)
街で立ち止まる時(『ススキノ探偵』シリーズ番外編/東直己)
同窓会(『君たちに明日はない』シリーズ番外編/垣根涼介)
心の距離なんて実際の距離にくらべれば、(『遠くでずっとそばにいる』番外編/狗飼恭子)
平和と希望と(『さよならドビュッシー』番外編/中山七里)
ゴロさんのテラス(『春を背負って』番外編/笹本稜平)
雁首仲間(『天地明察』番外編/冲方丁)
落としの玲子(『姫川玲子』シリーズ番外編/誉田哲也)
オレンジの水面(『北天の -
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まあまあまあ、短篇は得手不得手があるので全体的な評価は 微妙になってしまいました。
しかし、自分が思い入れがある作品のサイドストーリーはやはり気になります。
百瀬~の田辺くんを主人公とした『鯨と煙の冒険』はよかった。百瀬~でも田辺くんのキャラクターは光っていたのでこの話が読めて嬉しかったです。
『多田便利軒、探偵業に挑戦する』は話はどうということもないのですが、相変わらずの多田×行天コンビにニヤつきます。
ただ全てのストーリーにJTの企画らしく必ず煙草、喫煙シーンがあって(不必要に)もうそれだけで気持ちが削がれた。
今の世にこういう企画は合わないと思う。 -
Posted by ブクログ
小学生の頃、ティーンズハートというピンク色の背表紙が書店の棚で存在感を発揮しまくっていたレーベルにハマっていました。
今でも第一線で活躍されている作家としては、小野不由美先生や藤本ひとみ先生なんかが有名ですね。
当時は小野先生が学園モノのミステリ、藤本先生がフランス風ファンタジーを書かれていたので、近年の著作の前身を生み出したレーベルといっても過言ではないのではないでしょうか。
で、本作の著者である狗飼先生がティーンズハート出身の作家ってわけでもないのに、なんでこんな話をくだくだしく述べたかと言いますと。
文体はティーンズハートを彷彿とさせるライトな読み口なのに、どっこいヒロインが異様に