狗飼恭子のレビュー一覧

  • 恋の罪

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    ラストの切なさに後を引かれ、読み返したいけど余韻から束の間抜け出せなかった。狗飼さんの中で一番好きな作品。

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    2009年10月04日
  • 南国再見

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    狗飼さんのお話で一番好きな本。

    『人は二度死ぬという。一度目は自己の死。そして二度目は人に忘れ去られるという死。忘却という死。それならば私は、忘れないでいよう。できるかぎり、できるだけでいい。私の中で生きればいい。私は彼を胸に抱いたまま生きよう。そのままで、他の誰かを愛そう。ただ、私は。ほんの短い間ではあったけれど、二人の重なった軌跡を、大切にしよう。それが私のできるすべて。あなたは永遠に私の恋人ではないだろうけれど、私は、永遠にあなたの恋人。』

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    2009年10月04日
  • 忘れないからね

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    別れた恋人にもう一度会いたくて、ネパールに向かう。それだけの行動力が、私にあるだろうか。音信不通の昔の恋人を、思い出しても、絶対やらないと断言できる(笑)

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    2009年10月04日
  • おしまいの時間

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    高校のときの先生が自殺したという知らせが届く。そこで再会した友人と、先生の弟との奇妙な関係。「ゴドーを待ちながら」という演劇をはじめて知ったのはこの本でした。

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    2009年10月04日
  • 一緒にいたい人

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    恋のはじめの気持ちはいつか消えてしまう。消える頃には新しい関係が生まれていたらいい。何度でも恋はできる。同じ人にだって。

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    2009年10月04日
  • 恋の罪

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    永遠の愛を手に入れるために、どんなことならできますか?罪を犯せば罰がやってくる。兄妹は決して消えない絆。けれど、決して結ばれない絆。

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    2009年10月04日
  • 彼の温度

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    姉妹で同じ人を好きになることってあるのかな。私は弟しかいないから分からないけれど。気持ちに整理をつけるのって普通以上に難しいだろう。でも区切りをつけなきゃいけない。姉妹それぞれの立場からの物語。

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    2009年10月04日
  • 深い深い夢の中

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    恋人を殺し屋、と呼ぶ女の子。自分の中の変化に戸惑い、気づいている答えを選ぶことを恐れる女の子の物語。

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    2009年10月04日
  • 南国再見

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    人を亡くしたら、忘れたくないって思う。でも、少しずつ、その人がいた気配が消えていく。消したくないのに記憶は薄れていく。すごく怖いこと。でも当たり前のこと。忘れないためにどうにかしたい。あがきたい。そんな気持ちがここにあります。

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    2009年10月04日
  • 薔薇の花の下

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    恋人が自分以外の誰かのものになるのが嫌なので、死んでくれたらいいと思ったことがある―。
    私もある。

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    2009年10月04日
  • 恋の罪

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    素直すぎた罪深い恋のお話。読む時のモチベーションによっては号泣してしまいそうで、怖くて読み返せないけど好きなお話。

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    2009年10月04日
  • 南国再見

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    狗飼恭子は大学生のころにずいぶんと読んだのだが、おととし本の大整理を行ったときにほとんど手放してしまった。
    しかしいまでもたまに読みたいと思うのが、この『南国再見』だ。

    恋人が消えた。私を残して、いなくなってしまった。旅にばかり行っていた彼は「俺、天国って南の国のことだと思うんだ」と言い残して死んでしまった。
    彼が残していった大きなコートには彼のにおいがしみついている。そのぶかぶかのコートを羽織って、私は彼のいる南の国を探しに行く。
      
    <人は二度死ぬという。
    一度目は自己の死。
    そして二度目は人に忘れ去られるという死。
    忘却という死。
    それならば私は、忘れないでいよう。
    できるかぎり、で

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    2009年10月04日
  • 一緒に絶望いたしましょうか

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    良い感じに匂わせ文脈が散りばめられていて、複雑さや難しさがなく読みやすかった。

    また同作者の著書を読みたいです。

    最後の章の終盤が特に好きでした。
    人を思う気持ちが人を動かす、
    そう思えました。

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    2024年11月29日
  • 一緒に絶望いたしましょうか

    匿名

    購入済み

    不思議な話しでした。
    彼女と彼、どちらも恋愛での絶望を抱えていた。
    彼女は不在、彼は嫉妬。夢で見ていた殺人はなんだったんだろう?2人は運命で結ばれていたのか?
    後、キムさん素敵な人だった。

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    2024年09月19日
  • 一緒に絶望いたしましょうか

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    ネタバレ

    やられた。。最初の方に出てきた、何もしてくれない、分かってくれない別れも考えてる婚約者は『不在』やったんやね。雑学王のくせに私のことは何一つ分かってないのは彼じゃなくて『不在』(じゃあ夢事典を手渡してくれたのは誰?)。何の仕事してるかわからん在宅警備の嫌なヤツって思ってたけど…そりゃ何もしてくれんわな。何の期待も出来ないけど居てくれないと生きられない。絶望が生み出した幻。
    不妊治療の末、やっと授かった第一子を流産した自分を死んだことにして恵梨香として絶望と共に京都で生きる事にした香子さんを軸に、突然の事故で夫を亡くして空っぽになった津秋と、恵梨香さんが好きなどこか浮世離れした正臣がロシアへのビ

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    2024年08月03日
  • 一緒に絶望いたしましょうか

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    ネタバレ

    第九話から始まるところから、驚いた。
    最後まで読み終えて、もう一度、1ページ目に戻り、全てが繋がり、とてもすっきりしました!
    題名を見た時、暗いお話?ミステリー?と思いましたが、全く違った!
    読みやすくあっという間に読み終えました!
    一話一話の題名も好きです。
    面白かったー!

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    2023年12月09日
  • 一緒に絶望いたしましょうか

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    【あらすじ】
    いつも突然泊まりに来るだけの歳上の恵梨香に5 年片思い中の正臣。婚約者との結婚に自信が持てず、仕事に明け暮れる津秋。叶わない想いに生き惑う二人は、小さな偶然を重ねながら運命の出会いを果たすのだが――。噓と秘密を抱えた男女の物語が交錯する時、信じていた恋愛や夫婦の真の姿が明らかになる。今までの自分から一歩踏み出す恋愛小説。

    『人生は続く。それはもう容赦なく。だから信じがたいようなことや嘘や夢物語は、それでも生きていかなきゃならない私たちの、ささやかな光だ。』

    『きっと人は、自分に欠けていると信じ込んでいる美徳を他者が発見してくれた時、ひときわ嬉しくなるものなのだろう。』

    『こ

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    2023年07月12日
  • 一緒に絶望いたしましょうか

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    「絶望」
    タイトルに惹かれて読んでみました。
    気が重くなる話だと疲れてしまうので
    不安でしたが、タイトルより重くなく
    さくっと読めました。
    あ、だから、「いたしましょうか?」なのか…
    と読み終わったあとに納得しました。
    伏線が繋がっていく様子が面白く
    最後にここも繋がるのかと思いました。
    現実でもそうですが人の繋がりって
    分からないそして面白いものだと
    改めて思い出させてもらいました。

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    2023年02月18日
  • 一緒に絶望いたしましょうか

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    感想
    運命の歯車は目に見えない。見えなくてもしっかりと働いていることを感じさせる出来事は確かにある。いつか噛み合うことを信じてもがいて生きる。

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    2023年01月11日
  • 一緒に絶望いたしましょうか

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    ネタバレ

    こんな始まり方でこんな展開の本は初めて読んだ。

    こんなにもつよく読み終わった瞬間からもう一度分かった上で読みたくなる本は初めて。

    タイトルの暗い重そうな感じはあまり感じず出てくる人も変わっているけどすごく好き。

    雑学王がもうこの世にいないって分かった時から
    私は全然わからず読んでいたんだと。

    一見全く関わりもなくこれからも関わることのなさそうな2人が最後ロシアという共通の部分で出会うことになる。
    こういうのを読むと運命ってこうやって見えないところで実はちょっとずつお互い関わっているんだと思った。

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    2022年12月02日