狗飼恭子のレビュー一覧

  • 遠くでずっとそばにいる

    Posted by ブクログ

    もし自分が記憶を失い、しかもそれが思い出さない方が幸せだったようだとまわりの反応で察してしまったら…
    私だったら記憶がないままの方がいいなぁ…

    0
    2018年05月13日
  • 東京暗闇いらっしゃいませ 中目黒楽日座シネマ

    Posted by ブクログ

    美貌の大根女優・溝口夏十のアルバイト先は名画座の楽日座シネマ。持ち前の映画愛を発揮して集客大作戦を試みる。映画の見方が変わる映画愛炸裂のラブコメディ。
    エキストラなのに過剰な役柄づくりをするという、救いようがない女優魂を持つヒロインが面白い。登場する映画作品の小ネタもピントを外していない。シリーズ化しても良いのに。

    0
    2018年04月22日
  • 好き

    Posted by ブクログ

    Tぬおすすめ本
    ほろ苦かったり、甘酸っぱかったり、とてもほんわかした短編集。
    普段はあまり読まないタイプの本だけど、これはとても読みやすく、何か癒される感じがしました。
    ちょっと気恥しいけど、表題作の『好き』が一番好きかな。
    美容師になった中学の同級生にどんどん可愛くしてもらうお話。
    小学校の先生のお話も良い。『テンカウント』も。
    最初の『叉焼面』はちょっと最初何事が始まったかと思ったけど、どれもとても女性が可愛らしい。
    良いお話だったと思います。

    0
    2018年02月21日
  • 東京暗闇いらっしゃいませ 中目黒楽日座シネマ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    首になり失恋した女優・溝口夏十が立ち寄った中目黒落日座シネマで働くことに。閑古鳥が鳴いていた映画館に人を呼びたいと努力する一歩で実の父探しをする。悪くはないんだけどなぁ~、たださら、と読めてあんまり残らない・・・。映画の名前がたくさん出てくるけど、その映画の魅力も伝えきれていない気がします。文章はテンポ良くていいんだけどなぁ。

    0
    2017年06月12日
  • 幸福病

    Posted by ブクログ

    再読しました。狗飼さんの等身大のエッセイでなんだかきゅんとします。でもやっぱり小説のが感情移入しやすいかなぁ?狗飼さんに恋愛観似てるけど似てないところもあってそれもまた面白いなとエッセイ読みながら思いました。

    0
    2016年02月27日
  • サイドストーリーズ

    Posted by ブクログ

    一服ひろばについての、アンソロジー。

    ひとつが30ページ程度なので、読みやすかったです。
    しかし読んだ事がある本が、3冊だけ。
    とはいえ、どれも今現在がどういう状態なのか
    分からないという話はなかったです。

    最後から2番目。
    女って恐ろしい…と思うには十分な話でした。
    確かにこれは恐喝になります。
    こうなった場合、即座にその場を離れるのが鉄則。
    けれどそれを本当に実行できるかと言われると
    多分無理な気もします。

    0
    2015年11月03日
  • サイドストーリーズ

    Posted by ブクログ

    サイドストーリーっていうテーマが面白かった。わたしは本篇を読んだことがあるのが偏食気味なので中田永一さんの百瀬こっちを向いてと、中山千里さんのさよならドピュッシーだけだったのでその二本を読みましたが、ファンにはたまらなく豪華であろうサイドストーリーがたくさんでした。
    大好きなあの小説たちの違う話、もっと読みたいなって思った。

    0
    2015年09月07日
  • サイドストーリーズ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【収録作品】「鯨と煙の冒険」中田永一…『百瀬、こっちを向いて。』番外編/「一服ひろばの謎」貴志祐介…「防犯探偵・榎本径」シリーズ番外編/「皇帝の宿」宮木あや子…『校閲ガール』番外編/「街で立ち止まる時」東直己…「ススキノ探偵」シリーズ番外編/「同窓会」垣根涼介…「君たちに明日はない」シリーズ番外編/「心の距離なんて実際の距離にくらべれば、」狗飼恭子…『遠くでずっとそばにいる』番外編/「平和と希望と」中山七里…『さよならドビュッシー』番外編/「ゴロさんのテラス」笹本稜平…『春を背負って』番外編/「雁首仲間」冲方丁…『天地明察』番外編/「落としの玲子」誉田哲也…「姫川玲子」シリーズ番外編/「オレン

    0
    2015年08月21日
  • 遠くでずっとそばにいる

    Posted by ブクログ

    交通事故で10年分の記憶をなくした主人公。
    本当は27歳なのに、自分の時間は17歳で止まっているため、自分がどんな生活を送り、どんな恋をし、どんな風に人と関わったかがすべて失われたまま、手探りで「27歳」を生きなければいけないという設定がよかった。
    後半の展開がやや急すぎた感はあるけれど、余分なものを持たず、すべてをそぎ落としたような生き方を決意する姿がすがすがしい。

    0
    2015年07月12日
  • サイドストーリーズ

    Posted by ブクログ

    それぞれの作品の番外編というか、タイトル通りサイドストーリーを集めた短編集です。
    読んだことがあるのもちらほら。
    名前だけ知ってて、気になってはいるけど〜というシリーズも結構収録されていて、良いきっかけになりました。

    中田永一はやっぱり面白かった。脇役だった彼がいい味だしてます。
    あとは中谷七里も。音楽シリーズしか読んでないけど、他にもいろいろミステリ出してるし、これを読む限りそっちも良さそうですね。

    初めてのものだと、「校閲ガール」「君たちに明日はない」「北天の馬たち」「まほろ駅前」が読みやすくて惹かれました。
    ぜひそのうち本編を読んでみたいとおもいます。

    0
    2015年07月01日
  • 東京暗闇いらっしゃいませ 中目黒楽日座シネマ

    Posted by ブクログ

    美人で役作りにも力を入れる、しかし役者としては大根。
    役を下ろされ婚約者に捨てられ事務所も首に、そんな彼女が行き着いた先は中目黒の名画座だった。
    そこで彼女が出会うのは・・・

    0
    2015年03月29日
  • 一緒にいたい人

    Posted by ブクログ

    おしなべて幼少期の動物は可愛い。まだ目もはっきり見えぬうちから頼りない鳴き声をあげ、後をついてまわる。庇護欲を駆り立て、親でなくても守り育ててあげたくなるような、か弱さと危うさを持っている。

    華奢で色白、イノセントな印象なのに唇だけがぽってりと厚く色っぽいミリ。芸能活動をしていて、学校ではアイドル的存在だった初実。

    恋人ユキオの部屋に突然転がり込んできた彼の従姉妹ミリに翻弄され、自分たちの恋愛を取り戻すため画策する初実。しかし、婚約を破棄し向精神薬を服用するミリの危うさに次第にライバル意識は薄れていき・・・。

    そしてミリから明かされる衝撃の事実。

    恋人と別れを考えている訳でもないのに、

    0
    2014年06月13日
  • ロビンソン病

    Posted by ブクログ

    狗飼さんの日常が溢れだして言葉になった、エッセイです。
    物書きの人は、みんなそうなの??と思うくらい、常にいろんなことを考えている狗飼さん。
    彼女の頭の中を垣間見れて、ファンとしては嬉しい限り。
    一方で、そんなにプライベートを公開しても大丈夫?なんてハラハラしたり。匿名性はもちろん守られているのだけど、読む人が読んだら「これ、自分のことだ!」と思うだろうに。
    彼女に限らず他の作家のエッセイを読んでも、歌手自作の歌詞を見てもそう思う私は、きっと他人の目を気にしすぎなんでしょうね。

    それはさておき、狗飼さんは清々しいほどに恋愛体質だなあ、と今回も思ったのでした。
    恋愛体質の人が持つアンバランスさ

    0
    2012年09月24日
  • 遠くでずっとそばにいる

    Posted by ブクログ

    細見くんっていい人だぁーーー、っというか、この中に出てくる人たちってみんな良い人過ぎる。それってやっぱり17歳も27歳の彼女も"思い"のある人だってことなんだと思った。

    0
    2012年07月23日
  • 恋の罪

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人を好きになって、自分だけのものにしたくなるとこうなっちゃうのかな。。

    記憶喪失の兄が実は主人公の好きな人で
    一緒にいたいために、さまざまな嘘で孤立した生活をするも、
    綻びはじめて
    最後には、、、って話。。

    悲しいお話。

    0
    2012年06月16日
  • 雪を待つ八月

    Posted by ブクログ

    最初から最後まで胸が痛かった。
    恋の終わりからエンドロールまでの切ない切ない物語。

    狗飼さんの他の作品を読んでみたいかも。

    0
    2012年02月04日
  • 忘れないからね

    Posted by ブクログ

    好きなフレーズ抜き出すために再読。元恋人を追いかけてネパールまで行っちゃうというストーリー。中盤まではヤンデレ的な要素盛りだくさんだけど後半で自分自身のこと把握して浄化されていくから読んだあとはスッキリ気持ちいい。一緒に成長していける感じかな。ヤンデレスキンに載る第一号狗飼さん作品。

    0
    2011年10月01日
  • 彼の温度

    Posted by ブクログ

    寝込んだ日に読んだ本。
    内容忘れた。
    けど、10代後半の女の子なら共感しそうな内容・・・という印象は残りました。
    若い頃ってこうだったのかなぁ~なんて思ってしまう私はもういい年齢ってこと?
    恋する気持ちを失うのは、恋していた頃の自分自身を喪うのと同義なのかしら。

    0
    2011年07月26日
  • あいたい気持ち

    Posted by ブクログ

    寝込んだ日に読んでみました。
    ・・・読み終わったことだけは覚えているんだけど、内容を忘れてしまった。。。
    でも体調不良で寝込んでいるとき一気に3冊読めたぐらいだから、読みやすい本なんだと思う。
    女だからこそ好き嫌いが激しく分かれそう。な気がします。

    0
    2011年07月26日
  • おしまいの時間

    Posted by ブクログ

      再読。淡々と書かれてあるから読みすすめるのは楽だけど、本当は重い話です。イズミは妊娠した子供の父親になってくれる人を探す為にデートを繰り返しているし、ワタルは先生が死んだあとはずっと学校を休学したまま、それにリカコは不倫をしている。

      不幸じゃないけど幸福でもない場所というのは確かにあって、そこはすごく安定しているけど、いつまでもそこにいるわけにはいかない。新しい場所に踏み出すのは怖いけれど、そうしない限り変化のないことに対する寂しさと日に日に強まる焦りからは抜けられないのだと思う。

      私も、好きな人のバニラエッセンスのような存在になれたらと思う。空気でも水でもなくて、ないと何かが

    0
    2011年07月27日