あらすじ
突然手を握りしめられ、彼の手の温かさを知った瞬間、十七歳の苑子は姉・薪子の恋人を好きになってしまった。クリスマスも間近に迫ったある日、二人は薪子を残し駆け落ちしてしまう--。「永遠の恋がきっとあるはず」同じ人に恋してしまった姉妹の切ない三日間。透き通った冬景色に織りなす、真っ白な雪のようにピュアな恋物語。
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Posted by ブクログ
姉妹で同じ人を好きになることってあるのかな。私は弟しかいないから分からないけれど。気持ちに整理をつけるのって普通以上に難しいだろう。でも区切りをつけなきゃいけない。姉妹それぞれの立場からの物語。
Posted by ブクログ
同じ男に恋をしてしまった姉妹。
前半は妹、後半は姉の、
それぞれの一人称で淡々と綴られているが、
その静けさゆえに余計に切ない。
私には娘二人がいるので、
読後に母親目線である自分に気づいた。
姉妹がツラい想いを抱えることは、
母としてやりきれない。
そんな物語。
Posted by ブクログ
寝込んだ日に読んだ本。
内容忘れた。
けど、10代後半の女の子なら共感しそうな内容・・・という印象は残りました。
若い頃ってこうだったのかなぁ~なんて思ってしまう私はもういい年齢ってこと?
恋する気持ちを失うのは、恋していた頃の自分自身を喪うのと同義なのかしら。
Posted by ブクログ
そんな事絶対できないけれど、そういう歪んだ気持ちってわかる気がする。あなたになりたかった。でも、あなたになれないっていうのは、よくわかってるんだ。だからかな?あなたのが欲しいの。あなたの大切なものを頂戴。あなたのじゃなきゃ意味がない。