あらすじ
「君は誰?」「私は、妹よ」月美は記憶喪失になった青一と山奥の小さな家で新しい生活を始める。永遠の愛を手に入れるため、二人の関係を思い通りに作り変えようとする月美だったが、一人の女の出現でその計画が狂い出した--。無垢にして残酷なこの「罪」を誰が裁くことができるのか?この世に絶対的な愛は存在するのか?
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Posted by ブクログ
泣きたいのに泣けない、それくらい切なくてどうすることもできなくて。
苦しくて、つらい。
でも、それだけじゃなくて。
この話、読んだことある気がする…
たぶん高校生のときで、そのときはあんまりよくわからなかった。
今も私にはこういう愛し方はできないけど、それでも年を重ねた分だけ感じ方が変わってきてるのかもと実感です。
言葉のつむぎ方がすごく好きです。
Posted by ブクログ
登場人物は主な3人だけ、舞台は山の中の一軒家からほとんど動かず、主人公・月美の独白で進められていく物語。
月美の愛は一般的な目から見ると偏執的で怖いのでしょうが、不思議と共感できました。それは私も恋をしている時に読んだからかなぁ……。
普通の人間が日常生活の中で正気を失うとすれば、それは恋をしている時だと思うのです。
Posted by ブクログ
狗飼さんの本を読もうと思って掘り出していて一番上にあったので再読。
久しぶりに読んだら面白かった。
他の狗飼さんの小説に比べて少し現実感が無い感じと雰囲気がすごく好きです。
この人の作品はどれも読んでいて胸が痛い。
寂しくなります;
自分の余裕の無いときはこの人の作品は読めませんね。
Posted by ブクログ
そばにいたいから兄妹になりすます?
兄妹は交わることができないとしても?
結ばれることよりそばにいることを選んだ女。
それが女の犯した恋の罪。
Posted by ブクログ
人を好きになって、自分だけのものにしたくなるとこうなっちゃうのかな。。
記憶喪失の兄が実は主人公の好きな人で
一緒にいたいために、さまざまな嘘で孤立した生活をするも、
綻びはじめて
最後には、、、って話。。
悲しいお話。