荒木飛呂彦のレビュー一覧
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ネタバレサイレント・ウェイその4が最終回と錯覚するほどの盛り上がり。「敬意を払え」のLesson4は黄金長方形を編み出した先人たちの観察眼を見習うこと。できないと言っていいのは4回までだというツェペリ家のかっこいい掟が響かなかったジョニィは「できるわけがないッ」を連発。自分の黄金長方形をそこらじゅうに見いだせるようになった直後の「ダ、ダニーーーー!!」に興奮した。
サンドマンの本名はサウンドマン。歴代のラスボスのような品格のあるキャラだったから、思ってたより脱落が早くて少し寂しい。スタンドのデザインもメイド・イン・ヘブンにどことなく似てる。まあサンドマンは遅かれ早かれ退場させておかないとジャイロたちを1位にしてあげられないもんね。
ホット・パンツに脊髄の一部を取られたジョニィ。でも肉スプレーで体は治してくれた。敵では無い?オスカルみを感じる。
シュガー・マウンテンめっちゃ可愛い。仲間にならないかなーならなそー -
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はー今回の話もとても楽しかった……。
やはり岸辺露伴シリーズどの作品も外れがない……最高……。
と言うわけで早くも2冊目です。
岸辺露伴、短編としても丁度いい長さなのでサクサク読めてしまいますね。というか「岸辺露伴今回は何やらかすんだろう」という気持ちが先走りすぎて早くページを捲りたくなっちゃうんですよね。
もはやこれだけ先を読みたくなるってこの本がもう奇妙な存在なのでは?と思ってしまうくらいなんですけど。
と言うわけで今回も簡単な感想を。
「幸福の箱」
知り合いである古美術商の家に招かれた岸辺露伴はそこで「幸福の箱」という謎の物体を見せられる。「幸福が詰まっている箱」という胡散臭さに初めは相手にしなかった露伴だが、ふいにその箱が崩れてしまう。慌てて元通りに組み立て始めた露伴だったが、突然部屋の中に幸福が次々に訪れ始める……。
何か、この話はあれですね、かつてのオカ板とかに長編で載ってそうな感じの話しですよね。
「箱を組み立てる」というワードからリンフォン思い出したからかもしれませんが。あの話は岸辺露伴に物凄く合いそうだよなぁ、うっかりやっちゃいそうだもんなぁ岸辺露伴。
とはいえこの話は……まぁある意味ではリンフォンのオチのようなものなのかもしれません。まぁ結局あれなのです、生きている人間ほど怖いものはないっていうね。
「夕栁台」
ある日公園でスケッチをしていた岸辺露伴は言葉を話さない不思議な少年と出会う。少年の母親曰く、夕柳台という土地に住んでいたときに「ニタニタ笑う猿」に襲われた恐怖で声が出なくなってしまったという。猿の正体を確かめるべく、岸辺露伴は夕柳台に向かうが……。
これもすっごく最近の都市伝説!って感じのする話でした。
最近って子どもが遊ぶとうるさいと苦情が入ったりとか、ちょっとでも騒音が鳴ると問題になったりとか、とにかくこう、ちょっと生きにくい部分がありますよね。そこに関する話なんですけど、うーんでも流石にここまで徹底されたら他の住人住めないだろ……あと誰か分からん墓に願ったらダメだよ、何が出てくるか分からないよ、実際やばいやつ出ちゃったしさ……。
露伴の力で自分達のしていたことが跳ね返るようになってしまった彼らは一体どうなったのでしょうか、まぁ選択肢はひとつしかないと思いますが。
「シンメトリー・ルーム」
とある大学に取材として訪れた岸辺露伴。何でもその大学の新校舎で学長が「アジの開き」のようになって死んだと言う。どんな奇妙な出来事が待っているのかとワクワクしながら向かった露伴だったが、そこで出会ったのは全てがシンメトリーになっている男だった。
この話ちょっと説明が難しいんだよなぁ……最初はヒトコワ系だなぁ?とか思いながら読み始めたんですけど、いやまさかそっちに持っていくの?いやまぁ確かに伏線はあったが?えっそうなの???となってしまう話。前の話もそうだったんだけど由来がよく分からないものを極度に崇めてはいけませんって事なのかもしれません。
それにしても岸辺露伴、化物と戦い馴れしすぎている……適応能力が高すぎる。
たまに「この人アホなんかなぁ」と思うのですが(嬉々として危機に飛び込んでいくので)流石人気漫画家、頭の回転は速いんだなぁ。
「楽園の落穂」
とある雑誌からグルメ漫画のオファーを受けた岸辺露伴。ネタに迷う露伴に編集者は「楽園の落穂」という特別な小麦を紹介する。その小麦は食べた者の体質を変え、何と小麦アレルギーすら克服することが出来るという……。
正直に言います。
こういう系の話ちょっと苦手なんで本当にちょっとずつ読みました。
だって怖いじゃん、スリラー系って言うの?何かよく分かんないものに追いかけられ続ける話怖いじゃん、読んでて疲れるし。
それにしてもこの「楽園の落穂」、恐らく発想は作中にも出てくるように生物を操るタイプのアレなんでしょうけど、もしも私達が普段食べているものにこんな恐ろしいものが混ざっていたら……と思うとゾッとしてしまいます。
そして完璧に退治したと思っても何故か生き残りがいるのもこのタイプの話のあるあるなんですよねーっていう。
さて。
今回も色々なタイプの話がありましたが、個人的には「幸福の箱」が一番好きだったかもしれません。
シンプルに化物が出てこない話っていうのもあるんですけど、何だろう……人間の愚かさみたいなのも同時に入ってる気がしたんですよね。
とりあえず思っていることは我慢せずに相手に伝えるのが大事だな、ってことで。
そして前々から思っていたけど岸辺露伴……世にも奇妙な物語のテーマソングとの親和性高すぎない……? -
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ネタバレピザ・モッツァレラ♪ ピザ・モッツァレラ♪
ルーシーが大統領の持つ遺体の心臓を奪うことになりそうで楽しみ。大統領はまだルーシーが裏切り者だとは気づいていない。Dioにはバレてるかも。
ずっと何かにとり囲まれる感覚があったジョニィは、「とり囲む」をトリガーに回想に入る。
Dioとジョニィはまさかの知り合い
ジョニィのフルネームはまさかのジョナサン・ジョースター
ジョニィのペットの白ネズミの名はまさかのダニー
兄が死んだ時と父親に切り捨てられた時のジョニィの枯れたような表情がすごい脳裏にこべりついた。
ここまでジャイロがジョニィに抱く信頼の厚さのほうが強く描かれてたけど、やっとここからツェペリがツェペリらしくなっていく予感。敬意を払え!Lesson4だ! -
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JOJO magazine2025 SUMMER。第5弾ですねJOJO magazine。
表紙は、みんな大好き岸辺露伴。ちょうど実写映画の「懺悔室」が公開されるタイミングですしね。
収録されている小説の「杜王町のシンクロニシティ」がいいですねぇ。
露伴と仗助の二人が雨の夜、康一くんの家で一晩ともに過ごす、という設定の会話劇。この仲の悪い二人が、限定された状況の中でともに過ごすというだけで、ワクワクと悪いニヤニヤが止まらないです。吉良吉影の事件を解決したという仲間意識はあれど、基本的に「合わない」二人。最低限のビジネスパートナーとしての礼儀作法で接しているけど、心は開かないよ、という距離感ですね。いい。
ふと思ったのですが、『岸辺露伴は動かない』の漫画の方で仗助がちらっと出てきた回。密猟海岸かな、仗助が後ろ姿なのは二人の距離感だったのか、と喜び勇んで確認したら、コマの構図上の視点配置でした。席も隣同士だし。
考察と見せかけたデマ情報でウキウキするところでした危ない。
ミステリーの「リゾット・ネエロは観察する」と、ハードボイルドの「野良猫は春風と去る」。どちらも第5部の暗殺チームの小説。JOJO magazineは暗殺チームを推してます。
気位の高い魂≒黄金の精神と思っていて。所持しているだけでなく、その上での行動が、黄金の精神につながると感じています。だからジョニィは、難しいんだよなあ。
暗殺チームも彼らの小説を読むと、彼らなりの黄金の精神を持ち合わせてはいるのだけど、手放しで賞賛はできないのは、白か黒かでいうと、確実に黒であるからなんですよ。そこがJOJOの狂おしさでもある。
善悪の判断で行動できない部分も、抜き差しならない状況もあることを分かった上で、それでも白の方に立つことができるのか、ということを求められる気がするんだよなぁ。
7部以降は、その間で揺れる葛藤を見せつけてくる展開も多いような気がするけどさ。だから、狂おしいのよ。 -
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始めに断っておきますが私はジョジョの奇妙な冒険のメインストーリーは未読です。本編の方で岸辺露伴がどういう役回りなのかそもそも敵なのか味方なのかも知りません。
ここに書く感想は全て「岸辺露伴は動かない」の実写作品を見て感じたものです。
というわけで「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」です。
岸辺露伴シリーズは毎年年末に流れる実写ドラマを楽しく観ていたのですが、このルーヴルは初の映画化作品ですね。
ルーヴル美術館で撮影をしたという前評判にも驚きましたが私が一番驚いたのは「えっモナ・リザ小さくない?あんな小さいの?嘘でしょ?」でした。
だって凄く大きい作品なんだと思っていたんだもの。
この話の鍵になるのは「この世で最も黒い絵」。
よく「所有者に災いをもたらす絵」なんて曰くがついた絵画の話とかがありますが、この絵はそんな可愛いレベルの話ではなく。
なんといっても所有してなくても災いをもたらす絵なんですから。
見て触れてしまったらその瞬間に災いが降りかかってくるという割と理不尽な絵なんですよね。
そのせっかち具合たるや同じように理不尽に災いを振り撒きまくる貞子が一週間待ってくれるのって割と優しい部類に入るのかもしれないと思ってしまうほど。だって貞子は一週間も待ってくれる上に救済方法も実はありますもんね。
この絵はないもん。一切の例外がないもん。いや一個だけ方法があるんだけどそれは岸辺露伴だから出来たようなチートなんで普通の人には無理だもんなぁ。
結構判定が厳しいよなそう考えると。
まぁそこまで理不尽な災いを呼ぶようになった理由はちゃんと劇中で明かされるわけですが、あのシーンは切ないよね。
劇中で「血に刻まれた罪や後悔は~」みたいなことを岸辺露伴が言うんですけどね、結局全てを解決出来るのも血だったんだよねっていう。
結局奈々瀬が一番可哀想だった気がするなぁ。
全てが終わった後、大好きな人と一緒にゆっくり過ごせているといいと思います。
だってもう全部終わったんだから。
もう奈々瀬は頑張らなくていいんだよ。
正直最初に映画を観た時は事前知識があまりなかったこともあっていまいちストーリーに乗り切れてなかった自分がいたんですけど。
ある程度知識を得て、映画のあとに捕捉としてこのノベライズを読んだら細かい部分も理解できてとても良かったです。
同時に岸辺露伴シリーズのインタビューでよく言われる「人間賛歌」という言葉も何となく分かったような気がします。
罪や後悔を抱えずに生きる人間はいない。
それでも尚、前を向いて生きようとする人間は美しくて愛おしいものなのです、きっと。 -
Posted by ブクログ
ネタバレジャイロの頬に遺体の眼球が食い込む有名な1枚絵はこの巻
さらに3rd STAGEゴール キャノン・シティあたりの表情のドアップがどれも美しく、絵に見惚れてしまい、作画見たさに#32を何周か読み返した。
今までどんなに無茶しても後ろに着いてきてくれていたジョニィに「君は勝てない」とキッパリ刺されてから、体中の水分をしぼって荷物も服も脱ぎしててまで貪欲に1位を取りに行くジャイロが良い。もっと勝ちに貪欲なジャイロが見たい。
ホット・パンツのビジュアルが刺さる。肉のスプレー攻撃でジャイロとジョニィの目や口が塞がっていくシーンはマトリックスっぽい?
ぽっと出のガウチョはあご髭がドクロ型の謎男に銃殺される。