荒木飛呂彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
表題作は、独房にいる囚人の話
とても快適な環境で、外に出なくても
楽に生活をすることができるが、その中には
彼を追い詰める罠がたくさん仕掛けられていて
徐々に(※)精神がやられていく…
と思いきや主人公は「いつか必ず出てやる!」
と荒木飛呂彦作品の登場人物らしく前向き
その「いつか出てやる気持ち(脱獄進行中)」こそが、彼にとっての「死刑執行中」だった…
作品によって「?」だったが
上記の作品については、とても怖かった。
何かに「挫折」するより「だらだらと未練がましく(または本気で)思い続けるが何も変わらない」状況の方が恐ろしい。
荒木先生は「その心構えを説いた上でジョジョを描いている」 -
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ネタバレ 購入済み
今までとテイストが違う
6部までと違い最初はスタンドが出てきません。途中からスタンドが出てきますが、主人公達の能力はスタンドっぽくないので、今までと一味違います。
それでもジョジョの雰囲気は損なわれておらず同じ面白さがあります。
ジョジョ好きは読むべきです。 -
Posted by ブクログ
荒木先生が何を想いJOJO作品群を描いたのか、
その一端を窺える、ファン垂涎の品と言えるでしょう。
ジョジョラーならば是非とも手に取るべき一冊ですね。
但し、タイトル通り調偏愛な内容に終始しているため、
一般的な映画評論を期待して読むと消化不良を起こします。
この本の主軸として度々登場する「男泣きサスペンス」。
成程、熱い観方ですし理解はできます。
しかし、文言通りに男性独特な感性であるため、
女性の私には全く共感できないどころか、
むしろ、この説明とは真逆の感覚を持っています。
氏の言う「男泣き」の部分は、私には人の愚かさに感じられます。
何度同じ経験をしても学ぶことを知らない、愚かで悲