荒木飛呂彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
岸辺露伴は動かないシリーズの初の映画の小説版。漫画家デビューしたての時に出会った女性・奈々瀬。彼女から聞いた「最も黒い絵」の話。彼女も絵のことも忘れていたのに露伴は夢で見て思い出す。
最初から露伴らしいなと読者に思わせる出だしだ。夢で昔の人やその人に言われたことを思い出しても、それが気になって調べ始める人がどれだけいるだろうか?今回も露伴の好奇心が鍵になっていく。それは毎度お馴染みの良い意味でも悪い意味でも話を面白くしてくれた。
個人的には黒い絵と向き合った時に他のメンバーの描写は最低限にし、露伴の自分であえて危険に踏み込んでいき想像以上のピンチになった焦り、それでもどんなものかと体験しよう -
Posted by ブクログ
基本的には「モダンホラーの基本」と言ってもよい作品たちを、カテゴリーごとに紹介する本で、「論」というよりは入門書・ガイドブック的味わい。
だがいくつかの作品で著者が恐怖を覚えた・見どころと思ったシーンはやっぱり創作者の視点を垣間見る感じがして面白かった。未見の映画(紹介されていた約100本の半分くらい)をメモらせていただきました。
未読の方が気をつけるべき点が一点、「シックス・センス」のネタバレを喰らうおそれ。
文章中でも「未見の人は読み飛ばす」よう書いてあるが、小項目ひとつぶんを飛ばしてもネタバレが終わらないので、その章の最後まで読み飛ばしちゃうように… -
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ネタバレ 購入済み
エニグマの少年との対決はちょっと退屈してしまいました。でも、吉良吉影と川尻早人の心理戦は目が離せなかったです。子供ながら早人の行動力は凄いです。
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ネタバレ 購入済み
4部は普通のスタンドバトルや駆け引きだけでなく、ちょっと変わった趣向の戦いも読めて飽きないです。ミキタカや噴上裕也の再登場も嬉しかったです。
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ネタバレ 購入済み
ミキタカが結局何者だったか謎のまま終わったけど、なかなかユニークなキャラでした。仗助と岸辺露伴は喧嘩ばっかりしてるけど、本当のピンチの時はお互い助けるのが良いですね。
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ネタバレ 購入済み
吉良吉影に大きな変化はないけど、新しい家族が前と変わった彼に気付き始めて面白くなってきました。ジャンケン小僧と露伴の話も良かったけど、吉良戦に比べると緊迫感がなかったです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ創作をするという視点で読むと、凄く良本でした。
個人的に参考になった点は以下のところ。
・主人公に読者が感情移入できるように書く(どういう目的を持ってストーリーの中にいるのかを序盤で読者に伝える)
・主人公の動機は読者の共感や興味を得るものにする
・キャラの身上調査書は大事
・キャラクターと設定がきちんとできていれば、キャラは勝手に動く
・説明してはいけない。表現する
・読者が本を読む最大の動機は「その著者が書く世界観に浸りたい」=世界観の作り込みが大事(細かいところまでリサーチする。実際に自分が体験するのが良い。手抜き禁物)
・良い作品を読んだ時は「なぜ良かったのか」を考えるクセをつける -