荒木飛呂彦のレビュー一覧
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バオー来訪者 荒木飛呂彦 集英社文庫 ISBN4086174863 638円(税別) 2000年6月21日初版
【ストーリー】殺しの組織「ドレス」の手で最終兵器「バオー」に作り変えられた少年が、同じく組織に囚われていた超能力少女と手を取り合って逃亡、追い迫る組織との戦い。
収録内容: 超能力少女スミレの逃亡と少年の出会い「最終兵器バオー」、ドレスの暗殺者に育朗の中のバオーが目覚める。メルテッディン・パルム・現象「抹殺指令!」、犬の実験と寄生虫バオー。バオー武装現象。リスキニハーデン・セイバー・現象「無敵の肉体バオー」、マンドリルのマーチンvs育朗。シューティングビースス・スティンガー・現象「凶獣マーチン」、育朗の過去。登山中に匿ってくれた民家の主人がドレスの追っ手に洗脳される「六助じいさん」、蝙蝠の特殊な芳香がバオーの知覚を鈍らせる「アロマ・バット」、攫われたスミレを救出に。自身の意識を保ったままバオー発動「怪物よ出でよ」、育朗の肉体のまま武装現象。「サイボーグ・ドルド中佐」、研究所襲撃。最強の超能力者vsバオー「魔人ウォーケン」
【感想】
かっこいいです。ジョジョからハマりましたが初期作品も設定がしっかりしていて独自の世界観で楽しめます。 -
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魔少年ビーティー 荒木飛呂彦 集英社文庫 ISBN4086174855 495円(税別) 2000年6月21日初版
【ストーリー】転校生の少年ビーティーと公一の事件簿。
収録内容: 「ビーティー登場!!」、悪ガキに報復を「サマーキャンプ事件」、学園の人気者の伊達を上級生を巻き込んで嵌める「イタズラ死体事件」、独裁者になりきる中年二人との戦い「おじさんX事件」、恐竜展で盗みを働くために潜んでいた二人を襲うおかしな警備員「恐竜化石泥棒事件」、弱みに付け込んで公一の家を乗っ取ろうとする少年との戦い「そばかすの不気味少年事件」
【感想】
ビーティーの性格と言動が小気味よくて痛快です。ジョジョから入ってファンになりましたが初期作品も大いに楽しめます。 -
Posted by ブクログ
荒木先生の出世作。
今となってはごちゃごちゃと感想を並べ立てなくても誰もが読んでいる人気作となりましたが、私は、荒木先生の独特の言語感覚というか、全然場にそぐわないたとえ話が突然挿入されたり、しつこいまでに説明的だったりする台詞回しの個性が好きだったりします。
第一部ではスピードワゴンという男が、ジョジョたち波紋使いと呼ばれる特別な能力者とディオの死闘を逐一実況してくれます。
たとえば、ツェペリという波紋使いを殺された恨みでダイアーがディオに向かって行った場面では、
ダイアー「稲妻十字空烈刃(サンダークロススプリットアタック)!」
スピードワゴン「やった!ジョースターさんに試した時は、模倣ゆえか手刀を十字に組んでいなかった………したがってその欠点は頭突きやふくみ針などの攻撃に弱い!だが十字空烈刃はその欠点を補って攻守において完璧だ!」
ストレイツォ「これをやぶった格闘者は一人としていない!」
…場面としては、このストレイツォの台詞だけあれば何の問題もないはずなのに、きちんと模倣と本番の相違点を細かく説明しようという荒木先生に、私は感動を覚えざるを得ません。
それにしても、貧民街でしがないチンピラとして生きてきただけで波紋の修行などしたことがないはずのスピードワゴンの、この分析力の高さは一体…しかもダイアーの技については、例の「ジョースターさんに試した時」に一度見ただけなのに、弱点まで見抜いていたとは驚きです。この洞察力と冷静さを思えば、彼が後に石油王となった展開も充分納得できるというものです。