堂場瞬一のレビュー一覧

  • 潜る女 アナザーフェイス8

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    第8弾は、畑違いの捜査二課の手伝い。得意の演技を見込まれて、結婚詐欺グループの内偵を頼まれた大友。
    これまでと趣きの違う「アナザーフェイス」シリーズ。
    捜査をしていく途中で、捜査一課の一之瀬、犯罪被害者支援課、失踪課と、著者のお馴染みのシリーズの名が次々と出てくる。
    ファンにとっては、賛否両論あるだろうが、著者の営業努力(?)とみていいのではないか。
    今回、優斗の出番はあまりないが(夏休みの避暑を兼ね、長野の実家に)、『高速の罠』以降の成長著しく、父大友との関係もなかなかいい。
    将来は父の跡を継ぐ?大友鉄と優斗の親子刑事!

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    2017年05月17日
  • 報い 警視庁追跡捜査係

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    死者が生きてる者をコントロールして復讐を果たす。これだけ読むとホラーを思い浮かべがちだが上手く現実的なミステリーとして仕上げてると思う。ただあれだけ千里眼的な切れ者なのに息子を使うというのはいかがなものかなと。失敗させようとして使うならわかるがそういうわけでもなさそうだったので残念。食べ物に関しては褒めてもいるし貶してもいるのでドロー!

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    2017年05月13日
  • 潜る女 アナザーフェイス8

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    アナザーフェイスシリーズ第8弾

    正直今回は少し不完全燃焼
    元彼同士が繋がる詐欺グループの関係性にも無理がある
    自作に期待したい

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    2017年05月12日
  • ラスト・コード

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    優秀な研究者が何者かに殺害された事件を追うことになった筒井。 
    ただ、この事件は何か上層部での動きや秘密があり、研究者の娘でアメリカ留学中の美咲が帰国すると危険な日々が始まる。
    堂場作品の中では、鳴沢了シリーズを彷彿とさせる展開だが、まさしくその鳴沢も登場。またコンビだった冴までもが登場するという、堂場ファンにはたまらない話だった。
    また、今回の筒井と美咲が別の作品に登場するということで、それも楽しみである。

    2017.5.6

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    2017年05月06日
  • 潜る女 アナザーフェイス8

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    今回は畑違いの捜査ニ課への出動要請。詐欺事件の立件のため調査を進めるが、遅々として進まず。夏休み期間だったため、祖父母の家に行っている優斗の存在感も以前のシリーズほどなく、ワーキングファーザーの印象も薄れがち。その分、大友個人の事件への向き合い方にスポットが当たっていたようです。事件が明らかに、同僚高畑さんにも影響を及ぼし、登場人物それぞれに、シリーズの中での時間の経過を意識させられました。事件そのものは、スッキリ解決ではなかったので、それぞれの中でどう消化されていくのか今後も更に期待です。

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    2017年05月03日
  • 埋れた牙

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    もしも恵の捜索を依頼してきたのが瀧の友人でなかったとしたら。
    もしも瀧が武蔵野中央署に転属になっていなかったとしたら。
    もしも家庭内のごたごたに気をとられて恵の失踪に気づかなかったとしたら。
    そう考えると、知らないところで事件が闇に埋もれてしまっていることは案外あるのかもしれない、と考えてしまう。
    堂場さんの物語にしては結論ありきのように感じた物語だった。
    瀧が願い出て武蔵野中央署にやってきた理由やあかねの人物像も、 ある結末に導くためのように感じてしまった。
    瀧の人物像もピリッとしておらず、珍しく中途半端な感じが残る主人公だった。
    前半に差し込まれた場面も、唐突に差し込まれていたため犯人に結

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    2017年04月27日
  • 虚報

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    面白くない。主人公の2人に全く魅力がない。若い方の記者に何か光るものがあるわけでもなし、中年の方の記者も一体どこが優れてるのか、コネを持ってる以外に何にも伝わってこない。特に嫌なのがこいつら2人がチームとして全く機能してないところ。先輩が若手を育てようと全くしてないとこが読んでて不快だった。事件も特に盛り上がらないし堂場瞬一の中で最も面白くなかった。ただテーマは興味深いな。あと、「IPアドレスがac.jpだった」とかちょっと調べればわかるのにおかしな事書いてるから興醒めもした。

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    2017年04月21日
  • 誘爆 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真

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    昇進試験に合格し一課への異動が目前となっている刑事の管轄で爆破事件と殺人事件が発生。
    手柄を上げようとはやる気持ちを抑えられずに失敗をしてしまうものの、暖かく見守る周囲の人たちに助けられ見事逮捕に漕ぎ着ける。
    一刑事の成長もメインストーリーとなっているため、事件の謎解きは少々おもしろみに欠ける気がした。

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    2017年04月20日
  • ラスト・コード

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    父親が殺害され、留学先のアメリカから帰国した14歳の一人娘・美咲。
    天才少女という設定を保つために、天才ゆえのエピソードや展開が優先されていたように思う。
    堂場さんの物語の中では、踏み込みが足りないと感じてしまった。
    自分の命が狙われているかもしれない。
    同行している刑事の身も危ない。
    そんな状況の中で、いくら大切なことだったとしても状況を無視した行動をとるだろうか。
    天才だとは言ってもそれは頭脳的なこと。
    精神的にはまだまだ未熟で、だからこそ最善の策とはいえない方向へと走ってしまった。
    そう考えればよかったのだろうか。

    他のシリーズの主役たちが顔を見せる意味もわからなかった。
    読者の楽しみ

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    2017年04月18日
  • 献心 警視庁失踪課・高城賢吾

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    何者かに殺害され、建築中の家の基礎部分に埋められていた綾奈。
    その事件の犯人がようやく明らかになる。
    解決・・・という言葉は使いたくないと思うような結末。
    ずっと高城が苦しみ続けてきた綾奈の失踪事件。
    思いがけない出来事から遺体が発見され、捜査本部も設置され、気の遠くなるような地道な潰し作業の末に高城はようやく犯人へとたどり着く。
    失踪課のメンバーや長野たち、あらたにたった捜査本部で捜査を続けてくれている警察官たち。
    多くの人たちが高城の娘・綾奈のために動いてくれていた。
    思いはひとつだろう。
    何故小さな命は奪われたのか・・・。
    敵をとってやりたい・・・。
    どんなに後悔しても、どんなに謝っても

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    2017年04月17日
  • 牽制 警視庁失踪課・高城賢吾

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    交番勤務の21歳の警察官が拳銃を携帯したまま失踪する。
    法月が所属する警務課をはじめ、失踪課も高城を除くメンバーが行方不明の警察官の捜索に動き出す。
    一方高城は、プロ野球のドラフト会議で一位指名を受けた高校球児の失踪届が出されたことからその行方を追う。
    ふたつの失踪事件は真逆の解決をみる。
    警察官は自ら命を断ち、高校球児は自らの意志で戻って来る。
    事件は解決したものの、高城の心はすっきりとしない。
    雑とまでは言わないけれども、ずいぶんとご都合主義のような物語の展開で驚いた。
    未成年者、ましたメディアにも取り上げられるような有名高校生が手術をするのに両親の同意書がないのはどうなのだろうか。
    優秀

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    2017年04月17日
  • 漂泊 警視庁失踪課・高城賢吾

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    失踪課のメンバーである明神愛美が偶然居合わせた火事のバックドラフトに巻き込まれ負傷。
    物語は愛美の復帰までと、火災現場に残された二つの遺体の事件の解明。
    失踪届が出された人気ミステリー作家の行方を追う三つのストーリーが同時に進行し、互いに絡み合う複雑な様相を呈していく。
    昇進に並々ならぬ意欲を持つ阿比留に気を使いつつ、高城は人気ミステリー作家である藤島の行方を追う。
    ストーリーは二転三転しながら、徐々に事件の核心に近づいていく展開は相変わらず面白い。
    本調子とはいえないまま現場復帰を果たした愛美へ素直に優しくできない不器用な高城もいい。
    優しい言葉のひとつもかけられない人間は、ちょっとした優し

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    2017年04月16日
  • 神の領域 検事・城戸南

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    殺された被害者の身元が判明しないまま時間は過ぎていき捜査も行き詰る。
    主人公である城戸は被害者が身につけていたある物に注目し、被害者の身元を確定させる。
    事件の真相と城戸の忘れられない過去が交錯し、絡み合い、「勝つということ」の意味をも考えさせる物語になっていた。
    事件の捜査や真相とはほとんど関係のない場面が一番印象に残った。
    スカウトのために訪れたグラウンド。
    余力を残しながら最終周まで走り続け、最後の最後で抜き去って1位となった選手への久松の言葉が強烈だ。
    勝つことは当たり前の前提としてあり、記録を狙い、記録を更新し、結果として勝利も手に入れる。
    才能と言ってしまえばそれまでだが、一段高い

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    2017年04月14日
  • 解

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    大学時代の夢を叶え、大江は中堅政治家として頼りにされる存在となった。
    鷹西はジャンルを時代小説へと移行し、安定した売上を見込めるシリーズを持つ作家となった。
    互いに忙しく以前のようには会えなくなったけれど 、友情は少しも変わらない。
    だが、鷹西が記者として地方に転勤になっていた時代に起きたひとつの未解決事件が二人の関係を変えてしまう。

    物語の最後で提示されるひとつの未来。
    それが正しいのか、それとも間違っているのか。
    鷹西にもたぶんわからないままなのだろう。
    まさに鷹西が問い詰めようとしたあの瞬間起こった出来事に、運命のようなものを感じてしまった。
    時代が、国が、必要としている存在。
    そんな

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    2017年04月11日
  • 埋れた牙

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    東京、吉祥寺が舞台の小説。ここが犯罪多発地帯でもないため、主人公は新人指導を兼ねて2人で捜査を開始。守護者でありたいと願う瀧の地元ならではの土地鑑と人脈が捜査を前に進めて行く。東京に不案内な私にとって、主人公の目を通した街並みはさながらタウンマップのようでした。そうそう犯罪率も高くないので、続編は無理かなあ...

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    2017年04月04日
  • 親子の肖像 アナザーフェイス0

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    短編集。
    一人息子・優斗が誕生する直前から物語は始まっている。
    家庭のことは妻・奈緒にすべて任せ、目標でもあった捜査一課への異動を目前にし、やる気が漲っている大友の姿が描かれている。
    しかし、時は経ち、やがて優斗も成長していく。
    相変わらず捜査に明け暮れる日々の中で突然起きた信じられない出来事。
    奈緒の事故死・・・大友は奈緒の存在の大きさを改めて思い知らされる。
    優斗が生まれたときから父親だったはずなのに、いざ一人きりで育てていなかなければならなくなったとき、多くの選択を大友は迫られる。
    刑事としての仕事を取るか、人として父親としての立場を取るのか。
    優斗はまだ幼く、遠回りになることを承知で大

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    2017年04月04日
  • 牽制 警視庁失踪課・高城賢吾

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    失踪課、今回の事案は、プロ野球ドラフト一位指名の高校生スーパースターの失踪。
    家族にも、野球部にも、指名した球団にも告げず、突然行方をくらました。何があったのか、野球賭博事件も浮上し、その行方が気になるが、結果は・・・。
    いつもなら妄想として、捜査を助言すべく、失踪した娘の綾奈が、高城の前に出現するのだが、今回は無し。
    どうしたかと思っていたら、ラストの一行!
    続けて第9弾を読まないわけにはいかない。

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    2017年04月03日
  • 沈黙の檻

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    事件を追う警察小説には不適切な表現かもしれないけれど、堂場さんの物語はいつも安心して読める。
    ひとつずつ丁寧に積み重ねられていく事実。
    どの人物の描写もしっかりと描かれていて、物語の中に入り込んでいきやすかった。

    真実を暴くことがいつも正しいとは限らない。
    もちろん基本的には法律によって裁かれるべきだろうし、そうでなくては社会の秩序は守られないだろう。
    けれど、もしかしたら別の罪の償い方があってもいいのかもしれない・・・そんなふうにも思える物語だった。
    「沈黙の檻」、これ以上にこの物語にあう題名があるだろうか。
    自由のようでいて自由ではない。
    目には見えないけれども、確かに自分を囲んでいる檻

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    2017年04月03日
  • 共犯捜査

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    「複合捜査」に続く「検証捜査」シリーズ。
    福岡県警で起こった女児誘拐事件。
    担当するのは娘が生まれたばかりの皆川。
    身代金を受け取った犯人を追跡するが、死亡させてしまう。
    その後、共犯者が浮上。
    そして、次の誘拐事件が発生。
    しかし、何かがおかしい…
    ただの連続誘拐事件ではなく、複雑な状況が徐々に明らかになっていく。

    2017.3.30

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    2017年03月31日
  • 歪 捜査一課・澤村慶司

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    警察小説のシリーズのはずなのだけれど、男女の逃避行に物語のほとんどが費やされている。
    善悪の区別はつくけれど、何が悪いのかはわからない。
    自分が生きるために、自分が思うように進んでいくために、何の逡巡もなく人を殺すことができる。
    殺人という、人として高いハードルを越えることに対するためらいはない。
    日向とはそんな男だ。
    だが、日向をさらに上回る人間もいる。
    日向にとって他人は踏み台でしかない。
    ときには恭順の意を示しても、それはけっして本心からではない。
    嘘も方便と言うけれど、自分以外の人間を信じない日向にとって重要なのは「利用できるか、できないか」。
    それがすべてのはずだった。
    真菜は日向の

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    2017年03月20日