堂場瞬一のレビュー一覧

  • 漂泊 警視庁失踪課・高城賢吾

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    明神愛美が、火事に伴なうバックドラフトにより重傷を負い、入院。そんな衝撃的な冒頭部に、たちまち作品世界に引き込まれた。
    彼女はいつの間にか、高城賢吾にとってかけがいのない相棒になっていたことを痛感しながら、失踪者を追いかける高城。今回の失踪者は、火事現場の遺体かもしれない有名な作家。
    そして、その失踪には、哀しい背景があった。
    この作家の告白の一部には、著者の思いもあるのだろうか。自分の小説に疑念をいだき悩むこの作家と著者の立場は、対極に位置するのではと、一般読者は邪推するが・・・

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    2017年03月02日
  • 第四の壁 アナザーフェイス3

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    大学時代の大友の姿が多く登場する「アナザーフェイス」シリーズ3作目。
    学生時代に芝居をやっていたことは知っていたけれど、まさか4度も舞台を踏んでいたとは。
    しかも、中には主要キャストとも呼べるような配役まであり、けっこう本格的にやっていたんだなと驚いた。
    劇団という特殊な集団の中で起きる軋轢。
    誰もが小さな国を作り王様になりたがる・・・なるほどなと、妙に納得した言葉だった。
    「夢厳社」の王となった笹倉は、けっして反逆を許さず徹底した服従を望んだ。
    芝居に関しては、誰の助言も聞かずに劇団を思い通りに動かそうとして殺された笹倉。
    「役者馬鹿」という言葉もあるが、笹倉も「芝居馬鹿」だったのだろう。

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    2017年02月28日
  • 高速の罠 アナザーフェイス6

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    5の話の続きは、別のシリーズに引き継がれてたのですね。
    さて、撃たれてから、勘がなかなか取り戻せない大友鉄。今後どうなっていくのか?
    高速バスの話なので、動機という点においては、予想できるもの。でも、何だか悲しい事件です。
    ラストの、大友鉄の言葉は、杉下右京を思い出しました。

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    2017年02月27日
  • 埋れた牙

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    地元の武蔵中央署に異動した瀧は、同級生から姪が行方不明になっていると相談を受ける。所轄に異動し、時間を持て余していた瀧は、後輩のあかねと一緒に捜索に乗り出すが、捜査を進めて行くうちに地元の市議会議員のスタッフが10年ごとに行方不明になっていることが明らかになる。行方不明の捜査がメインということで、いつもの堂場作品よりも控えめな印象。地元愛を前面に出し過ぎているのが、鬱陶しかったり、かなり前からネタバレな感じで、いまいち…

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    2017年02月27日
  • 複合捜査

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    『検証捜査』の兄弟編。
    さいたま市で夜間の治安対応に試験的に召集された夜間緊急警備班。
    班長は部下のせいで出世街道を外れてしまった若林警部。
    副官は『検証捜査』にも登場した桜内。
    他は若い刑事ばかりで、若林の傲慢なやり方に不満が続出する。
    若林と若い刑事の間に挟まり奮闘する桜内。
    しかも、事件が立て続けに起こり、捜査は難航。
    連続して起こる事件には不審な点も多い。何かがある…
    途中からなんとなく犯人が見えてはくるが、話はなかなか真相に辿り着かず…ちょっとイライラ。

    2017.2.26

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    2017年02月26日
  • 敗者の嘘 アナザーフェイス2

    購入済み

    敗者の嘘

    最後の結末が予想外
    刑事で大友さんの様なエネルギッシュな人はいるのかなぁ

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    2017年02月18日
  • 二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3

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    犯罪被害者支援課とは、文字通り犯罪の被害を受けた人たちを支えサポートするための課だ。
    対象となるのは事件によって被害を受けた当事者だけではない。
    事件によって大切な家族を失った遺族もまた、支援課の支援対象となる。
    堂場さんには数多くのシリーズがある。
    大きく分ければ警察小説とスポーツ小説になるのだろう。
    どちらのジャンルにも大好きなシリーズがある。
    けれど、この支援課シリーズにはいまひとつ乗り切れない。
    物語は何度も何度も被害者たちに寄り添うことが大切だと語りかけてくる。
    でも、その一方で村野は実地体験を通して後輩の支援員たちを育てようとする。
    任せても大丈夫だという信頼感があってこそのことだ

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    2017年02月17日
  • 複合捜査

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    「検証捜査」を読んでいたときも思ったのだけれど、前フリの長さが気になる。
    ぎゅっとしたらもう少しページが少なくなるんじゃないのかと思ってしまう。

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    2017年02月14日
  • 相剋 警視庁失踪課・高城賢吾

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    失踪課シリーズ第2弾。
    主人公以外にも、失踪課の各メンバーがそれぞれユニークなキャラであり、今後遭遇する事件に、各課員がどんな対応をするかが、このシリーズの魅力と言ってもいい。
    第2弾は、何等かの過去がありそうな元野球部員という課員が相棒となって活躍する。

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    2017年02月13日
  • 邪心 警視庁犯罪被害者支援課2

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    犯罪者支援課シリーズ第2弾。今回はリベンジポルノの被害者の話。と言っても、被害者と言い切れるかどうか、村野が判断に迷ううちに対象者が何者かに殴られ、意識不明に陥ってしまい、話のほとんどがその犯人捜し。前作でどこまでも被害者側に立つ姿勢が新鮮で面白いと思っていたので、普通の警察小説に戻ってしまったような印象が強く、1作目ほどの感動はない。このシリーズは犯罪被害者の話であり、村野や愛もまた犯罪被害者として描かれているので、2人の成長も物語のキーになるのだろうけど、愛のキャラクターがどうにも好きになれないのは自分だけだろうか…

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    2017年01月29日
  • over the edge

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    続編を先に本屋で見つけたので、先にこっちを読んでみた。連載物の加筆なので、まぁ、ちょっと…ってところもあったけれど最後まで引きつけられた!最後の一言がグッときた!!!

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    2017年01月14日
  • 敗者の嘘 アナザーフェイス2

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    嫌な感じな、どんでん返しでさらに嫌な感じしか残らない事件でした。これ、事件解決してよかってねって人が一人もいないやん!テツ、柴、敦美の同期の絆みたいなのが救いでした。しかし、テツさんってどんなけイケメンなんですかね~。無自覚なイケメンって最強じゃないですか。脳内でずっとどの俳優さんがやったらしっくりくるのかしら?と巡らしておりました。

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    2018年09月08日
  • 第四の壁 アナザーフェイス3

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    事件が解決したときに言った柴さんの言葉。「ひでえ事件だな」本当にそんな感じの事件でした。後味悪いし、だれにも感情移入できませんでした。しかも、テツは昔に浸って感傷的になってな~んかフラフラしてるし、柴さん全然活躍してないし、優斗くんはあんまり出てこないし。読んでる間にのめり込んでいくって感じが今回はしませんでした。俳優って怖い。

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    2018年09月08日
  • 独走

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    ネタバレ

    なんか不思議な感じがします。これまで、堂場瞬一のスポーツシリーズは『いま』を描いているものだと思っていたんですが、この作品は、なんか『近未来』を描いているような気がします。

    とは言っても、現実のほうが追いついてきていて、解説にも有るように“省”ではなく“庁”ですが、スポーツ庁が出来ていますし、その長は小説と同じくアスリート出身。なんだか、預言書なんでしょうか?

    この作品は珍しく、スポーツそのもの、スポーツをやっているアスリートを描いているのではなく、メダル至上主義に歪んでしまった日本の姿を描いているような気がしました。なんだかそれでは楽しくないよね。スポーツがそれでいいのかな?

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    2016年12月25日
  • 特捜本部 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真

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    12月-6。3.5点。
    ルーキーシリーズ第4弾。
    捜査一課に異動になった一ノ瀬。初の特捜本部は、女性の
    バラバラ死体。一之瀬出身大学のカレッジリングをしていたため、大学絡みで捜査に。
    だいぶ成長した一之瀬。でも、事件は意外な方向に。
    まあまあ。

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    2016年12月14日
  • 二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3

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    警視庁犯罪被害者支援課シリーズ第3弾。3作の中で一番良かった。それは村野と愛の事があまり出てこなかったから。

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    2016年12月13日
  • 穢れた手

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    ネタバレ

    冒頭で釈放されたところから始まり、何の事件が起こったのかも、友人関係の深さもよくわからなかったため、主人公が突っ走るのが理解できず。自分勝手に振る舞っているようにしか受け止められなかったため、なかなか物語に入り込めず。
    結局最後の方までずっともやもや謎のまま進むし、最後まで読んでも、何で最後に殺したの?って感じで、最後まで理解出来ないままだった。

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    2016年12月05日
  • 蝕罪 警視庁失踪課・高城賢吾

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    著者のシリーズでは、初期の部類だが初読み。
    過去を抱えた酔いどれ主人公が、失踪者を探す話は、ハードボイルドの定番であり、たいがいは私立探偵が単独行動するパターン。
    しかし、この作品では主人公は警察官であり、主にチームで事件処理にあたる。
    主人公の属する失踪課の班員の個性も興味深く、今後それぞれが活躍しそうで、このシリーズ続けて読みたくなった。

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    2016年12月01日
  • 消失者 アナザーフェイス4

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    シリーズ第4段。
    前作を読んでから、既に2年?3年?
    久しぶり。

    “アナザーフェイス”と銘打たれてスタートした本シリーズ。
    元劇団員であるための変装技術や演技力が・・・
    シングルファーザーの子育て奮闘記兼ねる・・・
    というキャラ立ては、薄れてきている模様。

    事件自体・物語自体は、別に“アナザーフェイス”でなくとも堂場作品ならどれにでもマッチしそうな内容。

    老スリ師の無惨は残念だが・・・、親娘の絆にささやかに感動。

    今作ででも、“大友の物語”に若干の動き。
    ●後山参事官との今後の絡みに、期待大
    ●思春期を迎えつつある我が子との距離感に戸惑う姿は、ごく近い将来の自分に重なる(笑)。
    ●亡く

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    2016年11月30日
  • 献心 警視庁失踪課・高城賢吾

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    警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ第10作。

    娘の死の真相がついに判明する!? 12年目にしてようやく手がかりをつかんだ高城は、娘の同級生だった母子の行方を追って東北へ向かうが……。

    覚悟はしていたけれど、真実はつらいものだった。主人公と同じくらい読み手にとっても悲しい結末で、もう少し希望の光を感じさせてもらえたらよかったのにと思う。悲しくてもつらくてもそれでも前に進め、ということなのだろうか。

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    2016年12月14日