堂場瞬一のレビュー一覧
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シリーズ第4段。
前作を読んでから、既に2年?3年?
久しぶり。
“アナザーフェイス”と銘打たれてスタートした本シリーズ。
元劇団員であるための変装技術や演技力が・・・
シングルファーザーの子育て奮闘記兼ねる・・・
というキャラ立ては、薄れてきている模様。
事件自体・物語自体は、別に“アナザーフェイス”でなくとも堂場作品ならどれにでもマッチしそうな内容。
老スリ師の無惨は残念だが・・・、親娘の絆にささやかに感動。
今作ででも、“大友の物語”に若干の動き。
●後山参事官との今後の絡みに、期待大
●思春期を迎えつつある我が子との距離感に戸惑う姿は、ごく近い将来の自分に重なる(笑)。
●亡くなった妻を想う心情が、美しい。
★3つ、7ポイント半。
2016.11.30.古。
組織犯罪対策課のコワモテの先輩と、女性記者・・・、他のシリーズでも見かけた記憶が。
どれだったっけ? -
Posted by ブクログ
ネタバレ上下巻で、上巻は序章と第1部(317頁)、下巻は2部(323頁)の構成となっています。
序章で、犯罪かと思われる事件が発生し、第1部でその背景となる50年前の事柄が語られ、第2部で現在に戻って事件継続、そして解決へ向かいます。
第1部がとにかく長い。2百数十ページにわたり、それだけで独立した社会小説にでもなりそうなボリュームがあります。
上巻が終わるまで、第一部では捜査の話なし。盛り上がれなかったです。(政治、革命、戦争などにまつわる物語を読みたいわけではなかったので)
中央公論社が「イッキ読みしてください」というのは営業的な意味もあったかと思いますが、別の意味でもうなずけました。
とはいえ、話の質が低いということではなく、むしろ、昭和初期から高度成長期入口までの社会経済情勢とともに物語が展開され、読み応えがある社会小説と言ってもいいのかもしれません。
というわけで、堂場作品の多くを占める警察小説とは異なるのだ、と承知して読むことをお勧めします。 -
Posted by ブクログ
若手刑事一之瀬拓真が、一作ごとに成長していくシリーズ。(そういえば、第3作が未読だった)
今回は特に、同期との対抗心に葛藤する主人公の心理が、捜査活動の中で顔を出す。
事件解決後、一之瀬は自問する。
「自分は人間としての基本的な優しさや思いやりを忘れながら、プロの刑事になりつつあるのか」と。
読者としては、そんなことないよと、声をかけてあげたい。頑張れ、一之瀬!
そんな一之瀬が、最終頁で結婚を決意?!
次回作でどうなるか、楽しみ。
いくつものシリーズをものする著者得意のコラボレーションか、思わぬところで『アナザーフェイス』の大友の名前が飛び出し、思わずニヤリ。これも、堂場作品の楽しみの一つ、といっていいか。