菅野彰のレビュー一覧
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今回はちょっと世俗的な感じ
今回の話は世俗的というか痴情的というか
大吾の過去の女性のことは、正祐のわだかまりから問題になっていくんだろうなとは思っていたのですが、こういう展開は想定外でした〜(苦笑)
まあ、いつもは正祐とバトっている訳だから、他所とやっても不思議ではないのか…
正祐は宥め役になって、少しは成長しているってことなのかな -
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一言で言うなら成長かな
今回は成長の回かなと思いました
正祐・宙人・光希が自分を認めることだったり、知識を身につける努力をしたり、人の痛みや人を思いやる事に気づいたり…
大吾もまた、正祐の幼さと関わる事で葛藤して成長してるんでしょうね
それにしても、正祐は性に対してもっと奥手なのかと思ってました
その割に最初から「殺されるよりはマシ」と言って、まあ確かに殺されるわけにはいかないだろうけど、割合簡単に抱かれたなと思ってましたが、人に対しての興味の無さなんですかね?何をされても他人事というか…
それが自分の感情に気付いてそれを理解できずにパニック状態で行為の状況をストレートに言葉にするとか、大吾ですらちょっと引いてるのが -
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笑うし泣けるし考えさせる作品
初っ端「試しに一人殺してみたら〜」で声あげてふきだして、その後も失笑の連続でした❗️
この作品は人前では読めないなと思っていたのですが、中盤「月見」のあたりで叙情的な切ない雰囲気になり、後半正祐が心情を吐露しているシーンは、昭和の純文学を読んでる気分でした
他の登場人物も悪意なく辛辣にツッコんだり、そのくせ良き理解者だったりとかなり魅力的!
「持つ」事の重さも考えさせられました
話の中に出てきた本もちょっと読んでみたくなります! -
Posted by ブクログ
すごく良かった。雑誌で拝読する機会がよくあった校正者シリーズのスピンオフ。すごく好きです。本編より好みだった。
銀河鉄道の夜、春琴抄、H・バーガーを重ねて進めていく展開に、本来だったらもどかしさを感じてしまうはずなのに、せっかちだった自分には珍しくじっくり読んでしまった。
とにかく、お兄ちゃんの呪縛から逃れられないであがく白州が、それを知ってか知らずかまっすぐに愛を伝えてくる宙人が、それぞれに愛しい。
そして、お兄ちゃんも…。あとがきで一冊に丁寧に書きたかったVSお兄ちゃんの話をマイフェアボーイに、とありましたが、自分も一冊で読みたかったです。
菅野さんも絶賛していた麻々原さんのイラストもむべ -
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第三弾。
全編大吾視点で話が進むのはとても新鮮でした。
正祐の戸惑うばかりの愛の深さを思い知らされる大吾がみられます。
そして正祐とともに少しずつ変わっていく大吾も。
これまで傲慢大吾に惚れた正祐に同情していたけれど、この巻読むと大吾にも同情してしまえるという(笑)
三巻にしてかなり作者さんの文体にも慣れ、益々面白くなってきました。この二人をずっと追いかけたい。
同僚篠田さんと伊集院先生もいい味出してます。 -
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読後にぼーっとしてしまうほど読みごたえがありました。
なんでしょうこれは。
もうBLという囲いを超えた読み物だと感じ入っております。
とにかく私の萌えがこの本に詰まってた。自分でも知らなかったけれど。
全てが好み。主人公と作家が交わす会話。全てが面白い。
ここしばらく頭を使って読む読み物から遠ざかっていたなと再認識。
作家さんがあとがきで書いておられるとおり、この中にでてきた全ての本を読んでみたい。
読んだことがある本ももう一度読みたい。源氏物語でさえも(笑)
笑いあり(声上げて笑えました)涙あり。
読書が好きな方にはとにかくお勧めです。
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お得な一冊
かなり巻数が出てから読み始めた私としては、これまでの冊子の特典は集められずにいたので、番外編はとてもありがたかったです。短編ですのでサクッと読めますし、それぞれのCPが満遍なく登場し、この作品ならではのドタバタ群像劇が味わえて楽しかったです。そしてキャラクターの成長も実感できるような一冊でした。個人的には龍×明信のCPが好きなのですが、特典の短編でもこんなにイチャついていたのか…という気持ちになりました。とても可愛かったです。
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原作既読
原作を読んでいても、コミックスならではのテンポで楽しめました。勇太が想像以上のかっこよさで良い意味で裏切られました(笑)小説でもコミックスでも、どちらでも楽しいお話です。
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賑やかで楽しい★
好きな作家さんですが、この作品はシリーズがだいぶたくさん出ているのでなかなか手を出せずにいたのですが、やっぱり気になって1巻を読んでみたらめちゃめちゃ面白かったです。それぞれ訳アリなんだろうな、と思いつつ、大家族の賑やかな雰囲気にほっこりしました。続きを読むのが楽しみです。
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文学談義が楽しい
主人公達の職業柄か、今回特に文学談義が楽しかったです。なぁに、普通に高校を卒業していれば理解出来る範囲でのことですので難しくはありません。でも、こういう話題で登場人物達が延々と酒を飲み、盛り上がるBLってちょっと思い浮かばないです。
この作品は恋人同士がお互いの内面を探り合う過程で自己の内面を知り、更に互いを求め合う物語です。そのツールとして小説、文学があります。基本的にあまりアクションは無く、行きつけのお店で美味しいつまみで二人してお酒を飲んでいます。
是非、長く続けて欲しいシリーズです。 -
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気持ちが丁寧に伝わって好きです
好みがある話です。個人的に繊細に気持ちを扱う話も大好きです。
久しぶりに恋愛小説を読みました。常に気になるライバルが登場するけど、性欲ならあるけどそれは違うと至った冷静さが書き込まれててリアルだと思います。
まだ粉かけるんですかってくらい存在感あり。
イタすぎる雨宮さんが本当に思っている気持ちに言葉を探してぶつけてるのは、友也。それが深海とは違ったのですね。
深海の話が読んでみたいです。
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Posted by ブクログ
毎年死ぬでしょう 夏に子供が車の中とかで。
五十度とかになるのよ車の中。
毎年毎年死ぬのに何故そんなところに子供を置くのか訳がわからない。
そんな母親見つけたらぶち殺してやろうと思った。
あたし割と常識のある両親に育てられて 普通に教育も受けて それがあたり前だと思ってた。
でも……本当に知らない人がいるのね。
教える大人がいなかった
そんなこともあるのね……
ただひたすら無難に生きてきた冴えない銀行員・祐一が、売人から麻薬を奪取して逃亡中のデコトラ運転手タイヨーと成り行きで逃避行するはめに。子供の頃に父親が不倫相手と心中してから、母親の「何もしないで」という口癖に呪縛され、人生に目的も意味