あらすじ
容姿端麗な文壇の寵児、現代文学文学の旗手、そして人気作家・東堂大吾の天敵でもある白洲絵一は戸惑っていた。つまらないパーティの後、塞ぐ気持ちを晴らすため飲みすぎ、翌朝ホテルで裸で目覚めると、自分を腕に抱いていたのは、眩暈を起こすような謎の日本語を操る金髪のおバカ作家で……!? 殺意を胸に再び彼、伊集院宙人と会うことにした絵一だったが……。「色悪作家と校正者」シリーズ、スピンオフ!!
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タイトルを見てまさかの色悪作家のスピンオフとは思わず慌ててて二作品購入。あの白州英知さんと宇宙人こと宙人がメインとは。メインカプやその同僚もばっちり出てきてます。読み終えて二人のファンになるほどキャラ大好きです。マイフェアレディごとく宙人を紳士にできるか?笑 本心では不可能であって欲しい 笑
Posted by ブクログ
すごく良かった。雑誌で拝読する機会がよくあった校正者シリーズのスピンオフ。すごく好きです。本編より好みだった。
銀河鉄道の夜、春琴抄、H・バーガーを重ねて進めていく展開に、本来だったらもどかしさを感じてしまうはずなのに、せっかちだった自分には珍しくじっくり読んでしまった。
とにかく、お兄ちゃんの呪縛から逃れられないであがく白州が、それを知ってか知らずかまっすぐに愛を伝えてくる宙人が、それぞれに愛しい。
そして、お兄ちゃんも…。あとがきで一冊に丁寧に書きたかったVSお兄ちゃんの話をマイフェアボーイに、とありましたが、自分も一冊で読みたかったです。
菅野さんも絶賛していた麻々原さんのイラストもむべなるかな。あー、しばらくこの本に浸っていたいです。