青木薫のレビュー一覧

  • 時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙

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    この著者のこれまでのものに比べると、対象がより一般的・普遍的になっている。これまで得た、量子物理学の知識をもって、空間や時間など、より、ある意味で身近なものを取り上げて考察した一冊。
    著者のこれまでの専門的な著作のような緊張感はあまりなく、言い方は正しくない気がするが、哲学的な話題について著者なりの科学的なアプローチで迫った、世界とは何かについての書、といった印象。

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    2024年07月05日
  • 宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論

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    254P

    科学の面白い所って、人間っていうものを重要視してない所なんだよね。人によってはそれが嫌だって言うのかもしれないけど、私からするとここが面白くて堪らないポイントだな。だって文系分野とか宗教って絶対人間がデーんってあってそれ以外は矮小化されてるじゃん。でも科学にとって人間は空気の粒子のひとつとかその辺に舞ってる埃とかと価値が等しいんだよね。そのものの見方が面白すぎてやめられない。そんなヤバイものの見方してるやつ居たら頭おかしすぎて友達になりたいもん。

    青木薫
    1956年、山形県生まれ。京都大学理学部卒業、同大学院博士課程修了。理学博士。専門は理論物理学。翻訳家。サイモン・シ

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    2024年06月28日
  • 量子物理学の発見 ヒッグス粒子の先までの物語

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    難しい内容をわかりやすい言葉で説明してくれている。楽しく読める本です。きちんと理解するにはそれなりにしっかり読み返したりが必要です。

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    2024年06月02日
  • 代替医療解剖

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    鍼、ホメオパシー、カイロプラクティック、ハーブの代替療法を次々に取り上げながら、その効果の低いこと、ないこと、身体に害をなすことを論証している。プラセボ、二重盲検法など、科学が確立した手法、概念についても詳しく説明を加えている。

    医療リテラシーが高まる本。今も色褪せていない。
    代替医療が掲げる、総合性、自然由来、伝統という背骨に当たる傾向性を叩き切る。

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    2024年05月16日
  • 宇宙創成(下)

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    歴史小説であり、科学小説。

    歴史的な部分で読者を引き込むので、毎日読み続けてしまう。

    難解な部分は上巻だけで、下巻はドンドン読み進めて行ける。

    アインシュタインからビックバン確定まで、物理学者の活躍が眼前に現れるかのような。

    面白かったです

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    2024年04月12日
  • 宇宙創成(上)

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    今まで読んだ理科の本には書かれていない、ビックバンや星が何でできているのか、など歴史とともにその理由が書かれていて、、わかりやすく理解&納得できました。

    行ったこともない星の成分がわかるのはなぜ?
    宇宙の始まり
    膨張し続ける
    など

    面白い

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    2024年03月24日
  • 量子革命―アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突―(新潮文庫)

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    とびきりの天才が人類の知の沿岸を広げてきたことに改めて敬意を感じながら、それらの天才たちも同じ人間として日々の苦労や戦争のような外的な苦しみに耐えながら知の探究を続けていたという姿に励まされもする。

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    2024年03月02日
  • 科学革命の構造 新版

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    パラダイムとかパラダイムシフトという言葉はクーンの名前と一緒に知ってはいたけれど、
    実際この本を読んでみて、思っていた内容とけっこう違った。
    教科書で習うような古典を読んでみる良さはこういうところにもあると思う。

    通常科学は、理論や価値観、模範例など(パラダイム)を共有する科学コミュニティにおいて、パズルを解くように、理論の確認を行っていて、本質的に新しい発見を目指すものではないが、
    理論に合わないことが発見され、危機におちいることがある。
    そうした中で革命のように、世界観を変えるような新たなアイデアが打ち出され、パラダイムの変化がおこる。
    そうして、科学は累積的でない形で進歩していく。

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    2024年02月14日
  • 遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる―

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    遺伝に関する言説について、特に優生学に繋がっていくような言質が蔓延っている中、決定論的に全てを形作るものではないが、人生の成り行きを形成する重要なファクターであるということを認識した上で、どう平等を実現するか、という思考への過程が記されていて、目が覚める思いでした。

    遺伝による差は確かに存在するが、その生まれながらに得た人間の価値と、社会的に価値づけられた価値を混同してはならない、という言葉には、昨今の社会的な雰囲気に一つ明かりが見えた様な感覚になりました。

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    2024年01月01日
  • 代替医療解剖

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    代替医療そのものを信じるかどうかよりも、
    そのために受けられる治療を遠ざけてしまうことが怖い。

    ジェット浪越が懐かしい。

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    2023年12月17日
  • 暗号解読(上)

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    夢中になって読めた。こんなの絶対に解けないだろうと自分でも思える暗号が、幾度も解かれていく様は気持ちがいい。説明もわかりやすい。

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    2023年10月02日
  • 世界でもっとも美しい10の科学実験

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    著名過ぎるがゆえに、根拠のないネガティブな話までよく聞く偉人や実験について、なぜ史上で大きい反響があったのか、背景を踏まえて詳しいストーリーが書かれていて分かりやすい。

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    2023年09月20日
  • 暗号解読(上)

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    人類の歴史を振り返ると、通信の秘密が敵に知られないことは何よりも増して重要な課題だった。

    通信内容が知られるか知られないかで、膠着状態にある物事が一気に解決に向かう。場合によっては、暗号が破られないか否かに人の生命がかかっており、暗号作成と解読を繰り返しながら複雑に進化してきたのが暗号の歴史といってもいいのかもしれない。

    最初はごく簡単なカエサルシフト暗号から第二次世界大戦におけるドイツ軍のエニグマまでの変遷が上巻は描かれる。


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    2023年09月18日
  • 宇宙創成(下)

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    下巻はビッグ・バン宇宙モデルと定常宇宙モデルのどちらが正しいのかを巡り、多くの個性的な人達が究明に乗り出す。

    ビッグ・バン宇宙モデルは、今日の我々の中では一般的となっている理論であるが、ビッグ・バンが発生して現在の宇宙が形作られるにあたり、多数の評価基準に対して裏付けとなる証拠が見つからず、つい最近まで定常宇宙モデルとしのぎを削る争いが行われていた。

    観測機器の精度が上がっていくにつれて、徐々にビッグ・バン宇宙モデルが予測していたことが明らかになっていくが、ここまで予測の的中率が高いのにも驚かされる。今後の検証によってどのように理論が発展するのか、また、別のモデルに取って代わられるのかも気

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    2023年09月16日
  • 宇宙創成(上)

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    フェルマーの最終定理が非常に面白かったので、同じ著者のこちらも購入。

    相変わらずの難解な内容を分かりやすく伝える文章力と、謎が解明されていくプロセスをドラマティックに描き出す演出に感心させながら一気に読ませてくれた。

    上巻は紀元前の古代ギリシャの哲学者が宇宙という天上世界の解明に足を踏み入れたところから始まり、コペルニクス、ガリレオによる地動説、アインシュタインの相対性理論、ハッブルによる赤方偏移による宇宙膨張の観測までが描かれる。

    ここに至るまでも様々な議論や、長年真とされている価値観を変えたくない保守層の妨害を経た上で、実験、理論、観測等による検証を繰り返しながら、今当たり前とされて

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    2023年09月14日
  • 量子革命―アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突―(新潮文庫)

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    「半導体戦争」という本が、現代を理解する上で大事だと思っていたが、その少し前の時代は物理学が大事だったのだと気付かされる本
    アインシュタインは数学の勉強をしていなかったことを後悔していたのも面白い(一般人に比べたら死ぬほどできるけど)。職がなくて、特許局で働かせてもらって、その片手間で相対性理論を作り上げたことを歴史としてみるのも刺激的なストーリーだった
    近代ドイツの工業発展手段としての物理学研究や、ナチスがノーベル賞保持者に対して原爆の開発を依頼したが科学者たちは正義の名の下に断ったこと、ユダヤ人としてのアインシュタインなど、物理学の歴史を俯瞰できる

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    2023年12月26日
  • フェルマーの最終定理

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    フェルマーの定理がどんな内容なのかは文系の私にはさっっっぱり分からないけれど、数学がロマンと葛藤と冒険に満ち溢れた熱くて激しくてロックな学問なことだけはわかった。

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    2025年12月15日
  • 時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙

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    ブライアン・グリーンさんの本はどれも好きで、今回もとても楽しく知的好奇心を満足させてくれました。理系の本格的な本と違って、文章も文系の私でも入り込みやすく読みやすく、読んでいてとても心地よいのに知識の恩恵が受けられます。思い返したときに何度も読み返したい本です。

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    2023年07月24日
  • 暗号解読(上)

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    ### 上巻

    歴史において長い間、暗号作成者と暗号解読者の戦いは、暗号解読者優位が続いていた。(多くの暗号は解読方法が発見されてきた)というのが、現代とギャップがあって面白いポイント。

    暗号史において、エニグマ解読にまつわるエピソードがやはり上巻の中で一番の読みどころ。

    ### 下巻

    暗号解読ではないが、類似のものとして古代文字の解読が取り上げられている(古代エジプトのヒエログリフ、古代ギリシャの線文字B)。また、誰も理解できない言語を操るアメリカ先住民ナヴァホ族を暗号通信担当として軍に迎え入れたアメリカ軍の話も面白い。

    そして、暗号というものが生まれてからずっと付きまとってきた「鍵

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    2024年11月18日
  • 代替医療解剖

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    ネタバレ

    鍼やお灸、整体など普段の生活に溶け込んでいるものから、ホメオパシーなどのそれっぽいものにちぃて、科学的見地から見て、医療としての効果があるものなのかどうかという検証をまとめた本。

    とても面白かった。

    どれも薬効という面での効果はなく、プラシーボ効果がほとんどというのはある意味痛快でもある。

    まさに「病は気から」ということが証明されたとも言えるのではないかと思う。

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    2023年06月24日