青木薫のレビュー一覧

  • 世界でもっとも美しい10の科学実験

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    "自然界のあらゆる現象を解き明かしてきた科学者。数々の実験をして、世に証明してきた。その中から選りすぐりの「美しい」実験の数々を紹介している。
    その実験を実現するに至る経緯、その人物の生い立ち~人間的な側面からもアプローチしている。"

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    2018年10月28日
  • 世界でもっとも美しい10の科学実験

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    「地球の周囲を測る」、「地球の重さを量る」、「地球が自転していることを証明する」、「物質の落下速度は、その質量とは無関係であること」、「太陽光が、多くの波長の光からできていることを証明する」、「原子の形状を明らかにする」、「1つの電子は、自分自身に干渉(波のように振舞う)する」等々の、実験当時はエッポックメーキング且つエレガントな実験の解説集。どの実験も、しょぼい機材で凄い精度を達成しており、先人の知恵、技量が感じられる。原因究明をすぐにギブアップするエンジニアよ、このくらいやってから、「ギブ」と言ってくれ。

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    2018年10月23日
  • 宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論

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    今までは科学者に危険視されていた人間原理が宇宙論の世界で話題になってきた。なぜ人間原理が復権しつつあるのかを述べる。多宇宙(マルチバース)ビジョンにより人間原理が観測選択効果であるかもしれないと思われてきた。たまたま人間は多くの世界のうちで生存可能なこの世界に存在するという解釈である。古代メソポタミアのカルデア人の世界観から最新物理学のひも理論まで。

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    2018年10月20日
  • 代替医療解剖

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    読んでよかったと言える本。皆にもお勧めしたい。

    この著者のシリーズは興味深い話が多い。

    現代医療の臨床検査による医療の効果の測定について、今では当たり前になっているけど、思ったよりも最近になってから定着したのだという印象を受けた。
    自分が歳をとったので、100年前というのが、古いとは思うが、以前よりも近いと感じるためだと思う。

    また、私も鍼には効果があるのでは?ってなんとなく考えていたけど。まったく効果がないとは、そこはちょっと意外だった。

    海外の話だが、ホメオパシーのようないかにもいい加減に聞こえるものが大手を振って医療行為としてなされているかと思うと怖くなった。

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    2018年06月01日
  • 量子革命―アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突―(新潮文庫)

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    アインシュタインvsボーアを軸にした量子論史。この対決が凄まじく、また面白い。
    SFで飽きるほど見た猫だのテレポートだの宇宙の分裂だのが、どういう流れから産まれたのか分かるのも楽しい。
    が、やはり文章から量子論をイメージするのは難しすぎる。訳者は量子論解説本の決定版のように褒めるが、とてもついていけない。「波」と言われて私が想像するものと、量子論でいう「波」は似ているようで全く違う。そんなイメージのズレが至る所に現れるのだから、当然量子論の全体像は群盲像を撫でるが如くである。
    私のような盲が理解に近づくには、象を撫で倒すしかないらしい…

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    2018年02月11日
  • 宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論

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    かなりレベルの高い現代物理学における宇宙論の解説書

    物理学者たちが、我々の宇宙の物理定数が、なぜこのような数値になっているのかについて、必然性はなく、多数の宇宙のうちたまたまこのような数値にをとった宇宙に我々が存在しているという見解に至る歴史を描いている。

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    2019年05月21日
  • 代替医療解剖

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     二千年以上前にヒポクラテスは警告した。
    「科学と意見という、二つのものがある。
     前者は知識を生み、後者は無知を生む」

     本書は一言で言うと、怪しい代替医療手段に手を出すのはやめましょう、という点に尽きる。
     なぜならば、通常医療はコストのかかる臨床試験を経て効用と安全性が実証されているのに対し、代替医療は無法地帯のように効能ばかりが強調されているが科学的に立証されていない。
     代替医療はプラセボ効果以上のものはないという結論である。

     「フェルマーの最終定理」などの著書で有名な科学ルポライター、サイモン・シンと、自らホメオパシーを施術する代替医療分野における世界初の大学教授絵エツァート

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    2017年10月07日
  • 量子物理学の発見 ヒッグス粒子の先までの物語

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    レーダーマン著,青木薫訳ということで,これは読まなくちゃと思ってた。
    冒頭,目次裏に“本書を、税金で基礎研究を支えてくださっている国民のみなさんに捧げる。”とある。著者が伝えたかったのは,「加速器は強力な顕微鏡」という大変シンプルな主張。超ひも理論だ何だじゃなくて,「加速器は凄い顕微鏡!」ってシンプルに報道してくれさえすれば,SSCのときのように納税者から無用な反発はないはずだ,とのこと。
    実際はそんな単純な納税者ばかりではなくて,やはり金かかるのに実用性ないって嫌がられるような気もするが,実験素粒子物理学者としての矜持が感じられる本だった。
    一貫してアメリカの基礎研究への投資が少ないことに警

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    2017年08月09日
  • 宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論

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    人間原理の本。多宇宙になってないとおかしいと思う派の京大出身の科学ライター?
    そういう気はします
    ・COBEのグループによる「ゆらぎ発見」の報道に接し、物理学者の中には、あらためてこう感じた人が大勢いたのではないだろうか。「これ(宇宙の誕生)が、一度きりの出来事であるはずがない」と。
    私自身、そう感じた者のひとりだった。「二度あることは三度ある」と世間ではいうけれど、物理学者から言わせれば、「起こりうることはかならず起こる、何度でも起こる」のである。
    物理学者は、この「起こりうることはかならず起こる、何度も起こる」という考え方を、空気のように吸い込んで物理学者になっている。それは言わば物理の世

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    2017年07月14日
  • 宇宙創成(下)

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    古代、人類が太陽や月の大きさ、そこまでの距離を計算で明らかにするところから、やがて現代のビッグバン理論につながるまでの知の歴史を綴った物語。
    そこには理論の積み重ねだけでなく、偶然の生んだドラマ、科学者達の人間臭さ(ここが一番面白かったです)が詰まっていました。
    “科学にとって言語”であるところの数式が全く無く、文系脳の私にも内容が頭に入ってくるのは驚きです。
    夜、頭上に光る星を眺めながら、つらつらと思いを馳せたくなりました。

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    2017年06月29日
  • 宇宙が始まる前には何があったのか?

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    「昨日のない日」
    ジョルジュ・ルメートルは、アインシュタインに「あなたの数学は正しいが、あなたの物理学は忌まわしい」と否定されながらも、宇宙の始まりの時をこう名付けたのだった。

    137億2000万歳
    WMAPによる宇宙マイクロ波背景放射から得られた宇宙の年齢。

    突然、宇宙の膨張を加速させる何かが起こったわけではなく、膨張にブレーキをかける力(物質のエネルギー密度)が膨張によって弱まり、ダークエネルギー(空っぽの空間のエネルギー)の方が上回ったために、膨張が加速した。
    ダークエネルギーが宇宙の膨張を支配するようになったのが、過去50億年かそこらの比較的最近。p163

    第七章がこの本の真骨頂

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    2017年06月11日
  • 量子物理学の発見 ヒッグス粒子の先までの物語

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    ヒッグス粒子について、これまでいくつか本を読んだが、存在の明確な予言とどうして質量が生まれるのかをここまで明確にしたものはなかった。弱荷が保存されることで質量が発生するということで、メディアが発信しているヒッグス場の表現が多少なりとも正確性に欠けることがわかった。

    また、科学への投資に対して必要以上の干渉はやめて欲しい。それは科学の発展を妨げるだけではなく、将来の経済への影響も大きいのだから。特に資源の乏しい日本に於いてはなおさらである。

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    2017年09月26日
  • 量子物理学の発見 ヒッグス粒子の先までの物語

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    素粒子物理学に関する一般向け書籍としては珍しく、実験屋さん(と言ってもアメリカの大御所であり著名なノーベル物理学賞受賞者)による物理の本。翻訳本の名前が「量子物理学の発見」となっているのは誤解を招くと思う(現代は「神の粒子(=ヒッグス粒子)を超えて(Beyond the God Particle)。あくまで”素粒子物理学”、それも実験を中心とした話なので何を観測しているのか、という話。2012年のヒッグス粒子の発見という発表を受けて、ヒッグス粒子とは何なのか、ヒッグス粒子が質量の起源とはどう言う意味なのか、そもそも”質量”とは何なのか、ということを量子力学や相対論の歴史と初歩的な説明を行いなが

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    2017年03月14日
  • フェルマーの最終定理

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    「新しいアイディアにたどりつくためには、長時間とてつもない集中力で問題にむかわなければいけならない。ただそれだけを考える、それから集中をとく。すると、ふっとリラックスした瞬間、潜在意識が働いて、新しい洞察が得られる」(P323) これは天才物理学者の思考作業の方法らしい。わたしも熱帯魚の水槽をボーと眺めれるとふっと・・・無駄な考えを思いつきますもの(笑 

     17世紀に生まれたこの謎を解くために、20世紀の手法に頼らざるをえなかったワイルズだが、確かフェルマーは答の式はこの余白には書けないって書いていたはず、彼がその答えを持っていたのかいなかったのか永遠の謎である。

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    2025年08月25日
  • 量子物理学の発見 ヒッグス粒子の先までの物語

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    著者の一人であるノーベル賞受賞者のレーダーマンは、これまでも一般向けの量子論の本を幾つも書いているようで、研究者であると同時に著述家・解説者としても一流のようだ。超ミクロから超マクロまでのスケール感を、もの凄く大きい(小さい)というのではなく、分かりやすくて理解しやすい数字を使って解説している。
    本書のタイトルからは、量子論の歴史の本かと思っていたが、必ずしもそうではなく、最近話題になったヒッグス粒子というか、物質(究極的には素粒子)が質量を持つ仕組みを解説している。その際、粒子のスピンと対象性の破れという重要な概念を取り扱うが、残念ながら、ここが十分には理解できなかった。もう少し色々な本で経

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    2017年02月15日
  • 宇宙が始まる前には何があったのか?

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    最先端の現代科学によって解明されている、宇宙の謎の最新のお話。

    難しい話を、一般人でも理解できるようになるべく平易な内容で解説を試みています。・・・ですが、やっぱり難しい(苦笑)

    日本人の場合、宇宙の成り立ちが宗教に結びつくことはあまりありませんが、欧米では、やっぱり“神”の存在との関連を指摘されてしまうようです。著者は科学者であり、『反神論者』。宇宙の成り立ちの謎を“神”の存在に逃げようとする姿勢はなく、あくまでも科学的にアプローチしていっています。当たり前ですが。

    NHKの白熱教室で、著者の授業があった様です。見たかったなあ。

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    2017年02月01日
  • 世界でもっとも美しい10の科学実験

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    世界でもっとも美しい10の化学実験とのタイトル通り、私でも知っているメジャーな実験があげられている。ここでの美しさとは個人個人の主観での美ではなく、結果がとても綺麗に決まる、パーフェクトな事象のことをいうのかな。超文系なので、なかなか読むのに苦労した。

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    2016年10月06日
  • 世界でもっとも美しい10の科学実験

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    題名に惹かれて読んだ。

    本書で取り上げられている「美しい実験」は次の10の実験。

    興味をまずもったのは、最初の「エラトステネスによる地球の外周の長さの測定」というもの。紀元前3世紀に、地球のサイズをほぼ正確に測定したという実験。
    紀元前3世紀、である。すごいなぁと感心しきり。

    物理学の実験がほとんどで、物理学に疎い自分には難しいと感じる部分の方が多かったが、哲学的な内容を含んでおり、それはそれで楽しめた。

    ちなみに。訳者は、『フェルマーの最終定理』を翻訳された青木薫さん。
    そのことも、ある種、物理学に疎い自分の一助になったのもある。

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    2016年09月23日
  • 宇宙創成(下)

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    ネタバレ

    フェルマーの最終定理同様、読者が自然と引き込まれるような構成になっている。電車の中で読んだが、2時間くらいあっという間に経ってしまった。サイエンス系の本だと、読んでいても何が書いてあるか分からず、飽きてしまうケースが少なくないのだが、サイモン・シンはそのあたりが本当に上手だ。難しい数式なども出てこないので、予備知識がほとんどない状態でも読み進めることができる。宇宙論は数学や物理学を用いて詳細に説明しようとすればいくらでもできると思うのだが、読み物として読まれることを意識しているのだろう。それでいて、分かりやすく宇宙に関する歴史の概略を理解することが出来る。面白い。

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    2016年04月26日
  • 宇宙創成(上)

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    ネタバレ

    フェルマーの最終定理同様、読者が自然と引き込まれるような構成になっている。電車の中で読んだが、2時間くらいあっという間に経ってしまった。サイエンス系の本だと、読んでいても何が書いてあるか分からず、飽きてしまうケースが少なくないのだが、サイモン・シンはそのあたりが本当に上手だ。難しい数式なども出てこないので、予備知識がほとんどない状態でも読み進めることができる。宇宙論は数学や物理学を用いて詳細に説明しようとすればいくらでもできると思うのだが、読み物として読まれることを意識しているのだろう。それでいて、分かりやすく宇宙に関する歴史の概略を理解することが出来る。面白い。

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    2016年04月26日