青木薫のレビュー一覧

  • フェルマーの最終定理

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    ネタバレ

    数学以前に算数すら苦手な私でも、飽きるどころかずっとワクワクしながら読んだ一冊。
    歴史に残る難問に挑む人たちの情熱が大変よかった。
    大好きな本です。

    誕生日のパラドックスの問題楽しすぎ。

    ピュタゴラスの弟子の死因が√2 って……ええ……?

    「この問題の証明方法を知っているが、余白が足りないので書きません」があまりにカッコよすぎる。

    オイラーの橋の問題おもしろー!!
    問題が出された状況も含めて面白い。

    まさか証明後に悪夢が訪れるとは。地獄のような日々……迫るリミット……。ハラハラしながら読んでいった。
    すべてを終えた後の寂しさ。そして快さ。
    いやーーいい本だった。

    あと、めちゃくちゃ

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    2026年08月23日
  • フェルマーの最終定理

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    フェルマーが残した未解決問題
    古今東西の数学者たちが、悪戦苦闘し次の世代へとバトンを渡す激アツストーリー

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    2026年08月22日
  • フェルマーの最終定理

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    フェルマーが余白に何を見ていたのかは、いまだわからない。

    17世紀、フェルマーは「余白には入りきらない」と書いた。300年以上、オイラーもクンマーも、途中までは進む。部分は埋まるが、全体は埋まらない。谷山豊と志村五郎は、楕円方程式とモジュラー形式が同じ数列を持つのではないか、と言い出す。1984年のフライ、1986年のリベットを経て、フェルマーの式を直接解かなくても、谷山=志村予想の必要な部分を証明すれば、フェルマーの最終定理も証明できる。

    1986年、ワイルズは7年間、130ページで半安定楕円曲線とモジュラー形式の対応を示した。130ページかけてフェルマーの式を計算したのではない。199

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    2026年08月21日
  • 暗号解読(下)

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    暗号解読 下
    原作:サイモン・シン
    訳:青木 薫
    出版社:新潮社
    新潮文庫 シ 37 3

    下巻のはじまりは、暗号ではなく、言語と、古代文字の解読である。暗号は、言語に通暁している者が適しているといわれていて、ヒエログリフなどの解読の手法と暗号との対比による解説である。

    もともと、敵が知り得ないような言語があれば、その言語で対応していれば、平文でも全く問題はない。太平洋戦争の中で、ナヴァホ暗号といわれた言語がそういった使われ方をしている。

    そういえば、映画でマンハッタンで、敵にかこまれた工作員どうしが、アフリカ戦線で覚えた言語でコミュニケーションを図っているのを思い出した。

    次にヒエログ

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    2026年08月19日
  • 暗号解読(上)

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    暗号解読(上)
    著:サイモン・シン
    出版社:新潮社
    新潮文庫 シ 37 2

    国家にとって、国を治め、軍を動かすためには効率的な通信手段が不可欠であることを支配者たちは知っていた。それと同時に支配者たちは、メッセージが正当な受信者以外の人物に渡ったり、貴重な秘密がライバル国家に奪われたり、重要な情報が敵の軍隊に漏れたりすればどうなるかもよく理解していた。

    孫子は、謀攻篇に彼我の情報量が勝利へ直結すること、そのために、用間篇に何種類ものスパイの運用方法をも、記載している。

    重要な情報を敵に知られることなしに、離れた味方に伝える手段こそ、暗号なのである。

    暗号は、数学、言語学、情報理論、量子

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    2026年08月18日
  • フェルマーの最終定理

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    数学の本なのに、読み終えて残るのは数式ではなく、人間の執念だった。

    たった一行の命題が、三百年以上にわたって人を惹きつけ、人生を狂わせ、ときには世代をまたいで受け継がれていく。

    この本がが描いているのは、難問が解かれるまでの歴史というより、人はなぜ答えがあるかどうかも分からない問いにここまで心を奪われるのか、という物語だと思う。

    アンドリュー・ワイルズが少年時代に出会った一つの問題を、長い年月を経て自ら解く。

    その筋書きだけを見れば、あまりに出来すぎている。

    けれど実際には、孤独な時間も、失敗も、証明の欠陥もある。

    だからこそ最後の到達は、華々しい勝利というより、長く離れていた場所

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    2026年08月14日
  • 宇宙創成(下)

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    天体、量子、原子核物理などの説明もわかりやすく、人間関係やエピソードの描写が鮮明である。

    本書は単なる事実を羅列する科学史ではなく、その時代に生きた活力溢れる科学者がバトンを繋ぐ群像劇といえる。

    読後、この軌跡は天体よりも眩しい。そして、何より天体観測がしたくなる。もっと早く読むべきだった。

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    2026年08月12日
  • フェルマーの最終定理

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    Xのn乗+Yのn乗=Zのn乗
    nが3以上のとき、この式を満たす自然数X、Y、Zは存在しない
    中学生でも意味が理解できるのに、世界の数学者が350年誰も解けなかった問題
    1995年アンドリュー・ワイルズによって証明されるまでの天才たちによる壮絶なの挑戦
    数学の知識ゼロでも読める人生ドラマ
    数式などもでてきますがそこは読み飛ばしても問題ありません
    フェルマーの最終定理に関わった数学者たちの歴史の記録として楽しめます

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    2026年07月20日
  • 暗号解読(下)

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    暗号の歴史の鉄板本。歴史ではなく暗号の作り方・解き方まで分かる。しかもそれがとても面白く描かれている。2000年以上にわたる暗号の歴史をまとめているため、個々のエピソードは専門書を読んだほうがもちろん詳しいが、この本だけでも十分にその面白さが伝わるし暗号や古代の言語が理解できる。素晴らしい本だ。

    古代の失われた言葉も暗号として、その解読の歴史を紹介。ヒエログリフ・線文字B。戦時中に使われたナヴァホコード。
    暗号の大問題「鍵配送問題」=鍵をどうやって送るのかの解決の歴史。RSA暗号の解説。
    暗号とプライバシーの解説(この章はかなり時代遅れ)
    最後に量子暗号の紹介。

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    2026年07月12日
  • 宇宙創成(上)

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    なんとな~く分かってた気になっていた部分を分かりやすく、学者たちの人生も絡めて描いてくれていて面白い

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    2026年05月31日
  • 暗号解読(上)

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    暗号の歴史はすなわち作成者と解読者の争いの歴史。重要な役割を果たした暗号ごとにその仔細が描かれ、「これは解読できないだろう」を裏切り続ける構成でめちゃくちゃ面白い。特に悪名高いナチスドイツのエニグマや、ピエログリフの解読は最高のドラマ。

    かくしてサマーウォーズにも出てきたRSA暗号が君臨し、作成者が勝利を掴んだ。素数の掛け算は一瞬でもその素因数分解には地球上のすべてのコンピュータを繋いでも途方もない時間がかかる、単純な理屈に基づいているのがこと美しいが、それを文明もろとも瞬殺できる量子コンピュータが誕生したときにどちらが勝利するのか、あるいは両成敗なのか、(コンピュータ自体が存在しないのに)

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    2026年05月10日
  • フェルマーの最終定理

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    数学者という人達はパズルを解くのが大好きなのだと書かれていることに心から共感!それに尽きると思う。ただただ未解決の問題が好きで、それに挑み、解けてみるとなんて美しいんだろうと信じられない気持ちになる、数学者を奮い立たせているのは発見の喜びというのはまさしくかと。それをしかもビスケットとアールグレイティー片手にアイディアを仲間に聞いてもらったり吟味しあったりと、なんとも優雅で楽しく。ワイルズは、秘密主義で進めたようだが、それもまた良し。好きだから知りたいからという純粋な気持ちだけが解く鍵になっていることが、わかりやすくドラマティックに数学がわからなくてもわかるように書かれている。
    美しさを求めつ

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    2026年04月19日
  • 暗号解読(下)

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    上下巻をやっと読み終えた。上巻でエニグマ暗号を扱った時点で、もうネタがないのではないかと思ったら、さらに現代使用されている「公開鍵」を使用した暗号のことを扱い、ビットコインの仕組みまで解説されている。補講や懸賞問題もあって至れり尽くせりだ。

    フェルマーの最終定理が抜群に面白かったので読み始めたが、本質や骨子を理解できる優しい例えが導入されていて、科学をなるべく面白く語るスタイルは貫かれている。

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    2026年04月15日
  • フェルマーの最終定理

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    数学を題材にしたヒューマンドラマであり、非常に面白く読めた。人が情熱をかけて何かに挑戦し続ける姿が感動的であり、失敗も含め数学者たちの取り組みが後世に知識を繋いでいく様相が美しくも感じられた。テーマが数学というのも良く、そこに持てる知識の全てを注ぎ込み挑み続ける数学者たちが格好良い。

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    2026年04月10日
  • 暗号解読(下)

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    上巻読破後に購入。
    暗号とは別視点の他国言語、古代語を取り上げた章があり、これがかなり面白く、言葉も一種の暗号かと思うと日常目に飛び込む外国語を見ると少しワクワクする。

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    2026年03月24日
  • 暗号解読(上)

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    タイトルで暗号物の推理小説かと思って買ったら、まさかの解説本。
    が、実際あった暗号の解法や歴史が書かれていて、物語としても面白く、章毎に異なる種類の暗号を取り上げていて、章別に繰り返し読み返している。

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    2026年03月24日
  • 量子物理学の発見 ヒッグス粒子の先までの物語

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    量子力学という分野が、ミクロな世界で生じる「現象の理論」であるのに対し、量子物理学というのは「現象の検証と再現性」である。
    1990〜2000年代に素粒子物理学がCERNの可動によって瞬く間に進歩し、重力子以外はほぼ発見。宇宙誕生後、物質と反物質がいかにしてバランスを崩して、物質だけが残ると世界となったのか、これも量子物理学による検証の成果によってスーパーコンピュータの演算で再現できた。

    「畳まれた高次元の低次元展開」という三体で取り入れられた量子力学上の理論についても、現実味を帯びてきている。

    現在、重力子はLIGOによる重力波の検出によって、理論上の物質ではなくなった。高質量ブラックホ

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    2026年03月23日
  • 暗号解読(上)

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    まだ上巻だけだが、かなり面白かった。

    子供の頃、僕は暗号作りをしたことがあった。日本語の平文をまずローマ字に置き換えて、母音と子音に分解した。それぞれの母音に1から5の数値を与えて、一桁目として、子音を同じように数値化して二桁目に使用した。友達に見せたら、仕組みを見破られた。一桁目の数値のパターンが少ないこと、濁音の表現が"を使っていたことで、大体わかったのだそうだ。
    それから数年後、ひょんなことから点字の並びを見かけて、とてもおどろいた。日本語の点字は、まさにぼくが子供の頃作った暗号と思想が似ていた。数値ではなく点になっているだけだ。ぼくは、誰にもわからないように作った暗号は、盲

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    2026年03月06日
  • フェルマーの最終定理

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    高校2年生の時に読みふけり
    もうカバーもなくボロボロに
    今日がフェルマーの最終定理が証明された日ということもあり
    19年ぶりにページをめくります。
    あの時の興奮変わらずです。

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    2026年02月13日
  • フェルマーの最終定理

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    やはりサイモンシンは読ませるなぁ!期待を裏切らない。宇宙創生では理論物理学や天文学の世界に、素人の自分でも惹き込まれたが、まったく明るく無い数論の世界へもこれまたドラマティックに引き込んでくれた。数学ってこんなに面白いものだったんだ。

    時代背景や、数学者それぞれのキャラクターも描かれていて、最後まで飽きさせない。専門的な内容を素人にも分かるように面白く書いてくれるサイモンシンの力量と、様々な立場の人たちにも光を当てる公正さが彼の人柄に表れているように思えて、ますます好きになった。フェルマーの最終定理を通して、数学の大統一まで目指したワイルズに最後は感情移入し、感動せずにはいられなかった。数の

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    2026年02月05日