青木薫のレビュー一覧

  • 宇宙創成(下)

    Posted by ブクログ

    量子の世界から始まり、ミクロの世界を解き明かすことが宇宙の神秘を探ることに繋がることが説明される。そして宇宙の始まりであるビッグバン理論がどのように形作られていったか宇宙マイクロ波背景放射を主役に語られる。

    上下一気に読んだが、何世紀にもわたる科学者の努力や天才的な能力を見せつけられ圧倒された。それでもまだ分からないことがある。話はまだまだ続くのだろう。

    0
    2021年11月14日
  • 宇宙創成(上)

    Posted by ブクログ

    ギリシャ神話から始まり、アインシュタインの特殊相対性理論ができあがるまで、科学者の関わりやそれまで常識と思われていたことに対する理論を作り、実験にて証拠を揃え、確立していく流れが描かれている。一般性相対理論が発表され、もっと微小な世界に目を向けていく流れが少し書かれ、下巻に続く。
    科学者の名前を覚えるにはちょうど良い。理論そのものの説明があるわけではない。

    0
    2021年11月14日
  • 宇宙創成(上)

    Posted by ブクログ

    科学史の本はいくつか読んだけれど、これが1番面白い。あまりに面白くて読んでいる最中に立ち上がってしまった。

    古代ギリシャ時代から、ビッグバンモデルの完成した現代まで、宇宙の研究を追う。
    我々が存在するこの宇宙がどうなっているのか、それを知りたくて、人類は寒空のもと望遠鏡を覗き、よりよい設備のための金策に奔走し、ときには隊を組んで観測遠征に赴く。
    ただ宇宙研究発展の歴史を綴るのではなく、探究心に突き動かされた人間の営みにスポットを当てる。観測中のハーシェルを支えた妹(彼女も優れた天文学者)や計算部隊として活躍した家政婦(後に博士号を得る)、専門の写真家など、本題を追うだけなら省略してもいいよう

    0
    2021年10月31日
  • 宇宙創成(下)

    Posted by ブクログ

    元々宇宙に興味を持っており、ビッグバンまでの様々な重要な発見を行なった科学者、数学者にスポットを当てている。そのエピソードがいちいちカッコよい!!
    フェルマーの最終定理も、数学者のヒラメキのかっこよさ、生きかたの真摯さに感動したが、宇宙創生のほうが自分にはわかりやすく登場人物も多く、面白かった。
    本当に「サイモンシン」にハズレなしである。

    アインシュタインの異常な凄さがわかり、そのアインシュタインでさえ致命的に間違った理論を表明し、それを検証により修正していく物理学者が描かれている。我々は常に巨人の肩に乗っており、また乗るべきである。

    0
    2021年09月18日
  • 量子革命―アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    量子力学は抽象度の高さや古典物理との違いから学生時代に正しく理解できず、どうしてこんな理論体系ができたのか疑問で仕方がなかったが、この本を読んでその一端を知ることができた。

    当時の一流の物理学者たちの中でもなかなか受け入れられず、解釈の異なる事象を少しずつ解いていく過程は科学誌としてとても読み応えがあった。

    また量子力学について学びたくなるような本

    0
    2021年08月22日
  • 暗号解読(下)

    Posted by ブクログ

    暗号技術についてはもちろんのこと、歴史、数学、軍事、政治、計算機技術等々、多様な分野への興味を掻き立てられた。

    0
    2021年06月27日
  • 宇宙創成(下)

    Posted by ブクログ

    (上下巻合わせてのレビューです。)

    大好きなノンフィクション・ライター、サイモン・シンの最新作。
    今回のテーマは「宇宙」。

    地球の大きさの測り方とか天動説v.s.地動説の話から、
    相対性理論、ビックバンまで、歴史に基づいて書かれています。
    そこには、やっぱりドラマがありました。

    今まで天体って難しくてとっつきにくいイメージがあったけれど、
    そこはさすがサイモン・シン。
    初心者にも理解できるように最大限の配慮がなされています。
    初めは何も知らなかった人間が
    いかにして今の知識を得るに至ったのか、
    科学の歴史をハイライトで追うことで、
    読者は「宇宙」について理解を深め

    0
    2021年06月24日
  • 暗号解読(下)

    Posted by ブクログ

    暗号とは何か、暗号と解読の歴史、暗号の現在、暗号の課題をこれ1冊で掴むことができる名著。古代ローマから、エリザベス1世、第一次世界大戦、量子コンピュータの時代までを暗号という視座から追う。

    単なる解説本ではなく、暗号にまつわる人間ドラマや外交のダイナミズムから暗号の全容を浮き彫りにしている。さらに、伝記や陰謀史で終わるわけではなく、暗号の仕組みや解読に至るまでの思考経路を数学も言語学も分からない素人に分かるように解き明かしてくれる。
    プライバシーと治安維持、外交政策と民主主義といった視点から、暗号技術を誰がどう扱うか今後も議論が続くのだと思う。自分はどちらの立場なのか決めきれない。「犯罪組織

    0
    2021年06月14日
  • ビッグ・クエスチョン 〈人類の難問〉に答えよう

    Posted by ブクログ

    ホーキング博士の最後の著作。21歳で余命数年を告げられてから50年以上。日々を生き延びてきた博士の思想は深く、研ぎ澄まされていると感じます。ブラックホールや宇宙の起源に関する理論は難しくて、内容を理解するのは難しいけれど、一般人にもわかりやすく解説してくれた博士の語り口は忘れがたい。
    あれほどの困難に長期間直面していても、常にビッグクエスチョンを設定し、それと向き合い続けた博士の生き方に、とても勇気づけられる気がします。

    0
    2021年06月12日
  • 代替医療解剖

    Posted by ブクログ

    「代替医療解剖」という、なかなかおもしろい本を読みました。

    ここで言う「代替医療」とは、通常治療以外の民間治療のこと。その中でも特に、「鍼」「ホメオパシー」「カイロプラクティック」「ハーブ療法」に多くのページが割かれていました。

    原書はイギリスで2008年に出版されたもので、原題は「Trick or Treatment?」。なかなか洒落た題名ですよね。ハロウィンのときの子どもたちの言葉「Trick or Treat」をもじって、「トリックなの?治療なの?(ホントのところはどっち?)」ってことですよね。

    最初のページに書かれている言葉は、「チャールズ皇太子に捧ぐ」。
    最初は意味がわからなか

    0
    2021年05月19日
  • 宇宙創成(下)

    Posted by ブクログ

    何千年の時間をかけて尚、完成を見ない統合理論に取り組む科学者達の大河ドキュメント。

    宇宙の真理究明に向けた科学者達のバトンリレーは、アベンジャーズの様でもあり、ケプラーやアインシュタインの登場にはワクワクした。
    この様に、科学者の群像大河とも読めるし、文庫版訳者あとがきが言及している通り、「科学的手法」を主人公とした物語ともよめる。いずれにせよ、「その時代において最高の思想と想像の力を持つ人物」達が、何世代も紡いで描いてきた事の偉大さと、尚、描き切れない自然界の巨大さに目眩する。

    完成されたと思われた体制的理論に立ち向かう科学者(特に、フリードマンや、コペルニクス)の姿が、特に印象的だった

    0
    2021年03月04日
  • 暗号解読(下)

    Posted by ブクログ

    傑作『フェルマーの最終定理』の著者サイモン・シン氏による暗号解読に関するドキュメンタリー。

    暗号発生の歴史から現代の暗号の状況まで数々のエピソードがちりばめられている。
    上巻は暗号の歴史から第二次世界大戦中、最強の暗号作成機として名高かったドイツの『エニグマ』を解読した連合軍の苦労話が秀逸。

    コンピューターの先駆けを作った英国のチューリング博士の話が興味深い。

    下巻は、コンピューター時代の暗号の話。
    今我々がコンピューターを使うとき、例えばメールを送ったり、ネットショッピングをしたりという時には、自然と暗号化がされているが、その暗号とはどういったものなのかが説明されている。

    『フェルマ

    0
    2021年01月16日
  • ビッグ・クエスチョン 〈人類の難問〉に答えよう

    Posted by ブクログ

    面白かった!物理の理論はほとんどさっぱりだったけれど、そこが分からなくても十分、刺激を受けられる。
    ALS嘱託殺人があって以降、患者の方々の思いや現状をメディアが取り上げることが多くなった。それをきっかけに本書を読んでみた。ALS患者の1人でありながら当代随一の宇宙物理学者となったホーキング博士の生き方や考え方に何か考えるヒントがないかと思ったからだ。結果、ALSのことはあまり意識に登らずに読み切ってしまった。むしろ、人間の知的営みのすごさを知った。やっぱり、骨太な知性は前向きだ。未来にも、人生にも。ハラリさんやマルクスさんにも感じた理性、しなやかさ、そしてユーモアをホーキング博士の言葉にも感

    0
    2020年12月30日
  • 暗号解読(上)

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白い本です❕
    サイモン・シンさんの本にハズレなしです。
    暗号作成者と解読者との壮絶なるストーリーにグイグイ引き込まれます。
    現在もこのストーリーの流れの中にあり、量子コンピューターが出来れば、暗号の多くは解読されてしまうみたいですが、その時には別の暗号をもうすでに考えてあるそうです。
    世の中には、頭のいい人がいっぱいいるんですねー。
    ぜひぜひ、読んでみてください。
    お勧めの本です❗

    0
    2020年10月28日
  • 量子革命―アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    量子革命: アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突
    (和書)2013年06月25日 23:24
    マンジット・クマール 新潮社 2013年3月29日


    量子についてわくわくしながら読書できたのが良い。

    ただ僕は相対性理論や量子物理学を数式だけでなく哲学的にも理解できていない。この著者凄くいいと思う。この人の本であったらいいな。

    双子のパラドックスとか理解できるようにしたい。

    思考実験という部分がとてもいい。この本に書かれている思考実験を考えるだけで人間の魂が救済される。

    0
    2020年09月27日
  • 代替医療解剖

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    原書名「Trick or Treatment?」とは、なんとも秀逸なタイトルだ。サイモン・シン氏の過去の著書と今回の内容を比較すると、方向性が異なるため落胆する人も少なくないだろうが、本書では彼のジャーナリストらしい一面を見ることが出来て、大変興味深く楽しめる1冊である。青木薫氏の翻訳も相変わらず読みやすく、特に文庫版訳者あとがきは必読だ。本書刊行後、シン氏は英国カイロプラクティック協会から名誉毀損で訴えられている。本来罰すべきはシン氏ではないだろうと疑問に思うところだが、これにより本書も注目され、代替医療の有効性と危険性について、より多くの人々に知ってもらえる機会になったのではないだろうか。

    0
    2020年09月01日
  • ビッグ・クエスチョン 〈人類の難問〉に答えよう

    Posted by ブクログ

    子供の頃から疑問に思っていた、宇宙の始まりや地球以外に知的生物はいるか等の謎が説明されている。
    好きな箇所は、「もしこの先タイムトラベルが可能になっているとしたら、現代人を冷やかしに未来から来ているはずだ。素性をばらしていけないという決まりがあっても、必ず我慢出来ない調子がいい奴がいるはずだ」。という所、そして決してタイムトラベルが不可能ではなくなぜそういう奴がいないのか、別な理論も説明している箇所。

    0
    2020年07月16日
  • ユニバース2.0 実験室で宇宙を創造する

    Posted by ブクログ

    宇宙論の権威たちへのインタビューをベースに構成された読み応えのある本。宇宙を創る話と神の存在を信じるかという話が融合している。最初は突拍子もなく感じる話が、宇宙創造の仕組みを考えるうちにそうでもなくなり、人間が宇宙の創造主に成りえる可能性が出てくる。宇宙が生命誕生に適しているのは人間が存在できているからという人間原理も並行宇宙の無限に近い組み合わせのなかでは当然ということで、インフレーション宇宙やひも理論がどのように関わってくるかも見えてくる。

    0
    2020年06月08日
  • 宇宙創成(上)

    Posted by ブクログ

    「天才科学者達のバトル集」

    天動説vs地動説
    ニュートンvsアインシュタイン
    静的宇宙vs動的宇宙

    など、新しい説が古い説を打ち砕いていくストーリー的な面白さもあるし、
    理論、実験、背景のエピソードなど、しっかり解説されているのに読みやすい。サイモンシンさん凄すぎるとしか言いようがない。

    0
    2020年05月11日
  • 暗号解読(上)

    Posted by ブクログ

    本書の「はじめに」から心を鷲掴みにされた。著者のサイモン・シン氏は、一体何者なんだろうか。目次からして言葉選びのセンスが良い。翻訳も読みやすく、一気に青木薫氏のファンになってしまった。エニグマの章では、連合国が情報戦に強いと言われていた理由が分かった。植民地にまでエニグマを配給し、裏ではその暗号を日常的に解読していたなんて、発想が恐ろしすぎる。

    0
    2020年05月01日