青木薫のレビュー一覧

  • フェルマーの最終定理

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    なんて数字は面白いんだろう。人間が挑んでも限界がある、そんな宇宙のような可能性だらけだ。谷山=志村、すごい。谷村の死は残念だった。20歳でこの世を去ったガロアも。エニグマ機、チューリングの話は映画で観たのでイメージしやすかった。ワイルズ、良かった。最後に補足で色々説明してあり、より勉強になった。

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    2025年12月11日
  • フェルマーの最終定理

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    アンドリュー・ワイルズが「フェルマーの最終定理」を証明する過程と、古代ギリシャから現代に至る数学の流れを巧みに組み合わせた読み物である。あくまでも読み物であり、フェルマーの最終定理に至る数学や数学史を体系的に知りたい場合には、別途専門的な文献が必要である。

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    2025年12月10日
  • フェルマーの最終定理

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    無限と戦った数学者たちの物語。ど文系だが面白かった。

    3 以上の自然数 n について、
    x^n + y^n = z^n
    となる自然数の組 (x, y, z) は存在しない。

    ディオファントスの「算術」の余白が狭かったせいで、300年以上世界中の数学者たちを翻弄してきたこの問題。n=3の証明、n=5の証明、、、個別の証明はされていくが、立ちはだかるのは無限の壁。数多の天才たちが壁に挑むも完全な証明には至らない。もはや証明不可能とまで言われはじめたフェルマーの最終定理。

    幼少期にこの問題に魅せられて数学の世界に入ったアンドリュー・ワイルズ。7年間屋根裏で進められた孤独な研究。ケンブリッジ大学

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    2025年10月31日
  • 科学革命の構造 新版

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    頻繁に用いられる「パラダイム・シフト」という言葉の出元はトマス・クーン氏の本書から。どのように科学革命が起こり、現代から振り替えると何故その構造が見えなくなるのかを考察している。
    その構造を彼は通常科学のアノマリーに対する執着に起因するとしている。まず通常科学の語彙・装置・実験が「パラダイム」として存在し、そこに存在する「例外」が無視し難いものとなり、危機が生まれ、パラダイム・シフトし、革命が起こる。そしてシフト前後の通約不可能性を説き、(完全に類似ではないとしながらも)ゲシュタルト演出を例にしている。
    改めて読むと「イノベーションのジレンマ」もほぼ本書を源流としている。ニュートンやコペルニク

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    2025年10月20日
  • 暗号解読(下)

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    上巻でエニグマまで辿り着いたので、暗号の歴史的にはRSAしか残っていないのだが、ナバホ族のコードトーカーから線文字bの翻訳まで説明するとは恐れ入った。とはいえ古代文字翻訳も暗号解読みたいなもんだし、統計と勘によって翻訳できないものはないことを知るのは重要で、例えば暗号のために新しい言語を作るのはあまり効果がないという実例だろう。
    またRSAの説明も恐ろしくわかりやすく、最後に量子コンピューティングの話を持ってくるのも心憎い。訳者の後書きにある通り、暗号本の中で傑出した出来だった。

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    2025年08月19日
  • 暗号解読(下)

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    上巻では数学、下巻では科学→物理学という感じ。
    暗号が出来たての頃は生々しい理由からだったけど、今や情報ツールとして私たちが利用しているのも暗号化されているものが身近に沢山ある事を知った。
    量子暗号や量子力学、または量子コンピューターなどこれについて初心者だった為もあり分かりやすく纏められていて助かった。
    量子力学の本も積んでいるので予習できて良かったと思う。
    様々な天才たちが暗号を作成、解読しているドラマチックでロマン溢れるこの行為は現在も続いてるとなると胸が熱くなりわくわくする。
    最後が読み手によって合うか合わないか別れそう。
    私は進化という意味で楽しめた。
    暗号関連ちょっと追ってみたくな

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    2025年08月13日
  • フェルマーの最終定理

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    面白かった!
    フェルマーの最終定理が解けるまで350年という途方も無い時間がかかっているわけだが、そこに至るまでがわかりやすく、面白く描かれていて、映画になりそう(笑)

    ワイルズ先生が証明を講義してから欠陥が見つかり、それを修正するまでがもハラハラした。

    とうとう解けた時の美しい瞬間はワイルズ先生だけのものであり、本当によかった。

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    2025年08月11日
  • 暗号解読(上)

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    暗号の歴史について、科学史の大家、現代のカール・セーガンともいうべきサイモン・シンが紐解いた本。
    上巻はスコットランド女王メアリーからエニグマ解読まで。相変わらずドラマチックだし、メアリー女王は勿論、ヴィジュネルやバベッジ、チューリングなど題材に魅力的登場人物が多いのも良い。エニグマの解説はどうしてもややっこしいので一般本だとこの本の解説が限界かなぁ。
    とはいえ元の情報を巧みにデタラメな文字列にする暗号発明者と、デタラメな文字列から巧みに法則性を見出す暗号解読者。この2つの視点で書くことで従来の解説本よりも暗号の面白さが際立ってる。こうしてみると暗号技術は理論と職人芸の切磋琢磨により成長してき

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    2025年08月09日
  • フェルマーの最終定理

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    ネタバレ

    フェルマーが証明を残さなかったことで350年間、数学者たちを悩ませ続けたフェルマーの最終定理を、1993年にアンドリュー・ワイルズが証明するまでの軌跡。一つ一つ積み上げていって、ワイルズが100ページ超の論文として発表することからは、後書きで訳者言っていた通りまさに、ニュートン曰くの「巨人の肩に乗った」というのがふさわしい。偉大な先人たちが少しずつ少しずつ証明していった知識を活用して一歩一歩進んでいく感じが、なんというか頭の中はサカナクションの「怪獣」だった。全ての楕円方程式はモジュラー方式である、という谷山=志村予想が最後の鍵になっていくように、この定理には実は日本人も寄与していたことも初め

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    2025年08月05日
  • フェルマーの最終定理

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    とんでもない本だな。高校で数学が止まってる身としては詳しい内容はさっぱりだが一つの未解決問題に対して300年以上かけて天才たちが挑むプロセスは読んでてとても面白かった。誰かが証明を失敗してもそのアイデアを活かして次世代の天才が利用してく様が人間のすごさを感じた。この物語に日本人がしっかり関わっているのがとても誇らしい。

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    2025年07月30日
  • フェルマーの最終定理

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    ド文系でも大丈夫なように書いてくれててありがたい
    読んだ上で数学の美しさとかは正直理解できないけどロマンはわかる気がする
    立ち向かった人々のドラマがある

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    2025年07月28日
  • 暗号解読(上)

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    暗号と共に時代の歴史が知れた。
    暗号解読の挑戦状もあり解いてみたけど、読んでて胸が熱くなる。
    いつの時代の戦争にも数学者や科学者が犠牲になることがはっきりと分かる。
    映画だとオッペンハイマーとか。
    上巻は陰謀からの暗号の歴史から量子暗号までがテーマになり、量子暗号のところは読んでいて本当に面白かった。
    量子暗号VS明晰な頭脳。
    人間はここまでできるんだ!?という驚きもあった。

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    2025年06月28日
  • 令嬢だって自分で幸せを掴みとりますわ!アンソロジーコミック

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    全4話。
    絵はまあまあ綺麗な方。
    1話目は鉄板ですが面白かった。
    でも、2話目は???
    自分で幸せを掴みとる?主役は誰?
    4話目は心にわだかまりは残らなかったのだろうか。

    ちょい悩ましいアンソロジーだった気がします。

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    2025年02月09日
  • 暗号解読(上)

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    ゆるコンピュータ科学ラジオというポッドキャストで紹介され、興味を持って読み始めました。過去に、サイモン・シン氏の「フェルマーの最終定理」を読んだことがありましたが、本書も期待を裏切らない内容だと思います。ただ、作品そのものはすばらしいのですが、ラジオで概要と面白ポイントを聞いてしまっていたので、ほとんどの情報は新鮮さを欠いてしまった点が残念でした。良書は前情報なしで読むに限る。

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    2024年11月10日
  • 遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる―

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    ネタバレ

    優生学は、理論的根拠として遺伝学を取り込み、間違った考えや歴史を生み出した。いまだに私たちの無意識にも、そのような悪しき優生思想の片鱗が存在しているかもしれない。

    自己責任という言葉もそう言った優生学の考えが下敷きにあるからこそ、出てきて、物事の本質を見ないで責任をその人自身の責任にすり替える言葉だと思う。

    この本は、遺伝学をニセ科学の優生学から取り戻すための、挑戦の書である。

    親ガチャの呪いから我々は脱却することができるのだろうか?そのヒントがこの書には丁寧に記述されていました。

    人はこの世に誕生する時、2種類のくじを引かされる。「社会くじ」と「遺伝くじ」だ。

    社会くじは、格差や不

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    2024年09月28日
  • 宇宙創成(上)

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    サイモンシンの宇宙に関する人類の知識や考えの歴史をドラマチックに描いている。難しい数学が分からなくても、面白いと思える。

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    2024年09月28日
  • 遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる―

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    ネタバレ

    子どもが育つ社会的環境的条件と、子どもの人生には関係があることは前提=社会くじ。
    遺伝子の偶然も子どもに影響するか。遺伝子の影響も子どもは選べない=遺伝くじ。
    遺伝子の影響を議論すると優生学的とみなされる。
    人種間に遺伝的な違いは無い=人種とは、人類が分類したモノに過ぎず、遺伝子的には広汎な選択肢がある。

    遺伝子は多様正がある。ふたりの親から生まれる子どもの遺伝型は70兆以上の組み合わせがある。一つの特徴的な遺伝情報は、プールの中の一滴のインクのようなもの。エンドウ豆のように単純ではない。
    遺伝子はたんぱく質をつくるレシピ=レシピが同じでも同じ料理はできない。GWAS(ジーワス)=ゲノムワイ

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    2024年09月17日
  • 暗号解読(下)

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    マニアックな内容だけど、わかりやすく書いてくれている。暗号ってあまり一般には意識しないけど、実は凄く身近なものだとわかる。

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    2024年09月14日
  • 遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる―

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    三代遡れば8人分。我々は先祖代々受け継がれるものをランダムに配置されてきた。人は生まれながらにして違う。それを認めなければ格差はなくならない。得手不得手は遺伝子が決める。機会均等にしても結果には運が左右する。何が優位かは時代で変化する。バリエーションの多さは種の存続のため。更に、自由主義経済では消費が生産を促す。富の独占では生まれる価値に偏りが出る。優勢思想は今この時代をも衰退させる。苦手なことは補完されて、得意なことは活かされる。出来も不出来も受け入れて、素の姿を尊重する。そんな社会を目指していきたい。

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    2024年08月13日
  • ビッグ・クエスチョン 〈人類の難問〉に答えよう

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    ★★★★☆やっと読み終わりました。過酷な運命にも負けずに研究者としてものの仕組みを明らかにする仕事を続けてきた。どのテーマも興味深い内容でした。今話題のAIについては、今後どうなっていくのかちょっと怖くなる内容でした。

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    2024年07月14日