遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる―

遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる―

遺伝とはくじ引きのようなもの――だが、生まれつきの違いを最先端の遺伝統計学で武器に換えれば、人生は変えられる。〈遺伝と学歴〉〈双子〉の研究をしてきた気鋭の米研究者が、科学と社会をビッグデータでつなぎ「新しい平等」を指向する、全米で話題の書。サイエンス翻訳の名手、青木薫さんも絶賛する、時代を変える一冊だ。

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遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても読みやすい、とは言えないけど、必読。こうした遺伝の影響を考慮に入れずに、平等とか教育などは議論できない。ただ、とてもセンシティブで、繊細な理解が必要で、単純化するととても害のある暴力的なものになってしまう。理解も難しいが伝え方も難しい。平等も教育も、それこそこれからの国家や人類の行く末にとって

    0
    2024年07月05日

    Posted by ブクログ

    遺伝に関する言説について、特に優生学に繋がっていくような言質が蔓延っている中、決定論的に全てを形作るものではないが、人生の成り行きを形成する重要なファクターであるということを認識した上で、どう平等を実現するか、という思考への過程が記されていて、目が覚める思いでした。

    遺伝による差は確かに存在するが

    0
    2024年01月01日

    Posted by ブクログ

    三代遡れば8人分。我々は先祖代々受け継がれるものをランダムに配置されてきた。人は生まれながらにして違う。それを認めなければ格差はなくならない。得手不得手は遺伝子が決める。機会均等にしても結果には運が左右する。何が優位かは時代で変化する。バリエーションの多さは種の存続のため。更に、自由主義経済では消費

    0
    2024年08月13日

    Posted by ブクログ

     著者はテキサス大学の心理学教授。本作が処女作ということになるようだ。訳者は「フェルマーの定理」の訳で有名な青木薫氏、最近ではブライアン・グリーンの大著「時間の終わりまで」などがあり、科学啓蒙書の翻訳には定評がある。本書もそれらの例に漏れず訳がこなれていて読みやすい。
     
     著者の主張は本書で幾度と

    0
    2024年06月11日

    Posted by ブクログ

    遺伝と「平等」と言うと、優生学とか過去の色んな犯罪学とか絡んできて若干引くところがある。

    筆者も、それは否定しないし、実際過去にはそれが利用されて来たのも事実。

    だが、社会的成功や人生に、「遺伝」が絡んでいることは、否めない事実であり、それに目を瞑ることもまた、誤りにつながると論ずる。

    前半は

    0
    2024年02月20日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    各種研究の結果は肌感覚に照らしても納得感が強かった。現代の知識社会で高い評価を受けがちな能力・特性に、遺伝はまあまあ影響している。

    個人的には「遺伝学を優生学と混同しないで!」と言うためにどれだけ紙幅を割くのか……と感じてしまった。
    内容の割に文が重たい。それだけアメリカの状況が複雑

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    優生学や人種主義と結びついた遺伝学の悪歴史が「人は皆同じ」に固執させ、最新テクノロジーとなった遺伝学の活用を妨げている。同じ遺伝子でも社会や成育環境が異なれば成り行きが変わるとはいえ、適切に使えば効率的な介入や政策が可能になる。

    社会のタブーになってたり、一部の人たちだけのメリットになってたりじゃ

    0
    2024年01月02日

    Posted by ブクログ

    遺伝の影響は軽視もできず、かといってタブーもしてはいけない。咀嚼が難しい本。ただ、我々はたまたまうまくいっている、という点を心には留めておきたい

    0
    2023年12月31日

    Posted by ブクログ

    少し内容的には難しかったが、今まで人を分ける時にはそれは優生論となってしまい、あまり遺伝と人の関係は研究されて来なかった。

    だけども、人は誰しも違う遺伝子に生まれ、それが個性として現れることは事実である。
    生まれた時の遺伝子と生きる環境によって人の人生は変わってくる。
    よく言われる親ガチャは悪い意

    0
    2023年12月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    優生学は、理論的根拠として遺伝学を取り込み、間違った考えや歴史を生み出した。いまだに私たちの無意識にも、そのような悪しき優生思想の片鱗が存在しているかもしれない。

    自己責任という言葉もそう言った優生学の考えが下敷きにあるからこそ、出てきて、物事の本質を見ないで責任をその人自身の責任にすり替える言葉

    0
    2024年09月28日

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