キャスリン・ペイジ・ハーデンの作品一覧
「キャスリン・ペイジ・ハーデン」の「遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる―」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「キャスリン・ペイジ・ハーデン」の「遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる―」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
優生学は、理論的根拠として遺伝学を取り込み、間違った考えや歴史を生み出した。いまだに私たちの無意識にも、そのような悪しき優生思想の片鱗が存在しているかもしれない。
自己責任という言葉もそう言った優生学の考えが下敷きにあるからこそ、出てきて、物事の本質を見ないで責任をその人自身の責任にすり替える言葉だと思う。
この本は、遺伝学をニセ科学の優生学から取り戻すための、挑戦の書である。
親ガチャの呪いから我々は脱却することができるのだろうか?そのヒントがこの書には丁寧に記述されていました。
人はこの世に誕生する時、2種類のくじを引かされる。「社会くじ」と「遺伝くじ」だ。
社会くじは、格差や不
Posted by ブクログ
子どもが育つ社会的環境的条件と、子どもの人生には関係があることは前提=社会くじ。
遺伝子の偶然も子どもに影響するか。遺伝子の影響も子どもは選べない=遺伝くじ。
遺伝子の影響を議論すると優生学的とみなされる。
人種間に遺伝的な違いは無い=人種とは、人類が分類したモノに過ぎず、遺伝子的には広汎な選択肢がある。
遺伝子は多様正がある。ふたりの親から生まれる子どもの遺伝型は70兆以上の組み合わせがある。一つの特徴的な遺伝情報は、プールの中の一滴のインクのようなもの。エンドウ豆のように単純ではない。
遺伝子はたんぱく質をつくるレシピ=レシピが同じでも同じ料理はできない。GWAS(ジーワス)=ゲノムワイ