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Posted by ブクログ 2014年08月01日
感動した。コペルニクスの話からマルチバースに至るまで、知っているといえば知っている話だが、人間原理という観点からまとめあげて納得させる著者の力量はさすがだと思う。そして行間に垣間見える、宇宙科学に対する思い入れの深さに共感を覚える。ところで人間原理的な観点から見ると、我々はこの宇宙の中で孤独な存在な...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月11日
本書では、宇宙論の歴史について、その中で人間中心主義がどのように扱われてきたかを軸に描かれている。
古代から、コペルニクス、ニュートンなど多数の科学者の長年の研究を経て、宇宙はあらゆる物理定数が今のような値でなければ存在しえないことが明らかにされるに至り、アインシュタインが究極のテーマと位置付けたの...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月18日
人間原理とはなにか。「宇宙がなぜこのような宇宙であるのかを理解するためには、われわれ人間が現に存在しているという事実を考慮に入れなければならない」という考え方のこと。作者は古代メソポタミアまでさかのぼり、人間原理とはなにか、なぜそんな考え方が生まれたのか、そしてその教訓は何であるのかをあきらかにし...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月27日
非常に分かりやすい!
分かりやすいんだけど、相変わらず「宇宙」というものは分からない。
人間原理というおよそ科学的ではないと思われていた考え方により、宇宙の起源・有様を考える。
なぜこのような宇宙なのか=たまたま人間が存在しているこの宇宙を、人間が観測しているから
言われてみれば、まぁそうかもし...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月25日
さすが期待を裏切らないクオリティ。人間原理についてこんなに明快に,しかも前提知識なしで読めるように書かれた本はないんじゃないか。科学というより哲学に近い人間原理だが,それがなぜ科学の中から現れたのか。古代からある人間中心の宗教・思想と何が違うのか。
地動説が勝利し,相対性理論が成功し,科学は人間が,...続きを読む
サイモン・シンの著作の翻訳などで知られる青木さんの宇宙論の本。
とにかくわかりやすい!
まさに入門編といった感じで、
古代から現在までの宇宙論の流れを教えてくれる!
あらためて20世紀から現在も進行中の、物理学のダイナミックな変化は面白い。
Posted by ブクログ 2013年11月23日
非常に面白かった。宇宙に関する人類の知見を歴史に沿って追う前半。人間が存在していることを論理の根拠とする人間原理とそれに伴う宇宙論の新たな動きを記す後半。
目的論ではなく観測選択効果としての人間原理の利用は、この宇宙の絶対性をそこまで強く意識していない一般人なので価値観の転換には至らないが、興味を強...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月22日
本書で出てくるワードをネットで検索しながら何とか読み終えました。
人間原理、コインシデンス、ひも理論、多元宇宙論、その単語の意味や概要はわかりましたが、その論理展開や発見された方法は難しくて、正直半分も理解出来ませんでした、、
これからは私立文系らしく、理系の新書には手を出さないようにします、、、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月20日
「フェルマーの最終定理」や「宇宙創造」の翻訳者で、ご自身も理論物理学の博士という著者による、宇宙についての考え方の変遷についての解説です。特に、人間原理という人間を作るために宇宙が存在するという、ちょっとトンデモ理論に思える考え方について焦点を当てているところが面白い。
人間原理というのは人間が登場...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月12日
この世の物理法則や宇宙は、それを観測できる人間の存在が理由で存在しているという人間原理。最初読んだときアンチ科学主義か?と思ったほど馬鹿げた理論だと思い込んでいたけど、実際に科学者たちによって一定数支持されているとわかった時は驚いた。
確かに物理定数や、原子のサイズが仮に少しでも違う値だったら、こ...続きを読む
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