青木薫のレビュー一覧

  • ビッグ・クエスチョン 〈人類の難問〉に答えよう
    宇宙は、なにも無いところからひょっこり誕生する。
    したがって宇宙の始まる前や後を考えることは意味がない?

    「人間原理」…30年ほど前、わたしが『時間とはなにか』HPを書いたとき、同じようなことに辿り着いた。

    「コンピュータの知性」…上記HPで人の脳について触れた。ただの科学物質の作用が⦅十分に複...続きを読む
  • ビッグ・クエスチョン 〈人類の難問〉に答えよう
    人類の将来という大きなスパンで考えると脳内がリフレッシュされる。
    10個のビッグ・クエスチョンの中で「神は存在するのか?」と
    「宇宙はどのように始まったのか?」「人工知能は人間より賢くなるのか?」
    に興味を持った。
    印象に残った文章
    ⒈ 「神は存在しない」というのが一番簡単な説明だというのが私の考え...続きを読む
  • 暗号解読(上)
    古代ギリシアからWW2まで。信書から有線通信、そして無線通信が普及する時代における暗号作成者と暗号解読者の知恵比べの物語。本書の半分以上はナチスドイツの暗号機械「エニグマ」の機構と、ポーランド軍とイギリス軍による解読プロセスについて。エニグマの機械そのものではなく、「鍵」こそが解読にとって重要であっ...続きを読む
  • 暗号解読(下)
    再読。
    この著者の著作の中では、『フェルマーの最終定理』とおなじくらい好きな作品。
    数学、物理学、量子物理学などに門外漢の私でも何となくわかった気にさせてくれるのが、サイモン・シン氏。
    彼は長編を書くのに本当に向いていると感じられた。それは『代替医療』を読んだ時の物足りなさがあったからこそ感じられた...続きを読む
  • 宇宙創成(下)
    天文を特集した上巻に比べ、物理に着目した下巻でさらに面白さが加速。とはいえ最新のところまで来るので、読んでて面白いエピソードは少な目。
    ビッグバンって1992年にCMBゆらぎを観測してから勝利を勝ち取っていたとは、そんなに最近なんだという驚きがあった。あとは相変わらず訳者あとがきが秀逸。ここから読ん...続きを読む
  • 宇宙創成(上)
    ビッグバン理論についての本。科学は間違うということが壮大なテーマとなっており,いつものサイモンシンのように人物が生き生きと描かれている。
    科学的素養がなくても身近な比喩で説明を進めているのすごい。
  • 暗号解読(下)
    蜀?ョケ縺後h繧企ォ伜コヲ縺ォ縺ェ繧翫?∵囓蜿キ縺ョ莉慕オ?∩縺昴?繧ゅ?縺ッ繧医¥逅?ァ」縺ァ縺阪↑縺九▲縺溘′縲∬ソ台サ」縺ォ縺翫¢繧区囓蜿キ縺ョ鬮伜コヲ蛹悶??幕逋コ閠?◆縺。縺ョ繧ケ繝医?繝ェ繝シ?亥性謔イ蜉?シ峨?∵囓蜿キ繧定ェ阪a繧九°?亥クょ?エ縺ォ蟋斐?繧具シ峨°縲√さ繝ウ繝医Ο繝シ...続きを読む
  • 暗号解読(上)
    證怜捷縺ョ莉慕オ?∩縺ョ縺ソ縺ェ繧峨★縲∵囓蜿キ縺ョ逋コ螻輔?驕守ィ九?豁エ蜿イ縺檎函縺咲函縺阪→謠上°繧後※縺翫j縲∵・オ繧√※闊亥袖豺ア縺??ゅせ繧ウ繝?ヨ繝ゥ繝ウ繝牙・ウ邇九Γ繧「繝ェ繝シ縺ョ謔イ蜉??∫ャャ荳?谺。蟇セ謌ヲ縲∫ュ峨???ゆク句キサ繧よ・ス縺励∩縲
  • 世界でもっとも美しい10の科学実験
    "自然界のあらゆる現象を解き明かしてきた科学者。数々の実験をして、世に証明してきた。その中から選りすぐりの「美しい」実験の数々を紹介している。
    その実験を実現するに至る経緯、その人物の生い立ち~人間的な側面からもアプローチしている。"
  • 世界でもっとも美しい10の科学実験
    「地球の周囲を測る」、「地球の重さを量る」、「地球が自転していることを証明する」、「物質の落下速度は、その質量とは無関係であること」、「太陽光が、多くの波長の光からできていることを証明する」、「原子の形状を明らかにする」、「1つの電子は、自分自身に干渉(波のように振舞う)する」等々の、実験当時はエッ...続きを読む
  • 宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論
    今までは科学者に危険視されていた人間原理が宇宙論の世界で話題になってきた。なぜ人間原理が復権しつつあるのかを述べる。多宇宙(マルチバース)ビジョンにより人間原理が観測選択効果であるかもしれないと思われてきた。たまたま人間は多くの世界のうちで生存可能なこの世界に存在するという解釈である。古代メソポタミ...続きを読む
  • 暗号解読(上)
    暗号化のニーズはいつの時代もあって、暗号を考える人達と、それを破る人達との戦い?の歴史が面白かった。暗号解読されないうちはいいけど、暗号解読されたのに、気づかずに使っていると、悲惨な目に遭うのだなということがよく分かる。
    あと、エンサイファー(文字単位の置換)、エンコード(単語単位の置換)、エンクリ...続きを読む
  • 代替医療解剖
    読んでよかったと言える本。皆にもお勧めしたい。

    この著者のシリーズは興味深い話が多い。

    現代医療の臨床検査による医療の効果の測定について、今では当たり前になっているけど、思ったよりも最近になってから定着したのだという印象を受けた。
    自分が歳をとったので、100年前というのが、古いとは思うが、以前...続きを読む
  • 暗号解読(下)
    古代からの暗号技術の発展の歴史を辿り、20世紀の大戦の行方を左右したエニグマ暗号を巡る攻防を転回点にして、現代のデジタル暗号、果ては量子暗号までを解説する上下2巻にわたる本書。欲張りとも言える内容の豊富さだが、時代々々の技術に暗号作成者/解読者として関わった人物たちの生き様に十分に光を当てつつ、なお...続きを読む
  • 暗号解読(上)
    古代からの暗号技術の発展の歴史を辿り、20世紀の大戦の行方を左右したエニグマ暗号を巡る攻防を転回点にして、現代のデジタル暗号、果ては量子暗号までを解説する上下2巻にわたる本書。欲張りとも言える内容の豊富さだが、時代々々の技術に暗号作成者/解読者として関わった人物たちの生き様に十分に光を当てつつ、なお...続きを読む
  • 量子革命―アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突―(新潮文庫)
    アインシュタインvsボーアを軸にした量子論史。この対決が凄まじく、また面白い。
    SFで飽きるほど見た猫だのテレポートだの宇宙の分裂だのが、どういう流れから産まれたのか分かるのも楽しい。
    が、やはり文章から量子論をイメージするのは難しすぎる。訳者は量子論解説本の決定版のように褒めるが、とてもついていけ...続きを読む
  • 宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論
    かなりレベルの高い現代物理学における宇宙論の解説書

    物理学者たちが、我々の宇宙の物理定数が、なぜこのような数値になっているのかについて、必然性はなく、多数の宇宙のうちたまたまこのような数値にをとった宇宙に我々が存在しているという見解に至る歴史を描いている。
  • 代替医療解剖
     二千年以上前にヒポクラテスは警告した。
    「科学と意見という、二つのものがある。
     前者は知識を生み、後者は無知を生む」

     本書は一言で言うと、怪しい代替医療手段に手を出すのはやめましょう、という点に尽きる。
     なぜならば、通常医療はコストのかかる臨床試験を経て効用と安全性が実証されているのに対し...続きを読む
  • 量子物理学の発見 ヒッグス粒子の先までの物語
    レーダーマン著,青木薫訳ということで,これは読まなくちゃと思ってた。
    冒頭,目次裏に“本書を、税金で基礎研究を支えてくださっている国民のみなさんに捧げる。”とある。著者が伝えたかったのは,「加速器は強力な顕微鏡」という大変シンプルな主張。超ひも理論だ何だじゃなくて,「加速器は凄い顕微鏡!」ってシンプ...続きを読む
  • 宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論
    人間原理の本。多宇宙になってないとおかしいと思う派の京大出身の科学ライター?
    そういう気はします
    ・COBEのグループによる「ゆらぎ発見」の報道に接し、物理学者の中には、あらためてこう感じた人が大勢いたのではないだろうか。「これ(宇宙の誕生)が、一度きりの出来事であるはずがない」と。
    私自身、そう感...続きを読む