青木薫のレビュー一覧

  • ビッグ・クエスチョン 〈人類の難問〉に答えよう

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    宇宙、、、ロマンあるわぁ。
    何が面白いって宇宙というスケールの大きなものの神秘を解き明かすのに量子論というスケールの小さなものを扱う学問が絡んでいること。
    宇宙からみると我々人類も(相対的には)小さな電子みたいなものだから波と粒子の二重性を持ってるんじゃなかろうか、、、だから頑張ったらワープできるはず!

    以下、印象的なシーン
    1. アイデアや仮説を思いつくことをけっして恐れてはいけない。
    → そんな雰囲気にしたい。もっと貪欲にやね。

    2. ビッグバン以前には時間がないのだから、時間を遡ってもビッグバン以前には到達できない。
    → 妙に納得。ほんとにたまたま平衡状態が揺らいで宇宙が生まれたんだ

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    2021年01月01日
  • 宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論

    KKN

    購入済み

    人間原理につぃて知りたい人に

    人間原理についての説明している本。多分日本語でこのテーマについて詳しく説明している本は他にはない。

    この本の魅力は人間原理否定派から人間原理容認派に変わった著者による作品だということ。
    故に最初から人間原理に肯定的な人間より深いところが見えているような気がする。

    著者は人間の宇宙観の変遷を昔から現在までを展望しているので、人間原理だけでなく宇宙観に興味がある人間にも
    お勧め。

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    2020年12月31日
  • 宇宙創成(下)

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    下巻は、ビックバン宇宙論vs静的宇宙論である。
    現代はビックバンから宇宙が始まったということは小学生でも知っていることかもしれないが、1950~1960年代は論争としてどちらが正しい(観測と合う)か競い合っていた。

    若い銀河がどこでも見られるのであれば、静的宇宙論のほうが有利な証拠となるし、遠くにしか見られなければビックバン宇宙論が有利な証拠となる。

    また、宇宙には水素がほぼ93%を占めてヘリウム6.5%でその他の原子が残りである。なぜこの比率なのか。

    という観測と理論上の成果。しかし、これらは後知恵でモデルを現実に適合するように修正を加えることができる。
    とするならば、純粋に理論から予

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    2020年11月02日
  • 暗号解読(下)

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    下巻も期待通りの面白さ。一度読んでわからないところがたくさんあるので、何度も読み返して理解する、の繰り返し。でも、これが苦痛にならないのは、シンさんの展開力と青木さんの翻訳力のおかげかな。今後も、繰り返しゆっくりゆっくりと読みたい。

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    2020年10月20日
  • ビッグ・クエスチョン 〈人類の難問〉に答えよう

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    前提の知識がないと、多少難しいけれど、ホーキング博士のユニークさと宇宙に対する情熱を感じさせる一冊だった。

    ■神は存在するのか?
    彼は無神論者というより、「人格を持たない自然法則」として神を認識している。そういう意味で宗教的なものとは異なる。ただ、量子力学の誕生により「神ですらコントロールできない自然法則がある」という考え方をしているのがポイント。(そして未来が予言できない要因にもなる)

    ■宇宙の始まりは何か?
    まず宇宙は本来11次元あり、私たちが見えない次元が沢山ある。ビッグバン以前は虚数時間による無境界世界だったという概念から、そもそも「宇宙の歴史は大量にあり、様々なパターンがある」と

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    2020年10月10日
  • ビッグ・クエスチョン 〈人類の難問〉に答えよう

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    Q宇宙は拡張している→ということは最初があるはず→最初は『ビックバン』これにより宇宙が誕生した。では、ビックバンより前は?
    Aビックバンにより時間と空間が生まれたので”前”という考え方は成立しない。
    など、宇宙に関する物理学の世界でベースとなっている理論から、
    「確率論で言えばそれは何千年後になるかわからないが確実に隕石は衝突する。また、地球はかならず自重に絶えられなくなりブラックホール化する日がくる。
    ならば人類が存続するためには宇宙に行かなければならない。100年1000年の単位で宇宙への研究を進めるべきである」など、著者個人の考えまで書かれています。
    特に著者の考えの部分は読みやすく面白

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    2020年09月17日
  • ビッグ・クエスチョン 〈人類の難問〉に答えよう

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    ・シンギュラリティ後の世界。AIとヒトの関係性を用心深く築く必要がある。
    ・ビッグバン以前に時間の概念は存在しない。つまり宇宙の始まりの始まりという概念はない。
    ・今後主役になる世代は科学技術の恩恵を最大限受けながら生活する世代。よって科学に対する関心理解を進め、正しく科学を活用しメンテできるようにするべし。

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    2020年08月20日
  • 世界でもっとも美しい10の科学実験

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    偉人の実験方法は現代のような高度なマシンや測定器を必要としない。もちろん複雑なものもあるが、、、しかし、ガリレオの斜面の実験のようなものは中学でも再現実験としておこなれる。その中で自分たちは偉人と同じ過程を辿っていることを実感させたい

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    2020年08月01日
  • 代替医療解剖

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    ホメオパシーを信頼する気になる人が少なくない事が不思議
    googleって手遅れにならない程度に医者に行くべきか

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    2020年07月29日
  • 代替医療解剖

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    サイエンスノンフィクションの大御所サイモン・シン氏が今回取り上げるテーマは「代替医療」。通常医療と比べて代替医療は効果があるのか、皆が抱く疑問を科学的アプローチで検証・解明する。鍼、ホメオパシー、カイロプラクティック、ハーブ療法をメインとし付録として51の代替医療が取り上げられている。

    代替医療に治癒効果があるか否かは本文を読んでいただくとして、通常医療(すなわち西洋医学)への不信感が代替医療(東洋医学もある)の活況を許している側面がある。近代まで行われていた瀉血は何故効果が有ると言えるのか何故効果が無いと言えるのかの代表例であろう。そうした点から一定勢力かつ既成権力にありつつある代替医療を

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    2020年06月28日
  • 暗号解読(上)

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    暗号化する人と、解読する人の闘いは、とても数学的で文化的でドラマチックだ。戦争での暗号解読技術の重要性が本当に良くわかる。(下)ではどんな物語が繰り広げられるのか楽しみだ。

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    2020年06月26日
  • ユニバース2.0 実験室で宇宙を創造する

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    シミュレーション仮説、宇宙を創る本。
    哲学的な面もあり、なかなか深い想像の世界に入り込める本だと思います。

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    2020年06月08日
  • 宇宙創成(下)

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    上は宇宙のまだごく小さい範囲(天の川銀河内)などを考えていたが、下では宇宙の本当の始まりのビックバンVS色々な説についてを中心に書かれていた。
    この本の作者、サイモンシンさんはその説などだけを数式などでややこしく解説していくのではなく、このような分野の本を初めて読む人でも分かりやすく、また出てくる人物一人一人の心理状況などについても書かれており、とても面白かった。
    それにしても自分たち人間、生物がいる確率は限りなく小さく、偶然に生まれたのだとしたら本当に奇跡だなと思った。

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    2020年05月29日
  • 宇宙創成(上)

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    昔から少しは宇宙に興味があったのでとても面白かった。
    全く何も分からないところから色々な壁や先入観などを乗り越えてだんだんと今わかっている宇宙に近づいていく感じでとても楽しかった。
    また、よく知られている学者(コペルニクス、ニュートン、アインシュタイン、ハップルなど)が出てきて読むまでその人たちの名前しか知らなかったことが恥ずかしくなった。
    しかしわかりやすいが1つずつ理解していかなければいけない本なので時間がかかって疲れた。

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    2020年05月25日
  • 世界でもっとも美しい10の科学実験

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    我々の多くは「美と科学は対極にある」ものと、漠然とイメージしている。主観性を持つ美と、客観性が何よりも重視される科学、という認識がその背景にはある。しかし、そのイメージを反証するのが本書のテーマであり、その方法論として著者が選んだのは、”科学実験”である。

    本書は専門誌『Physics World』を読んでいる科学者たちへの「世界で最も美しい科学実験は?」というアンケートから集められた上位10個の科学実験をテーマに、美と科学の関係性を示すものである。題材となる実験は、ガリレオのピサの斜塔での物理実験、フーコーの振り子など、一般人でも馴染みのあるものばかり。偉大なる科学者たちの実験にかける熱情

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    2020年05月03日
  • 暗号解読(上)

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    さすがサイモン・シン。難しい内容をかくも分かりやすく時系列で説明してくれる。
    ただ一点だけ、上巻の補遺は上巻末に入れといてほしかった・・

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    2020年02月22日
  • ビッグ・クエスチョン 〈人類の難問〉に答えよう

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    ずっと気にはなっていたホーキングさん、彼の本を初めて読んでみた。
    神の存在、宇宙の始まり、地球外の知的生命の有無、未来を予言できるか、ブラックホールの中に何があるか、タイムトラベルは可能か、宇宙に出ていくべきか、人工知能は人間より賢くなるか、そういったビッグクエスチョンへの回答。
    ビッグバンにより時間が生まれた、なのでビッグバン前に何があったのかという問いは南極の南に何があるかというのと同じ意味のない質問だという話とか、ブラックホールが予言され発見されていく話とか、AIのシンギュラリティについては高い文明を持った宇宙人が何十年後に行くと行ってきた時に何もせず待ち受けるかという話とか、面白い話が

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    2020年02月01日
  • 数学の大統一に挑む

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    旧ソビエトでのユダヤ人数学者の迫害とラングランス・プログラムの発展が本人の手によって描かれている。著者の波乱万丈の人生は面白いが、肝心の数学部分は途中からさっぱり手に負えないものになってしまった。もう少し基礎から勉強します。

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    2020年01月19日
  • ビッグ・クエスチョン 〈人類の難問〉に答えよう

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    ホーキング博士の最後の一般向けの本となった。
    ビッグクエスチョンにわかりやすく答え、最新の宇宙論がよくわかる。神に対する考え方も、科学との関係において理解するもので興味深い。
    人間の宇宙進出についてはその必要性は理解しないが、大きな夢を描く事は必要かもしれない。

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    2020年01月14日
  • 暗号解読(下)

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    暗号にまつわる紀元前から21世紀以降までの壮大な物語。
    言語学、数学、コンピュータ科学などさまざまなジャンルの知識が盛り込まれていて面白かった。
    線文字Bの解読など、暗号ではないが読解不能な言語を蘇らせるストーリーも非常に興味深かった。

    暗号というと軍事用途などの機密保持のイメージが強かったが、数千年昔の単換字式暗号から現代のRSAに至るまで一般市民にとってもプライバシー保護に重要な役割を果たしてきたことを改めて認識した。
    暗号技術は、ブレッチレーパークの例のように、その軍事上の有用性から新技術が公表されず、開発者や技術が一般的に認知されない場合もある。今現在も秘密裏に新たな暗号技術が開発さ

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    2020年01月11日