青木薫のレビュー一覧
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宇宙は、なにも無いところからひょっこり誕生する。
したがって宇宙の始まる前や後を考えることは意味がない?
「人間原理」…30年ほど前、わたしが『時間とはなにか』HPを書いたとき、同じようなことに辿り着いた。
「コンピュータの知性」…上記HPで人の脳について触れた。ただの科学物質の作用が⦅十分に複...続きを読むPosted by ブクログ -
人類の将来という大きなスパンで考えると脳内がリフレッシュされる。
10個のビッグ・クエスチョンの中で「神は存在するのか?」と
「宇宙はどのように始まったのか?」「人工知能は人間より賢くなるのか?」
に興味を持った。
印象に残った文章
⒈ 「神は存在しない」というのが一番簡単な説明だというのが私の考え...続きを読むPosted by ブクログ -
"自然界のあらゆる現象を解き明かしてきた科学者。数々の実験をして、世に証明してきた。その中から選りすぐりの「美しい」実験の数々を紹介している。
その実験を実現するに至る経緯、その人物の生い立ち~人間的な側面からもアプローチしている。"Posted by ブクログ -
「地球の周囲を測る」、「地球の重さを量る」、「地球が自転していることを証明する」、「物質の落下速度は、その質量とは無関係であること」、「太陽光が、多くの波長の光からできていることを証明する」、「原子の形状を明らかにする」、「1つの電子は、自分自身に干渉(波のように振舞う)する」等々の、実験当時はエッ...続きを読むPosted by ブクログ
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今までは科学者に危険視されていた人間原理が宇宙論の世界で話題になってきた。なぜ人間原理が復権しつつあるのかを述べる。多宇宙(マルチバース)ビジョンにより人間原理が観測選択効果であるかもしれないと思われてきた。たまたま人間は多くの世界のうちで生存可能なこの世界に存在するという解釈である。古代メソポタミ...続きを読むPosted by ブクログ
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読んでよかったと言える本。皆にもお勧めしたい。
この著者のシリーズは興味深い話が多い。
現代医療の臨床検査による医療の効果の測定について、今では当たり前になっているけど、思ったよりも最近になってから定着したのだという印象を受けた。
自分が歳をとったので、100年前というのが、古いとは思うが、以前...続きを読むPosted by ブクログ -
アインシュタインvsボーアを軸にした量子論史。この対決が凄まじく、また面白い。
SFで飽きるほど見た猫だのテレポートだの宇宙の分裂だのが、どういう流れから産まれたのか分かるのも楽しい。
が、やはり文章から量子論をイメージするのは難しすぎる。訳者は量子論解説本の決定版のように褒めるが、とてもついていけ...続きを読むPosted by ブクログ -
かなりレベルの高い現代物理学における宇宙論の解説書
物理学者たちが、我々の宇宙の物理定数が、なぜこのような数値になっているのかについて、必然性はなく、多数の宇宙のうちたまたまこのような数値にをとった宇宙に我々が存在しているという見解に至る歴史を描いている。Posted by ブクログ -
二千年以上前にヒポクラテスは警告した。
「科学と意見という、二つのものがある。
前者は知識を生み、後者は無知を生む」
本書は一言で言うと、怪しい代替医療手段に手を出すのはやめましょう、という点に尽きる。
なぜならば、通常医療はコストのかかる臨床試験を経て効用と安全性が実証されているのに対し...続きを読むPosted by ブクログ -
レーダーマン著,青木薫訳ということで,これは読まなくちゃと思ってた。
冒頭,目次裏に“本書を、税金で基礎研究を支えてくださっている国民のみなさんに捧げる。”とある。著者が伝えたかったのは,「加速器は強力な顕微鏡」という大変シンプルな主張。超ひも理論だ何だじゃなくて,「加速器は凄い顕微鏡!」ってシンプ...続きを読むPosted by ブクログ -
人間原理の本。多宇宙になってないとおかしいと思う派の京大出身の科学ライター?
そういう気はします
・COBEのグループによる「ゆらぎ発見」の報道に接し、物理学者の中には、あらためてこう感じた人が大勢いたのではないだろうか。「これ(宇宙の誕生)が、一度きりの出来事であるはずがない」と。
私自身、そう感...続きを読むPosted by ブクログ