坂本龍一のレビュー一覧

  • ぼくはあと何回、満月を見るだろう

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    戦場のメリークリスマスほか、映画『怪物』の映画音楽が記憶に新しいけれど、その他にもたくさんの舞台音楽、作品に携わっていたことをここで知った。
    闘病記みたいなものを想像していたけど、作品に対する思い出とか考え方が沢山書かれていて、
    音楽家の人生の中心にあるのは音楽であって、病はたまに現れる人生の脅威でしかないのだということを考えさせられた。

    雲は音のない音楽のようだ、と言える感性が美しい、、

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    2025年04月25日
  • 音楽は自由にする(新潮文庫)

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    この本を読むと、いかに坂本龍一という人物が多面的でかつ、好奇心に溢れており、世間一般的なイメージより泥臭い1人の人間である事がわかります。


    おそらく、YMO時代の裏話を期待して買った方もいると思います。僕もそうです。
    ただ、この本を読んだあとにYMOについては多く語らず、どちらかというと、三人の関係性や、その後の苦しみについて赤裸々に書かれており、そういった意味では良い意味で裏切られた本でした。

    ちょうど明日で「坂本龍一 | 音を視る 時を聴く」展で終わりますが、展示きっかけで気になる方は読んで欲しいです。また違った視点で坂本龍一の一面が見えてくると思います。

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    2025年03月29日
  • 音楽は自由にする(新潮文庫)

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    1月に坂本龍一展に行った
    時間や音の枠を超えようとする展示よりも、若い頃から彼が書いていた日記が印象的だった

    そして、この本には彼が若者だった60-70年代が書かれてあった

    あの時代の若者はたぶんあの時代だけ
    それより前とも後とも、異質なのである

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    2025年03月16日
  • ぼくはあと何回、満月を見るだろう

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    亡くなる直前まで創り続ける意識を保っていたのが凄すぎる。
    何かを創造すること、創造されたものを吸収すること、この二つの運動がこの人の中ではとても当たり前な習慣なのかな。
    すごいに尽きる。
    あとビッグネームが出まくる。

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    2025年03月10日
  • 音楽は自由にする(新潮文庫)

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    坂本龍一の自伝。生まれた時、幼少期、中学、高校、大学そしてYMO時代、ニューヨークでの生活、9.11テロ、様々な経験した事、生き様が書かれていました。ドビッシーの生まれ変わりだと思うくらい好きだったんですね。学生運動でヘルメットを被って暴れてたなんて想像できなかったな。昔から難しい本をたくさん読んで、音楽を聴いて曲を作って、たくさんの人との出会いを経て坂本龍一ができたのがよくわかった。

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    2025年01月25日
  • 音楽は自由にする(新潮文庫)

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    YMOとの出会いは衝撃で、何十年経ってもまだ頭の中に曲が流れる事も
    YMO前の意外な人との接点は面白く、一方で凡人にはとてもわからない感受性や思想等は、やっぱりこの人は天才なんだなと思った
    (追記)
    あと、当時はみんな同じ大人にみえたYMOって、坂本さんにとっては「社会人一年生」だったみたいですね笑

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    2024年11月17日
  • 音楽は自由にする(新潮文庫)

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    優れた「聞き手」が居てくれると
    その話者の話者たるところが
    十二分に浮かび上がってくる
    まさに
    そのお手本だと思った

    坂本龍一さんが
    自ら書き下ろすということは
    ほぼ考えられない

    よくぞ 
    この企画をしてくださった
    この対談形式の
    聞き取りがあったからこそ
    坂本龍一さんが生きてこられた
    その時代のムードを
    的確にとらえておられた
    その時代の形を
    音楽だけではなく
    言葉として、文字として
    私たちが
    共有させてもらえたことは
    まことに 嬉しい

    「エンジン」編集長の
    良き聞き手
    鈴木正文さんに感謝である

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    2024年10月17日
  • 音楽は自由にする(新潮文庫)

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    現代日本の音楽家である坂本龍一(1952-2023)による自伝、2009年。

    自分史を振り返りそれを不特定多数へ向けて発するのだから、そこにはなにがしかのポーズがあるのかもしれないが、幼少年期の思い出や音楽との出会い、新宿高校での学生運動、東京藝大でのさまざまなアートやアーティストとの出会い、YMO、『戦場のメリークリスマス』、『ラストエンペラー』、湾岸戦争、9.11、イラク戦争、環境運動など、57歳までの目まぐるしく濃密な半生を、気取らず、率直に語っているように感じられる。

    □ 青年期の経験について

    坂本龍一の半生(とりわけ青年期)を追体験しながら、こういう経験からこういう気づきを得て

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    2024年09月15日
  • ぼくはあと何回、満月を見るだろう

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    坂本龍一関連本そのいくつか。今まで読んできた本の中ではあまり面白くなかった方ではある。一つはずっと坂本龍一武勇伝みたいにどうしてもなってしまって、はいはい~というテンションになってしまいがちだったからだ。ところどころ面白いところはもちろんありつつ。それも含めて、この人は作家ではないしなという気持ちにも同時になっていた。フューネラル・プレイリストの曲、私も考えたい。まずは坂本龍一を想って聞こう。あとがきにもあるが、坂本龍一のなかにタルコフスキーやドゥルーズやらがいるように、私の中にも坂本龍一が生きていくだろう。

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    2024年08月29日
  • 音楽は自由にする(新潮文庫)

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    Musik macht Frei. 直訳すれば、「音楽が自由を作る」。音楽は人を自由にするということだ。
    恥ずかしながら、僕は坂本さんのことをあんまり詳しく存じ上げず、彼の音楽はバッハやラヴェルなんかがベースにあって、幸宏さんが「教授」と呼んだくらい理論的バックボーンのある人というイメージだったので、この本も読む前は難しいことが書いてあるのかなと思っていた。ところが、実際読んでみたらとても面白くて、スルスルと最後まで読めてしまった。
    細野晴臣さんと出会ったエピソードがとても印象的で、きっと「別々の国で生まれたのに、会ったら言葉が通じた!」みたいな衝撃だったんでしょうね。矢野顕子さんとの結婚もず

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    2024年08月13日
  • ぼくはあと何回、満月を見るだろう

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    映画、哲学、社会評論、現代芸術等等多岐に渡り自分の中で消化し、音楽と映像の世界でクリエーティブする方だったんだとあらためて思う。読んでみたい本、見てみたい映画、聴いてみたい音楽、このひと夏では到底足りない。

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    2024年07月31日
  • ぼくはあと何回、満月を見るだろう

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    昨年亡くなった坂本さんの遺稿といえる作品。ガンを患っての闘病生活が赤裸々に綴られながらも、同時に尽きせぬ音楽、芸術、文学への情熱に圧倒される。病気が進行してなお、精神性を求めることのできるのは、彼の強さなのか、いや、もしかしたら弱さを意識しての頼るすべだったのか。やはり凄い方だった。合掌。

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    2024年05月22日
  • 新版 縄文聖地巡礼

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    ネタバレ

    坂本龍一強化月間でこちらを。
    面白かったし、ちょくちょく入る坂本龍一の写真が格好良いし、取り上げられている場所に旅行で行ってみたいなあという気持ちがわいています。

    中沢「…死の問題をいろんなかたちで世界のなかに取り入れていくことが戦略上、重要なんですよね。生きている人間の世界は、「ある」か「ない」かっていうバイナリ思考に陥りがち。でも「ある」でも「ない」でもない、もっと根源的な「生命力に満ちた死」があるわけで、それを組み込むと3の世界になっていく。世界はバイナリではなくトリニティの構造に変わっていく…」(p.51)

    中沢「神話の想像力と、資本主義や科学技術へと分かれていく原点は。エコロジス

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    2024年04月14日
  • 音楽は自由にする(新潮文庫)

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    本音を言えば、あまり気が進みません、からはじまる、坂本龍一の人生の振り返り。常に自分から何かしてきたわけではない、としながらも、その時々に起こる機会に対して、尋常ならざる好奇心や好き嫌いが、人生で出会う人を多様にし、圧倒的に多面的で複雑なインプットが、幼少期から学んだ正当な音楽理論の上に乗って、ハーモニーを奏でる。そんな背景でこの音楽が作られているんだ、という、その裏にある果てしない奥深さを垣間見た

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    2024年03月03日
  • ぼくはあと何回、満月を見るだろう

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    「著者に代わってのあとがき」に書かれているように、確かに人の3倍は生きておられる濃密な71年だったんだろう。凡人には想像できない才能とバイタリティー。
    本を読みながら音楽を聴くことはあまりしないのだが、本書に上げられている坂本龍一本人やその他の曲を読みながら聴いた。豊かな時間だった。静かな時間だった。
    闘病生活が大変だったことが書いてあるのに、印象としては最後までスタイリュッシュで端正。そのことは良かったと思う。

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    2024年02月28日
  • 音楽は自由にする(新潮文庫)

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    書店でふと手に取った坂本龍一さんの自伝。若かりし頃の猪突猛進さ、求められる方へ良い意味で流されながら。3.11やグリーランドの景色に感じた危機感から、社会的アンテナが広がっていく。激動と崩壊の狭間で、いつも音が紡がれていた。

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    2024年02月23日
  • ぼくはあと何回、満月を見るだろう

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    ネタバレ

    生前は情報量が多過ぎる気がして敬遠していたけど気にはなっていた。なぜ闘病しながら活動家のようなことを続けてやっているのか…この本でほんの少しだけ、彼の言い分のようなものを知れた気がする。去る準備ができることを幸せだと思うこともあるだろうけど、やはりもう少し時間があれば…ファンですらないのに、そんなことを思った。
    それにしてもさまざまな知識が語られるので、周りの人も博学なのか?自分の周りにはこんな話す人はいないので、新鮮。多方面に関係団体や人物が出てくるので、ノートに書き出したくなる。読み終えて、そういえばと思ったが、パートナーと大貫妙子さんの話はあるけど、矢野顕子さん方面の話はなく、お孫さんの

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    2024年02月16日
  • ぼくはあと何回、満月を見るだろう

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    ほとんど一面しか知らなかった坂本龍一。音楽に関することだろうけれどとても様々なことをしていたということに驚きました。ご自分の命が尽きる直前まで現役であり続けた…尊敬です。

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    2024年02月16日
  • 新版 縄文聖地巡礼

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    著者、中沢新一が、音楽家、坂本龍一と縄文にかかわりのある土地への巡礼を行った際の対談。一読では理解しきれない面もあったが、アースダイバーと併せて読むとよいと思う。

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    2024年01月04日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    コロナ禍の数年前、未来がわからない時に書かれた文章を一応社会が再び動き出した時に読む。そこには色々な気づきがあると思いました。

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    2023年10月04日