大山淳子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
スカイツリーが見える、東京の下町。
古くからのお店と新しいお店が混じり合う、明日町こんぺいとう商店街の、七軒のお店の物語を7人の作家が描くアンソロジー。
既読の作家さんは、大島真寿美さん、彩瀬まるさん、千早茜さん、中島京子さん。
それぞれの持ち味が出ていて、どれも面白かった。
大山淳子さんの『あずかりやさん』が、盲目の店主が一日百円で大切なものをあずかるというお店を舞台にしていて、にぎやかな商店街の中、しんとしずかな店という感じが良かった。
アンソロジーを手に取ると、こうして新しく好みに合いそうな作家さんが見つかるのが楽しみ。
こんぺいとう商店街シリーズとして続刊もあるらしいので、続きも -
ネタバレ 購入済み
今回も良かった
猫の件はだいぶ序盤に予想出来てしまいますが、
猫弁シリーズの魅力は謎解きではなく、やさしい暖かさだと思う。
皆が不器用で皆がやさしい。
心がけホワっとします -
Posted by ブクログ
ネタバレ2021/3/24
この作者の本にしては陰鬱な展開。
ほのぼのを求めていたけど表紙からして望めそうもなかったな。
結局、頼通という人の望みは何だったんだろう。
”上級国民”への復讐みたいなもの?
弱いものを圧して優越感に浸ってる人間は見込みがないんだってよ、頼通さんよ。
そう言いながらそういうことでもなさそうと思ってる私もいる。
サイコパスは出世するって言うもんなぁとか。
読み終えての感情の持って行きどころが難しい。
笹本氏よかったねとは思うけど心から喜べるわけでもない。
みんな善悪両方を持ち合わせていて、ヒーロー的な人がいない。
あと毒の母親が苦手で園美が(葵も?)逃げられてよかったなとは思 -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ店主や語り手の物や動物より、
あずかりやさんにあずける人の話が
かなりの部分を占めている気がする第3巻。
ただ話を読み進めると色んな伏線を
回収していくのが個人的には
すっきりして好きだし、あちこちに
そういったのを見つけるのも楽しかった。
そしてシリーズを通して大きな事件が
おきたり、すごい悪いやつが出てきたりする
ハラハラする展開はないけど、どんな人に
対しても真摯に対応する店主の姿勢に
訪れる人も変わっていく様がなんかよかった。
ほっこりする物語ばかりで
あぁ~こんなお店がこの世に
あったらいいのになぁ~とも思いました。 -
-
購入済み
シリーズ四作目です
猫弁シリーズ四作目です。
うーん…このシリーズはなん作目かわかりにくい…
間違って三作目の前に読んでしまって、
話が繋がらないな?
と思いながら読んでいましたが、それでも大丈夫です!
問題無く読めます! -
購入済み
シリーズ三作目です
猫弁シリーズ三作目です。
今回は密室猫妊娠事件の謎を時ながらストーリーが展開します。
秘書の野呂さんの過去もわかります。
このシリーズは毎回最後には登場人物みんなが幸せになってゆくのでほっこりしながら読み進められます。 -
購入済み
シリーズ二作目です
猫弁シリーズの二作目です
前作と同じく物語が淡々と進んでいきます。
変わった所と言えば百瀬と亜子がプライベートで会うようになっことでしょうか
まだ手もつないだ事のない二人ですがゆっくり距離を縮めているようです。