大山淳子のレビュー一覧
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再読シリーズその3。
猫弁シリーズ第一作。今さら知ったが『ドラマ原作大賞』受賞作らしい。だからビジュアルを意識した個性的なキャラクターとドラマチックな展開になっているのか。
初めてこの作品を読んだときに伊坂幸太郎さんの作品を彷彿とさせる感覚があったのを覚えている。
ジグソーパズルのように様々な現象、人物や事件の動き、ちょっとした言葉すら複雑にちりばめて最終的に見事に決着させている。伊坂さんもそうだが、どういう頭脳の持ち主なのだろうと感心させられた。
シリーズを未読の方に少し説明させてもらえれば、主人公の百瀬太郎は東大卒でキャリア15年の弁護士だが、今放送中の剣持麗子のような華々しく攻撃的な -
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Posted by ブクログ
スカイツリーが見える、東京の下町。
古くからのお店と新しいお店が混じり合う、明日町こんぺいとう商店街の、七軒のお店の物語を7人の作家が描くアンソロジー。
既読の作家さんは、大島真寿美さん、彩瀬まるさん、千早茜さん、中島京子さん。
それぞれの持ち味が出ていて、どれも面白かった。
大山淳子さんの『あずかりやさん』が、盲目の店主が一日百円で大切なものをあずかるというお店を舞台にしていて、にぎやかな商店街の中、しんとしずかな店という感じが良かった。
アンソロジーを手に取ると、こうして新しく好みに合いそうな作家さんが見つかるのが楽しみ。
こんぺいとう商店街シリーズとして続刊もあるらしいので、続きも -
ネタバレ 購入済み
今回も良かった
猫の件はだいぶ序盤に予想出来てしまいますが、
猫弁シリーズの魅力は謎解きではなく、やさしい暖かさだと思う。
皆が不器用で皆がやさしい。
心がけホワっとします -
Posted by ブクログ
ネタバレ2021/3/24
この作者の本にしては陰鬱な展開。
ほのぼのを求めていたけど表紙からして望めそうもなかったな。
結局、頼通という人の望みは何だったんだろう。
”上級国民”への復讐みたいなもの?
弱いものを圧して優越感に浸ってる人間は見込みがないんだってよ、頼通さんよ。
そう言いながらそういうことでもなさそうと思ってる私もいる。
サイコパスは出世するって言うもんなぁとか。
読み終えての感情の持って行きどころが難しい。
笹本氏よかったねとは思うけど心から喜べるわけでもない。
みんな善悪両方を持ち合わせていて、ヒーロー的な人がいない。
あと毒の母親が苦手で園美が(葵も?)逃げられてよかったなとは思 -