大山淳子のレビュー一覧

  • 猫弁と魔女裁判

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    第一作の時にこういう構成を考えていたのだろうか?
    人物像は書き続ける内に明確に魅力的になるものだが
    登場人物に頼り長く続けるだけの作品ではなく、途中
    の事件もすべて関わってくる
    そして、母=魔女との対決は必然だった・・・

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    2019年11月29日
  • 猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち

    購入済み

    シリーズの一作目です

    猫弁シリーズの一作目です
    昔、書籍で持っていましたが、読みたくなって購入しました。
    ミステリーってかんはあんまり無く、淡々と可笑しな人達が出てきてお話が進んでゆく感じです。

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    2019年11月29日
  • イーヨくんの結婚生活

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    イーヨくんも薫さんも、
    自分の内面のなかの気になる部分を
    みせられているようなキャラクターだと思った。
    案外そう思う人って多いんでないかな。

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    2019年10月22日
  • 牛姫の嫁入り

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    形ある美しさとその人そのものの美しさ。
    重姫のまっすぐで美しい心がとてもまぶしい☆
    ストーリはシンプルだけど、ドキドキとハラハラとキュンキュン!とてもよい。
    是非実写で観たい。

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    2019年10月07日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    「あずかりやさん」からの訪問。
    粒ぞろいの短編集でした。

    「あずかりやさん」の大山さん以外は初読み作家さんばかりでしたが、もっと読んでみようと強く思った方も見つかりました。
    でもとりあえず、こんぺいとう商店街24の物語を全部読んでみようと思います。

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    2021年12月23日
  • 赤い靴

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     精神科医のぼくの覚書から始まる、とある女の子の凄絶でありひたむきな物語。
     優しいお話を書く印象が強い作家さんだったけれど、雰囲気が随分と変わったなと思う。けれどどこかに変わらない優しさはあって、読んでいて辛くなることもあるけれど、読み終えた後、晴れた空を見上げているような気持ちになった。
    2019/8/19

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    2019年08月20日
  • 牛姫の嫁入り

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    序盤はあまり物語に入っていけなかった。重姫がしゃべりだして感情が出てくるに合わせて徐々に物語に引き込まれた。
    元が脚本ということで映画で観てみたいですが、重姫役は難しいですよね。超美少女が必要だけど、美少女でいるのは映画後半のわずかな時間ですし。

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    2019年08月18日
  • 赤い靴

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    ネタバレ

    7歳の誕生日に母と別荘の管理人が惨殺され、逃げ出した先で謎の老人に助けられた葵は彼と山の中で成長する。犯人=鬼を退治する事だけを目標にして。成長過程の山の暮らしまでは葵目線で、10年後に山を降りて復讐を開始してからは3人の目線から完璧な魅力を持つが何処か危うい葵が描かれる。サバイバル過ぎる山の話が探検夢見た事ある人は不謹慎ながらわくわくするかも。鬼は誰なのか?復讐は完遂されるのか?はやや無茶な展開があるけど葵の生まれ直す話と思ったのでこれはこれで。最後の一文は笑顔の未来が見えるいい終わり。しかし笹本の扱いはどうなってるのか疑問。

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    2019年05月04日
  • 赤い靴

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    ネタバレ

    大山さんのこれまでの作品はほのぼのした作風という印象だったが、この作品は今までに無い感じがした。
    7歳の誕生日を北軽井沢の別荘で過ごすため東京からやって来た早乙女葵と母親。その夜、目の前で母親を惨殺される。奇跡的に生き延びたものの、そこは奥深い山の中、そこで櫂と名乗る老人によって育てられ、10年、山奥で生活する。その後、あることがあり、東京で興津さやかとして生活し、母親たちを殺した鬼を退治することを目的として生きる。事件の真相をどう導いたのか、彼女のしようとしていた事は何だったのか、そこも気になったが、それ以上に彼女の人生を通して人の幸せとは、死ぬってどう言うこと、様々なことを考えさせら

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    2019年03月22日
  • 赤い靴

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    ネタバレ

    「あずかり屋」さんシリーズしか読んでいないので、本当に同じ作家さんかと確認してしまった。読後、誰一人して本当に幸せにはなれない気がして気持ちが重かった。迎えに行ったとして、それはどんな気持ちで、この先どう続くんだろう。葵は母を殺されていなければ幸せになれたのだろうか。生きていたとしても、この人生よりはマシかもしれないけれど、やはり何か悲惨な事が待っていたように思える。あまりに理不尽な殺人が一人の人生を狂わせて、その周囲にもじわじわと影響を広げていく。切り落としても踊り続けた靴と同じだ。葵は悪くないけれど。

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    2019年02月07日
  • 赤い靴

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    不安にさせる表紙デザイン。内容を知らずに読んだせいもあって、ただただびっくりする話だった。奇妙な母娘に猟奇殺人に謎の世捨て人。天才と悪徳政治家に振り回される家族。ラストも良かった。

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    2019年01月28日
  • 赤い靴

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    表紙に惹かれた。いわゆるジャケ買いの1冊。和田慎二のマンガ『銀色の紙の亜里沙』みたい。
    がっかり感もなく、最後は救われた感じもあり、秀作。

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    2019年07月09日
  • 猫弁と少女探偵

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    前に進もう!前に進もう!と思う百瀬と仲間達が優しい言葉で、優しい心で踏み出す素敵な一冊です。この本を「優しい」以外で表せないぐらい、優しい本。人との繋がりや、自分の発する言葉に常に優しさを忘れないでいたいなぁ。子供を亡くした七重さんの場面、梅園とりんごの木、美里と京子、弁護士になったトウメイくん。うわ~て言う驚きはないけど、全部繋がっていて、その繋げ方が又、優しいんです。読み始めたら終わるのが寂しくなるシリーズです。

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    2019年01月20日
  • イーヨくんの結婚生活

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    猫弁が好きで流れで手に取った作品。

    大山サンらしい一冊。

    ふんわりした中に芯が通ってるイーヨくん。優しい母の語り口。
    一人一人が何かを抱えてる姿を、流れるように書く感じ・・・と言えば良いのかな?(汗)少し変わった人物を優しく描く大山サン、やっぱり好きです。最後、イーヨくんの幸せな時間を見れて良かった。

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    2019年01月20日
  • 赤い靴

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    本屋でジャケ買い、初めて読む作家さん。

    冒頭の上流家庭の優雅な雰囲気から惨殺シーンの悲惨さへ、櫂との生活では大自然と葵の成長が頼もしく、下山後からは推理小説的な展開と章ごとに雰囲気を変えながら進行していき、ワクワクしながらページをめくった。

    葵の「皆が傅く美しさ」ってどんな感じだろうか?色んな女優さんをイメージしながら読んでいた。自分の中ではエマ・ワトソンが一番しっくりくる(日本人ではないが…)

    ただし後半は少し残念、そもそも登場人物が天才学者とか総理大臣とか大手建築事務所の社長の娘とか立派な人が多過ぎるのに加えて途中から結論が読めて来て尻すぼみない感じもした。

    章ごとに登場人物を変え

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    2018年11月28日
  • 赤い靴

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    よくある殺人事件と思いきやの
    奇想天外で怒涛の展開に興奮し
    どんどん期待がふくらんだのに
    後半、案外普通だったのが
    肩すかしだったかも。

    葵と櫂の生活編がよかった
    「ボイドシェイパ」を彷彿させるようで
    このままこの世界に浸りたかったくらい。
    ここまでいろんなことを仕込まれた葵を
    もっと活躍させてほしかったなぁ。

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    2018年11月24日
  • 赤い靴

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    物語の中にも出てきたが巌窟王的な面白さがぐいぐい読ませる.かろうじて生き延びた少女が復讐を道しるべとして成長する姿に胸を締め付けられ,応援せずにはいられなかった.また,登場人物の人間を突き抜けている部分が凄くて,山に隠棲し縄文人のように暮らす興津櫂,邪魔な人間は排除して総理大臣に上り詰めた早乙女頼通,もちろん主人公の葵も含めて本当にこんな人いるかしらと思った.だから,精神科医の語り手の普通具合が好ましく,彼女をかばった笹本の母親の暖かさに癒された.

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    2018年11月21日
  • 赤い靴

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    ネタバレ

    目の前で母親を殺害された7歳の葵。そしてその後、山で老人と10年暮らすことに。その生活の異様さとそこで得るもの。この物語はどこへ向かっていくんだろうという展開とぐいぐいと引っ張られていく力。1人の少女の人生と少女に関わりを持った人たちの人生。山での生活が葵に与えたもの、そこで作られた人格。葵にある秘密。これまでとこれからの葵を分ける出来事。ずっと抱えてきたもの。生きてきた意味。生きていくこと、死んでいくこと、生まれた場所、たくさんのものを問われているような物語。

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    2018年11月11日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    アンソロジーはあんまり読まないけど、こういうのもいいもんだ。
    それぞれ文体に個性があってそれも楽しめた。
    今まで読んだことない作家さんも、これをきっかけに手に取ってみようと思う。

    カフェスルス、すてきだなあ。
    こうやって仲間とわいわい夢を形にしていくのが楽しそうで羨ましい。

    商店街の店どうしの繋がりも描かれていて面白かった。

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    2018年11月10日
  • 赤い靴

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    葵が痛々しく、どうなるか気になって一気読み。
    最後は…良かったのかな?

    しかし、「お兄ちゃん」あっさりやな。

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    2018年10月23日