大山淳子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本屋でジャケ買い、初めて読む作家さん。
冒頭の上流家庭の優雅な雰囲気から惨殺シーンの悲惨さへ、櫂との生活では大自然と葵の成長が頼もしく、下山後からは推理小説的な展開と章ごとに雰囲気を変えながら進行していき、ワクワクしながらページをめくった。
葵の「皆が傅く美しさ」ってどんな感じだろうか?色んな女優さんをイメージしながら読んでいた。自分の中ではエマ・ワトソンが一番しっくりくる(日本人ではないが…)
ただし後半は少し残念、そもそも登場人物が天才学者とか総理大臣とか大手建築事務所の社長の娘とか立派な人が多過ぎるのに加えて途中から結論が読めて来て尻すぼみない感じもした。
章ごとに登場人物を変え -
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分は人の話を聞くのが好きだし、人に話すのも好きだ。
つまり雑談というコミュニケーションが好きだ。新聞記者のインターンをしたのも、きっとそれが関わってると思う。
人に何か聞くときは大体にして好奇心と興味が理由なので、「自分はあなたの話を聞きたがってますよ!」と伝える為に相槌をうつのだけど、主人公の原之内 菊子に相槌は必要ない。ただ、「はあ、へえ」と言ってるだけで一方的に相手が話してくる特殊な体質だ。
作中に根っからの悪い人ってのは出てこなくて、みんなどこかにユーモラスが備わってる。
自分が練馬在住なので練馬のにんじん畑の話には笑ってしまった。作品中に優しさが溢れてるから安心して読み進んでし -
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Posted by ブクログ
これも大阪で買ってきた一冊。
以前から読みたいと思っていた本です。
スカイツリーを見上げる下町のかたすみに、
ひっそりと息づく商店街がありました。
それがー『明日町こんぺいとう商店街』。
明日町こんぺいとう商店街を舞台にした7つの物語。
七人の作家さんのアンソロジー。
大島真寿美 『カフェスルス』
大山敦子 『あずかりやさん』
彩瀬まる 『伊藤米店』
千早茜 『チンドン屋』
松村栄子 『三波呉服店ー2005-』
吉川トリコ 『キッチン田中』
中島京子 『砂糖屋綿貫』
読んだことのある作家さんは、彩瀬まるさん、中島京子さんの二人だけ。
どの物語も心がほんわかします。 -
Posted by ブクログ
無類のお人好し、心優しき猫専門弁護士「猫弁」こと百瀬太郎が受けた依頼は、
鍵のかかった部屋で妊娠していた猫のお相手探し。
7歳の誕生日、施設に太郎を預け失踪した母の教えを守って、猫弁は今日も空を見上げる。
サスペンスやハードボイルドを立て続けに読んだ後は、
優しく癒してくれるミステリーを読みたくなる。
サスペンスものは、スピーディーでギョッとするような
展開の連続で、どうしても心が緊張してしまうから。
リハビリめいた時間を過ごすのにぴったりの作品。
「猫弁」シリーズの3作目。
1作目から心をわしづかみにされた。いや、「わしづかみ」という
表現では乱暴すぎる。
ふんわりと柔らか -
Posted by ブクログ
いままでのシリーズで一番面白かった!!!本当に星5まであと一歩!
今回は三毛猫のエリザベス・アイザッハ・メアリーちゃんの謎がメイン。前出てきたときはちょっと嫌な感じだった野口美里が再び登場して、いい味を出してた。お金持ちすぎて感覚が違うだけで、根はいい人。なんか憎めない。
ふたりの子供たちもかわいい。特に百瀬と京子の絡みが微笑ましかった。
百瀬と亜子がいつも行く喫茶店のウェイターもいい。特に百瀬のアイスコーヒーも三杯目から無料にしてくれるのがくすっとした。登場人物それぞれが本当に魅力的。
百瀬が亜子との付き合いによってどんどん人間らしくなっていく様子がじーんとする。まわりの人の「壁紙」じゃなく