大山淳子のレビュー一覧

  • 猫弁と狼少女
    亜子と同居を開始した百瀬太郎と亜子。
    なのに、百瀬が逮捕されるってどういうこと?!
    いやいやいやいや、ありえないでしょう。
    そんなとんでもな状況なのに留置所で法律相談なんて始めちゃう百瀬ってw
    マイペースすぎて笑うしかないっていうか、ね。
    そんな中、亜子を訪ねてきた両親との会話に救われる。
    百瀬が無...続きを読む
  • 猫は抱くもの
    私が世界で一番好きな生き物は猫です。子供の頃、実家に猫が6匹いて、生まれ変わったら猫になりたいと思うぐらい、猫が大好きです。猫が出てくる小説が好きなので、タイトルと表紙のイラストに惹かれて購入しました。

    猫が酷い目に遭う場面は心が痛みますが、猫同士の会話にとても癒されます。登場する猫達を想像するだ...続きを読む
  • 猫弁と透明人間
    1作目を読んでから随分と間が空いてしまったけれど百瀬先生はじめ、主要な登場人物のキャラやストーリーはなんとなく覚えていたのでそのまま第2弾へ。
    不思議と急に百瀬先生に会いたくなり、手にした本書。会えて良かった。
    大変な時も大変な事も苦を表に見せる事なくさらっと飄々と身の回りで起こる全てを受け入れ解決...続きを読む
  • あずかりやさん まぼろしチャーハン
    シリーズをたくさん読んだが、どの作品も心に沁みる話だった。朝電車内で読んでると一日の始まりが気持ちいい。
  • 赤い靴
    ゆっくり読もうと思っていたが、気になる展開が多く一気に読み進めた。

    個人的に結果を最初に出し、どうしてこうなったのか原因を紐解いていく作品形式が好きなのもあると思うが、それを抜きにしても物語の緩急がちょうど良かった。
  • 猫弁と狼少女
    猫弁新作。心がぽかぽかする小説群は最近多くなったが、心の疲弊のリセットとして個人的に猫弁シリーズさえあれば、後は特に読まなくていいと思ってる。本作は、猫弁の百瀬弁護士がが少女誘拐?嫌疑で逮捕拘留され不起訴釈放になるまで、物語の約4分の3が留置場にいる関係で、いつも以上にサブキャラが大活躍する回となっ...続きを読む
  • 赤い靴
    ダークな背景の中に時々顔を見せる他の色、そして鮮烈で強烈な"赤"。読みながらそんな色合いが頭の中に描かれていました。
    猫弁はじめほのぼの&ちょっぴりユーモラスなイメージの強い作家さんですが、こんな物語も書いてしまうんだな、すごい。久々の一気読みでした。最後も良かった。

    2024年10冊目。最近の生...続きを読む
  • 猫弁と狼少女
    笑えて泣けて優しくて温かい。
    いつも通りの百瀬に周りで、みんなが圧倒的な成長を見せる最高会心のストーリー!

    みんな良いけど、地味ながら説得力と破壊力に満ちた年長者(野呂さん、七重さん、亜子さんご両親)の言動が特に印象に残っています。
  • あずかりやさん
    1 日百円で何でもお預かりします。 盲目の青年が営むあずかりやさん。何だか昭和の佇まいを感じる。
    物や猫視点の語り口で語りは柔らかだけどシビアな背景もあり。
    シリーズ制覇したい作品。
  • あずかりやさん 満天の星
    あずかりやさんシリーズ第5弾。今までで一番好きです。今作もあずかりやさんの穏やかな佇まい、優しさにホッと癒されました。続編出てほしいな〜。読後「あずかりやさんに預けてみようキャンペーン」を知り、自分だったら何を預けよう…?と楽しく妄想中〜
  • あずかりやさん
    伏線が素晴らしい。あの場面とあの場面が繋がると、なるほど、っと感心してしまう。
    最初の話にあるけど小学生の女の子が、後に成長して大人になって再び訪れて預けたものが分かるだなんて凄すぎます。おあずかりやさんの店主凄すぎます。
  • 猫弁と鉄の女
    今回も楽しめました。
    「鉄の女」宇野勝子が掲げた政策には「どうなの?!」と驚き呆れたが、その後の展開も面白く、勝ち目はないと分かっていて顧問弁護士を引き受ける百瀬の人の好さも相変わらずだと感心。
    亜子の両親への挨拶も百瀬らしく、どこまでも正直で真剣で、真面目。
    お似合いの二人だし、早く続きが読みたい...続きを読む
  • 猫弁と狼少女
    2023/12/14
    癒しの猫弁だけども、結婚相手としては嫌よな…
    圧倒的に報連相が足りてないもん。
    亜子さんに相談したらもっといい方法があったかもしれんのに。
    せめて自分はこう考えてこれをやってますの状況説明は必要やろ。
    接見に来てくれた弁護士君に対してもそうやし、事務所の人たちにしても。
    無駄に...続きを読む
  • 猫弁と狼少女
    ああ、なんて百瀬太郎は、あったかいんだろう。そういえば、以前やっていたドラマスペシャルの吉岡秀隆は、本当に当たり役だった。
    こんな考え方をしている人のそばにいられる亜子は幸せだな。手はかかりそうだけど(笑)
    今回、亜子のお父さんのセリフも響いた。予想の斜め上をいくストーリーに今回も感嘆です。
  • 猫弁と魔女裁判
    第1シリーズ最終巻。
    意外な形で百瀬の母親が明らかになる。

    この巻は親子の愛が中心だが、このシリーズはどこを切り取っても愛情が溢れている。

    大福親子のやり取りがいい。
    判決後に父徹二がかける言葉にうなづく亜子。

    太郎と亜子の次の舞台が始まる。

    寿(赤坂)春美は退場していなかった。(安心)
  • 猫弁と狼少女
    猫弁シリーズ。
    いつもながら涙腺を破壊される。
    狼少女は狼少年の意味でしたか。
    相変わらずの百瀬さんのお人好しぶりにはハラハラさせられるがそのおかげでたくさんの人が救われるのが嬉しい。出てくる人みんないい人ばかりなのなごみます。今回は麦子さんのキャラが好きです。正水直ちゃんと沢村さんのコンビが面白い...続きを読む
  • あずかりやさん
    色んな感情が湧いて来るけど、結局爽やかな余韻に浸ってしまう本。静かだが感心を引き寄せる文章で一気読みしてしまった。冷静で誠実な主人公が魅力的。
  • 猫弁と狼少女
    自分に余裕が無い時に読むと猫弁のおおらかさというか全てを受け入れる器の大きさにイラッとくる時があるけど読み進めていくとそのイラッすら猫弁が受け止めてくれて気持ちが明るく上向きになる。
    猫弁シリーズはいつでもやりすぎなくらい希望に向かっていくからどんな気持ちの時でも安心して前向きになれて大好きです。
  • 猫弁と幽霊屋敷【電子版特典画像付き】
    2023/10/27
    猫弁すばらしい癒しである。
    猫弁確かにある部分本当にダメなんだけど、そこには善意しかないんや。
    亜子さんがギリギリそれを救い上げてくれるのがたまらない。私も救われる。
    だっていい人が報われないとしんどいやん。
    フィクションの中ではそうあってもらわんと。
  • 猫弁と狼少女
    猫弁シリーズのシーズン2、第4弾。
    キーワードがたくさんある。
    ・迷い猫
    ・化け猫
    ・座敷童
    ・塀の上の少女
    ・ピンクの靴の落とし物
    ・双子
    今回の依頼人は、船乗りの夫を亡くしたばかりの還暦過ぎの女性、左野麦子(ひだりの むぎこ)
    迷い猫を保護してから、おかしなことに巻き込まれる。

    猫弁こと百瀬太...続きを読む