大山淳子さんの心温まるファンタジー小説ですね。
白猫タマオの一生を、タマオの目線で描かれた童話のような物語です。
これは白い猫の物語です。
少女に恋をしてしまった白い猫の物語です。
人間が猫に恋することはあっても、猫が人間に恋するなんて、普通じゃないです。
猫は猫にも恋しません。
猫が愛するのは自分だけです。
このお話は、できそこないの猫の物語です。
目次
第一章 世界をもらう
第二章 飛ぶ猫
第三章 京都へ行く
第四章 ひきこもり屋
第五章 イヴのすべて
第六章 雪のなか
大山淳子さんの物語には、底辺に生きる事の素晴らしさや、なぜ生きるかという使命感が有りますから、しっかりと読めます。
辛いこと、苦しい事は、人生に付き物です。それをしっかり受け止めてキャラクターが行動します。
『あずかり屋さん』でも、『猫弁』でも、タマオも自分を見つめながらお話を進めます。
少しせつない、それでいて心がほんわかと温まるファンタジーに心踊りますね(=゚ω゚=)