大山淳子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ物語は、上野にある西郷隆盛の銅像から、愛犬ツンの像が盗まれるという前代未聞の事件から始まる。
手がかりは、現場に残された犬の尻尾と高級ホテルの石鹸だけ。
愉快犯の仕業か、それとも政治的な意図があるのか、誰もが首をかしげる奇妙な事件だ。
一方、主人公の光二郎は、シルバー人材センターの仕事で安佐顔という老人の家の庭木の剪定に励んでいる。
認知機能に少し問題があるものの、機械や道具を分解して修理することにかけては天才的な光二郎。
そんな彼が、仕事中にオレオレ詐欺の電話に引っかかり、家から飛び出してしまう。詐欺電話の内容を信じ、慌てて行動する光二郎の姿に、孫のかけるは苛立ちを隠せず、警察署で祖父を怒鳴 -
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Posted by ブクログ
すごい作品に出合ってしまった!
ぐいぐい引き込まれて一気読み〜
七歳の誕生日の夜、葵は母親を目の前で惨殺される
誰が何のために母を殺したのか?
逃げ延びた葵は超然とした佇まいの老人・櫂と犬に助けられ、そのまま10年間を隔絶された世界で過ごす…
葵はその生活のなかで櫂よりあらゆる知識を学び成長するが、ある出来事の後、復讐の念を魂に刻み下山する…
なんて設定なんだ!すごい!とあまりに期待したからか、後半はアレアレ?と思うところもあり、犯人も何となく分かってしまうんだけど…
まぁ、そもそも犯人当てより気になることがたくさんあり…(笑)
でも!
そんなことを除いても、今まで読んだことのない雰囲気 -
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