あらすじ
東京の下町でひっそりと営業する「あずかりや」。店を訪れる客たちは、さまざまな事情を抱えて品物をあずけにくる。どんなものでも一日百円。店主の桐島はなぜこんな奇妙な店を開いたのか? 理由は、桐島の青春時代に隠されていた--。
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「あずかりやさん」の2巻目。
こちらもやっぱり面白かったです。
1巻目の店主はクールで優しい印象だったのですが今回はちょっと違いましたね。
まだ続きがあるので楽しみです。
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「あずかりやさん」を知ったのは、2023年だった。
あるかしら文庫のカバーが上から付けてあった。
ヨシタケシンスケさんの本「あるかしら書店」のおじさんのイラストのカバー。
何となしに選んだ「あずかりやさん」
私の中でトップに躍り出る大好きな本になった。
その時点で「あずかりやさん」は4冊出版されてたのに、全く知らないままだった…
2024年にも出ていて、5冊も「あずかりやさん」が‼︎
な、な、な、何ですって!と驚き速攻本屋さんへ。
持ってなかった4冊を買ってきた。
まわりの色んな人、物の声、話から店主のことを知ったりしているけど、
高校時代の店主、桐島くんの青春が嬉しかった。
あっ、直接の店主本人の声や思いだ!って。
まだ2冊しか読めてない。
あと2冊
色んな人や物の色んな物語があって、静かでもない時もありますが、
ゆっくり、静かで穏やかな時間を過ごしてるように読みます。
初めて読んだ「あずかりやさん」
読み終わりたくない!あずかりやさんの話の中にまだまだ居たい
と思うぐらいでしたが、まだまだ居られます。
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文章もお話の構成も本当にやさしくて、前作同様あっという間に読んじゃいました。
悲しい伏線回収も切ないエピソードもあるのに、あの時のあれはこうだったのかと少しずつ美しいパズルのピースを拾ってはめていくような感覚。
穏やかに緩やかに流れていく時間や人との関わりの優しさにじっくり浸れる世界観、大好きです。
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あずかりやさんの続編。あずかりやさんに置かれている文机やオルゴールなどそれぞれにも物語があった。店主がどんな学生だったも、うかがいしれて親近感が持てた。心暖まること、驚かされること、いろんな思いを感じることができる素敵な本だった。
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良き出会いにはそれなりの時間が必要だということではないでしょうか。
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「あずかりやさん」の続編。店主の桐島くんはなぜこの店を開いたのか。
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前作の内容も含まれていて「夢見心地」は特に前作を知っているからこそ更に深さを感じた。オルゴールに長い歴史や思い出があったとは。
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物を手にしたときの思いは物にも伝わっていて、それが人生を動かすこともある。物を大事にしたいなと思った。
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あずかりやさん、2作目。
相も変わらず、言葉が綺麗だな、と思う。
今作は、文机とあくりゅうの物語や、
トロイメライを奏でるオルゴールの昔話など、
あずかりやさんからちょっと離れた、
けどあずかりやさんにとって大事なお話も。
最後の章には、桐島くんの昔話。
いろんな過去が、今に繋がってるのに、
じんわりあたたかな気持ちになる。
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あずかりやさんの第2作目。
店主の使う文机やガラスケースに入れられたオルゴールの生い立ち(?)は温かくてちょっぴり切ない気持ちになった。
物は大切にしようと改めて考えさせられた。
そして店主桐島青年の高校生時代の姿には驚いた。
勉強の良くできる寡黙な少年かと思いきや、勉強だけでなくスポーツも得意でアクティブな学校生活を送っていたんだなぁ。
「あずかりやさん」ができるまでの、心が温まる作品だった。
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シリーズ2作目。
今回はあずかりやさんを始める前や後の短編集になっている。
1作目でも出てきたオルゴールが辿ってきた長い歴史を描いた「夢見心地」と、店主桐島の盲学校での様子を描いた「海を見に行く」が特にドラマティックで良かった。1作目では描かれていなかった、桐島が目が見えなくなった経緯も書かれている。
桐島が一般受験で東大を受けようとしていたほど秀才だったとは。でも「あくりゅうのブン」では17歳であずかりやを始めたことになっているけど…?と不思議に思っていたらそういうことだったとは。なんだかもったいないなぁ、せめて高校卒業まで待ったらいいのに、と思ってしまった。
柳原先生が事故で亡くならなければ、トロイメライのピアノを間近で聴かなければ、桐島の人生は全く別のものだったかもしれないな。
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1日100円で預かってくれます
さぁ、何を預けましょうか
私なら、、、と考えながら楽しく読みました
特にオルゴールのお話が好きです
続きもあるようなので、癒し本としてストックしておきます!
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現在のあずかりやさんの桐島さんからはちょっとかけ離れた青春時代、あずかりやさんのきっかけのお話は素敵だけど、ちょっと衝撃的なところもあって複雑な気持ち。他のお話もほっこりなところと、少し哀しいところがあって…でも面白かった。
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あずかりやさんシリーズ2作目
1作目に出てきたオルゴールの話があったり、なぜ店主が今のようなシステムであずかりやさんをやろうとしたのかなど1作目を読むとより楽しめる内容でした。
1作目を読まなくてもお話はわかりやすいのでご安心を(笑)
特に、オルゴールのお話が好きです(*´ω`*)
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1作目の感覚で読み始めたら、また違う雰囲気で面白く読めました。
1作目にあった"あずかりもの"の過去がわかったり、桐島くんがお店を始めたきっかけもわかったし、もう一度1作目を読み返したくなりました。
まだまだ続くシリーズ。
とても好きな世界観なので、しばらくしたらまた、あずかりやさんの世界に入りに行きたいです。
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1巻目とは違った視点でのお話。
物にも心があるんだなぁと思ってしまうような、物目線でのお話もあったり。
ひとつひとつの話がすごく深くて、ほっこりした気持ちになれる。
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人間ではないモノ目線で描かれている話もあって、あずかりやさんに来た経緯だとかお店を始めた経緯だとか、あずかりやさんの歴史についても色々なストーリーと絡めながら描かれており、出会いもあれば別れもあるということを改めて感じました。それぞれの話が心温まるハッピーエンドのようであって、だけどどこか寂しさを感じさせる。遠く離れた故郷に思いを馳せるような気持ちになりました。
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第2弾
前作で登場した文机やオルゴールが、あずかりやさんにやって来た経緯や店主である桐島くんの過去を知ることができました。
「海を見に行く」がとても良かったです❁⃘*.゚
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オルゴールの話と、桐島くんの学生時代の話がよかった。一巻でおなじみの文机やオルゴールが、どうやってお店に来たのか、彼ら自身の目線で語られるのが面白い。物を大切にしたくなる。
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あずかりやさんの過去があかされる続編。
ゆったり読めるのは、そのヒトがいい人すぎでもなく、悪人でもなく、目の前のものに(たとえ見えなくても)真摯に向き合っていくからなのかな。
預りモノや同居モノの独白も趣がある。
ほぉ~
一作目の前の話。文机の話だったり、オルゴールの話だったり、あずかりやの店主、桐島透の若い時の話。こういう背景が有って、今が、有るのかな、とか考えてしまった。でも、ちょっと、要らなかったかも。
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シリーズ2作目。
1日百円でなんでも預かるあずかりやさんを舞台にした短編集。
預けられた文机が主人公の「あくりゅうのブン」の読み心地が清々しくて好きだった。
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ぜんぶすっっごくほっこりする暖かい話でした!
ブルーの鉛筆のお話と、オルゴールのお話が特に好きです。シリーズがあるとは知らなかったので、前作も読んでみようと思いました。あと、オルゴールを買おうと思います
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物にも感情があり何かを思ってるって気づかせてくれた。オルゴールは机の上か、ガラスケースの上で鳴らして欲しいね。まさか営業方針がアイツらの提案だとはな(笑)過去に何かあるか分からんもんだな。
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1巻目で出てきた人や物、生い立ちなど様々な小さい謎たちが解き明かされる。
店主が展示本を読むのに使う文机。
1本だけ預けられた鉛筆。
時々出して鳴らすよう指示されたガラスケースの中のオルゴール。
店主が盲目になった事故、両親の関係、1人で17歳からおじいちゃんの家で暮らすようになった訳。
石鹸の匂いのする女性に惹かれた訳。
色々わかります。
すべていい話なのですが、ただ、物語としての感動の度合いは普通。
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『先生、お元気ですか?初めてお便りします。僕は中学時代、先生に国語を教えてもらいました。』
あずけたいものがなくて悩む中学生が、あずかり屋の存在がふるさとのかわりのような存在に。
あくりゅうの文机。織田パトリシアの青い鉛筆。世界中を回ったオルゴール。最後に店主、桐島くんの青春が明かされる物語。
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人間ではないものが語り手になっているのが面白い。
優しいほんわかした小説でした。お風呂上がりに読んだので、気持ちがゆったりして良かったです。
シリーズもののようなので、他の作品も読みたくなりました。
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シリーズ2作目♬
今回は1作目と違って、あずかりやさんが出来るまでの事が書かれた、外伝というのかな?、、そんな感じのお話でした。
おなじみのオルゴールや文机がお店にやって来た経緯などとても興味深く描かれてました。
オルゴールの話はなかなかスケール大きくて、そんな歴史があったのかと驚き!なんだかいつの間にか違う小説読んでる気分になりましたwww
そして桐島くん自身の過去のお話も!
今ではどんな時も穏やかで悟った人みたいになってる桐島くんだけど、こういう青春時代もあったんだね。
そしてそんな過去があったなんて、、
本編とは違ったけど、これからシリーズ読み進めて行くには深みの増す外せない1冊かな〜と思う。