大山淳子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
順調に人生の駒を進めていると思ったら、就職活動でデカい壁にぶつかってしまった小夜子。
自分を有利にしてくれていた弟も、冴えなかった同級生も、いつの間にか“求めるモノ”や“求められるモノ”になっていた。
自分だけが立ち止まってしまっている。
……彷徨する彼女が呼ばれたのは、見知らぬ故人の通夜だった。
結婚式は、招待された人だけが来る場所であるのに対し、通夜は、その意味で不思議と開いている気さえする。
一緒に悼んでくれること、泣いてくれること。
それは確かに、生きている人にとっての慰めになることのように思う。
最初は、小夜子の、自分だけが置いていかれてしまった寂しさと、時間が止まってしまった -
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Posted by ブクログ
再読シリーズその3。
猫弁シリーズ第一作。今さら知ったが『ドラマ原作大賞』受賞作らしい。だからビジュアルを意識した個性的なキャラクターとドラマチックな展開になっているのか。
初めてこの作品を読んだときに伊坂幸太郎さんの作品を彷彿とさせる感覚があったのを覚えている。
ジグソーパズルのように様々な現象、人物や事件の動き、ちょっとした言葉すら複雑にちりばめて最終的に見事に決着させている。伊坂さんもそうだが、どういう頭脳の持ち主なのだろうと感心させられた。
シリーズを未読の方に少し説明させてもらえれば、主人公の百瀬太郎は東大卒でキャリア15年の弁護士だが、今放送中の剣持麗子のような華々しく攻撃的な -
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