大山淳子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
盲目の人の日々が少しでも分かる視点のストーリー 桐島くんの青春部分は、1番最後のお話が該当する感じで、他はモノにフォーカスされた感じの話だった。
1番最後のお話は、盲目の人はどんなことに気をつけているのかとか、どんな目線&思いで生活しているのがか少し分かった気がして発見だった。
特に印象的だった一文、「不便ではあるけど、不幸ではない」というのが、まさにそうだな、と。今まで気付かないで、一目散に"不幸だ"という決めつけの結論で何でも話を片付けてしまっていたし、そうだとも思ってしまっていたけれど、不幸かどうかは本人が決めることで他人がどうこう言うことじゃないな、と。
不便と不幸を一緒にしない考えは、目から鱗の新しい捉え方だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公は面白味のない人間。淡々と仕事をこなしているだけ。店ならではのトラブルが、物語を面白くしていると思う。「本を点字に訳す」という発想には目新しいものを感じた。
主人公の相棒ポジの猫、(社長ことポーチドエッグ)を助けて事故にあった石鹸さん。身分を偽り、オルゴールを預けて亡くなった社長。母から唯一譲り受けた鍋を置いて施設に入ったおばちゃん。
全体的にハッピーエンドとは言えない気がする。なるようになってる感じ。主人公は目が見えず、両親とも疎遠になっている30代独身男性。客観的に見たら「同情すべき人間」なんだろうけど、彼は毎日真っ当に生きている。「幸せの形って人それぞれ違うよね」と訴えかけてくるような本。三人称で色々な角度からお店を覗けるのは飽きが来なくて良かった。のれんの出番が最初だけだったのはちょっと残念。