島本理生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文庫化に伴い書き下ろしが3編も加わるときいたので読んじゃいました。
初読は2年前。そのときの感想をふりかえると千紘のことをメンヘラビッチと切り捨てているのですが(ごめんなさい)、今回読んだ印象はだいぶ変わった。
彼女は弱いだけなのだ。柴田のような強引なものにひっぱられてしまう。
暴力的な柴田に惹かれてしまう理由や、彼の気まぐれな言動に意味があるのだと思い込む痛ましい姿はどこか私自身の体験とも重なって、もやもやと嫌悪感が募った。
島本理生さんは経験しないと分からない、そしてひとたび経験したら共感しきりのような、良い意味で極端のイメージがある。
「そんなものに意味はないよ」「選別されたり否定され -
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Posted by ブクログ
このアンソロジーも3シリーズめなんですね、早いなー。
大島真寿美さんのカフェスルス、久しぶりに読めて嬉しかった。
さすがと思ったのは島本理生さん。さすがすぎる、1人だけ空気が違ったし、このアンソロジーに不揃いというかミスマッチ感もあるんだけどスパイスにも取れて、脱帽。不穏感がハンパないのに甘美だから好き。
それと加藤千恵さんの話も可愛かった。男なんて恋なんてロクなもんじゃないと息巻く10歳の女の子が多肉植物専門店を営む叔母に、すごくいい人もいると言われてから少しだけ世界が変わったそのときが好き。
あとは彩瀬まるさんも楽しみにしてたのですがちょっとイマイチかなー。主人公が同世代ってあって婚活感は -
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Posted by ブクログ
ネタバレはっきり言って期待外れだった。
このエッセイが特別下手だというわけではないのだけど、私の期待値が高すぎたのだろう。
ナイーブな内面を繊細にすくい取る文章力と構成の巧。
彼女の小説を読んで、才能の発露は年齢とは無関係なのだと思い知らされたこともあり、異常にハードルを上げてしまったのかもしれない。
武田百合子の「富士日記」のように、無邪気なくらい素直なまなざしと、物事の本質をとらえる鋭い視線を感じさせるような。
または、よしながふみの「愛がなくても喰っていけます」のように、食に対する妥協を一切持たないような。
そんな文章を期待していた。(よしながふみはマンガだけれど)
いや、ゆるい。