九井諒子のレビュー一覧
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王道グルメファンタジー
タイトルに「飯」とある通り、料理を題材にした作品なのですが、ただのグルメ漫画と侮ってはいけません。ダンジョン内でのご飯やトイレ事情などにスポットを当てている珍しい作品で、それでいてしっかりとファンタジーの世界感が活かされており、シュールなギャグまであります。今までありそうで無かった新感覚の漫画です。
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思わず共感のモンスターレシピ
最初読んだ時RPG物かな?と思ったのですが、半分違いました。冒険+グルメ。すごいジャンルだと思います。よく考えれば ダンジョンでも食事を摂るのは当然のこと。新しくて着眼点の面白い漫画だと思います。
調理されたモンスターが美味しそう。生きている時はグロテスクなモンスターも調理されるとご馳走に。とても不思議な感覚ですが、よだれがでます。 -
え、そんな飯テロある?
ダンジョン内で金欠から、モンスターを狩って調理することで、当面を乗り切ろうとする主人公パーティーの冒険を描いた物語です。最初は乗り気ではなかった主人公たちもだんだんとダンジョンでの食事に魅了されていきます。最初は美味しそうではなかった、モンスターの料理もだんだん美味しそうに見えてくる不思議な作品です。
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ファンタジーなのにリアル
九井諒子先生は「ファンタジーなのにリアル」というのが過去の短編作品からの作風だと思います。そこがファンタジー好きには本当にワクワクさせられるポイントで、空想の世界の住人(キャラクター)に対してこう言うのは少し変なのですが、そのキャラクターのリアルな生活、息遣いが見えるのが魅力です。「ダンジョン飯」はそんな九井先生の作品の魅力が存分に発揮されている作品。本当にオススメです!
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普通のグルメ漫画とは違います
ダンジョン飯は普通のグルメ漫画と違ってファンタジー世界の怪物を食材にするというのが面白いです。調理のやり方も細かく書かれていて、スライムやサソリなどの敵モンスターを倒した後にそれを使った料理を作る姿がいいですね。しっかりとエネルギーやミネラルやビタミンなどの栄養表示もあるのは笑えました。
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ネタバレ
新感覚!ダンジョンでの自給自足
読み始める前はまたありきたりなグルメ物かな~程度の印象でした。
大まかなあらすじは狂乱の魔術師なる者が創ったとされるダンジョンが存在する世界です(中世というかRPGぽい世界観)
そこに色々な目的(金儲け 探求心 新天地探し等)で挑む冒険者達のお話です。
ここまでだと至って普通の内容ですが導入部の流れを見ると多分そのイメージは変わります。
主人公達のパーティーはダンジョン深部で赤い竜との戦闘するとこから話は始まりその戦いの最中主人公を庇い妹が竜に食べられてしまいます。
命からがら残りの面子は帰還しますが、その後パーティーは一部を残し解散となります 。
何としても妹を救いた -
出てくる生き物を全部食べちゃう
ダンジョンを冒険する物語は沢山ありますが、登場するモンスターを食べてしまう作品は珍しいと思います。
モンスターを料理して食べるというとなんだか怖い作品かと思いますが、イラストがかわいく登場人物もコミカルなので、全体的に楽しいです。異世界という世界観に引き込まれる画力が、キャラクターだけでなく背景やモンスターも素晴らしいです。絵本のように飾っておきたい1冊です。 -
ネタバレ
文化庁メディア芸術祭マンガ部門
ドラゴンに食べられた妹を救うためダンジョンにもぐる主人公。しかしその主人公のギルド、極貧で資金節約のためモンスターを調理し、味わいながら進みます。妹を救い、旅の目的は達成しますが…。
漫画賞受賞者の九井諒子の緻密で優しくない世界観に惹きこまれます。それは最新刊からさらに発揮されていくので今後も楽しみな漫画です。 -
ダンジョンに潜りたくなる
主人公の妹を救出するため、ほぼ無一文食料もなしな状態でダンジョンに潜らなければならなくなったメンバーたちのお話です。あまり美味しそうに見えないモンスターですが、ひと工夫を加えることでなんとも美味しそうに仕上がるのです。登場人物の力関係や、色々と工夫しながらダンジョンを攻略していく様子がとてもコミカルに、時にシリアスに書かれています。絵も丁寧で細かく、コマひとつひとつに見入ってしまいます。最新刊ではダンジョンにもなにやら秘密があるようだし、新たな登場人物で荒れそうな予感……続きがとても楽しみです。
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まさかの発想…
最近食べ物漫画がブームですがダンジョン飯はその中でも異質を放つ存在です。いえそもそも食べ物漫画にカテゴリしてよいのか。モンスター、これは一般的に有名なものが多いですがそれを調理して食べちゃうんです。といっても黒いことはなくゆるーいテンポで進んでいくのがなんとも脱力感を誘います。空想の料理ですが読んでるとほんとに食べれそう、おいしそうと思うのが不思議です。
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腹が減っては戦ができない!
ロールプレイングゲーム内の迷宮中でやっつけたモンスターを調理し、それを食べながらダンジョンを攻略する物語です。モンスターの調理の仕方などが図解入りで描かれており、ちょっとした料理本のような面白さ。作者の発想がとてもユニークで、感心します。マンガ内のモンスターは、一般的なゲームに頻繁に出てくるものばかりなので、これらに関する考察を頭に入れておくと、ロールプレイングゲームで遊ぶ時に想像力がかきたてられますよ。
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グルメだけでない、ファンタジー
ダンジョン飯というくらいだから、グルメ漫画なんだろうなと想像はつきますが、ダンジョンというキーワードから連想される通り、冒険ファンタジーといった感じの漫画で、冒険とかモンスターとか、少年が好きそうな要素がたくさん詰まっています。魔物を食材にして調理をするわけですが、その魔物の設定とかも凝っているので、グルメ漫画とファンタジー漫画の良い所どりをした面白い漫画です。
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Posted by ブクログ
風雲急を告げる5巻である。ドラゴン討伐に成功したライオス一行のその後は、正直驚かされる内容となっている。
今回からおそらく第二部に入る内容なのだろう。カブルーという以前全滅していたパーティを描き、同時にかつての仲間であった侍のシュロ―が共にライオス一行と合流している。
ここでの物語の核は、人間観察を趣味とし、ダンジョン攻略を本気で狙うライバル的な立場のカブルーとライオスの関係なのだろう。とんでもない状況になっているファリンは一回休みかもしれない。
それにしても相変わらずマルシルネタは冴えている。さすがに「学校始まって以来の才女 マルシル」ネタは笑うしかない。直後の石化ネタも相当酷い。 -
購入済み
今まで味わった事の無いマンガ!
題名からしてなんじゃこれと思ったが
面白い!RPGには全然興味ないので
こう言うダンジョンとかの設定は好きでは無い。
でもRPGと飯を組み合わせた奇抜さは凄い発想。
キャラも皆立っていて良い感じ。
石化に爆笑したw
お勧めです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ一難去ってまた一難。せっかく帰ってきたのにあっという間のフェードアウト。表紙を飾っているし、一緒に冒険できるものだと思っていたので残念。ファリンのリアクションも楽しみにしていたのに。
色黒の冒険者とは穏便に済ませて欲しいなあ。人間対人間はあんまりやってほしくないです。
平然とマンドラゴラの頭を食べているマルシル。強くなったなあ、と。石化は腹を抱えて笑いました。仮にもヒロイン、そんな扱いでいいのかと思いましたが、よく考えてみると初期のころからリアクション要員だったことを思い出しました。カエルスーツを脱がないあたり、本人もそんなに悪いと思っていないのかもしれませんね。