名称未設定さんのレビュー一覧
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前向きな主人公の姿勢が魅力的
魔力がすべての世界で、魔力を持たないで生まれてきた主人公アスタが魔法界の頂点、魔法帝を目指す物語です。この漫画の魅力は何より、主人公アスタの超ポジティブな性格だと思います。幼馴染はまれにみる魔力の持ち主なのに、魔力がないとわかっていながら、ライバルとして胸を張れる。とんでもない勘違い野郎にきこえるかもしれませんが、自分は目標としている分野で明らかに劣っているのがわかっていながら、ちゃんと努力できる人間てほとんどいないんじゃないでしょうか。その前向きな姿勢が、アンチ魔法という形に結び付き、たくさんの自信がない仲間たちの心を奮い立たせるストーリーは、卑屈になりがちな人に前を向かせてくれるものだと思
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ネタバレ
かなりの白熱!!!
たまたま自分はネットサーフィンをしていたらこの漫画の広告を発見し、内容を見てみると様々な企業が格闘家を携えてまさかの賭けバトルを行ってました。
主人公は、かなり変わった二面性の特技を持っていて体に負担が掛かるが全体的に能力が向上するタイプと、技の鍛錬によって自分を磨き上げて相手を攻撃したり技の特性を生かして自分を守ったりするスキルがあり、話しを辿っていくと中々深い過去があり、それ以外にも興味深いストーリー展開と個性的なキャラクターが多く、個人的には主人公がかなり好きなんですが、普通に読み入ってしまう内容になっているので是非とも読んでほしい格闘漫画の一つです!!! -
体験者だからこそ語れること。
”うつ”で苦しむ人が増えている。会社勤めの場合は休職を経て解雇または自ら退職を選択せざるを得なかった方も沢山いることでしょう。
この”うつヌケ”は、うつ病あるいはうつ状態の治療や改善方法が描かれている訳ではない。
作者自らも”うつ”を経験し、そのトンネルを抜け出せた経験、そのきっかけになった本との出会いから、同じように苦しんでる方へ向けて”うつ”経験のある著名な方々への取材をもとに、手塚治虫の流れを汲む画風で”うつ”の経験談を漫画にした作品である。
一言で”うつ”といっても、その症状や取り巻く環境はそれぞれ異なり、うつに至る環境の変化、うつと診断された後の医者との関係や薬の影響など、実際 -
ネタバレ
この作品の台詞で一番痺れたのは、「努力して来なかったのに結果が出ると思うのは間違いだ」というハイネの台詞です。ハイネの指導者としての素質は、王子達一人一人と面接して教育方針を決める姿勢に表れています。周囲の評判を鵜呑みにして人物を評価する事が危険だと知っているのは、観察力が優れている証です。時には毒舌も吐く厳しいハイネを王子達が慕うまでになったのは、「この人は自分を掛け値無しにきちんと見てくれている」という信頼感があったからだと感じました。陥れられたハイネが王室教師を辞める時、引き止めに来た王子達にそれぞれの長所を指摘して成長した点を褒めてやるシーンは、さながらドラマの金八先生の卒業式のようで