藤原緋沙子のレビュー一覧

  • 藍染袴お匙帖 : 7 桜紅葉
    切ない話。
    現代の豊かさとかけ離れた話で、みんな幸せになってほしいと祈らずにいられません。

    内容(「BOOK」データベースより)
    江戸で大評判の伽羅油「花の露」を扱う桔梗屋の主、吉蔵が多額の借財を残して姿を消した。心労で倒れた内儀のおすずのもとに駆けつけた女医者の桂千鶴は、かつて繁盛していた桔梗屋...続きを読む
  • 藍染袴お匙帖 : 6 恋指南
    子殺しの罪で捕まっているお勝さんの、娘を思いやるいい話。

    内容(「BOOK」データベースより)
    牢医師を務める千鶴は、子殺しの罪で小伝馬町の牢に入っているお勝から、娑婆に一人残してきた娘の暮らしぶりを見てきてほしいと懇願された。御法度と知りつつも、千鶴がお勝の娘を捜し始めようとした矢先、馬喰町で味...続きを読む
  • 藍染袴お匙帖 : 2 雁渡し
    鳥もち事件(笑)
    人情ものの、いい話。

    内容(「BOOK」データベースより)
    押し込み強盗を働いて捕らえられた男が牢内で死んだ。牢医師も務める町医者千鶴の見立ては、烏頭による毒殺というものであった。南町奉行所同心の浦島亀之助は、千鶴の治療院に出入りしている御家人の菊池求馬の助けを得て探索をはじめる...続きを読む
  • 藍染袴お匙帖 : 3 父子雲
    内容(「BOOK」データベースより)
    長崎でシーボルトの警護役を務めていた井端進作が、役目の上の不手際で自害した。藍染橋の袂で治療院を構える桂千鶴は、かつて長崎でシーボルトの薫陶を受ける際、井端にずいぶんと世話になっていた。折りしも、シーボルト一行が上府することになり…。医学館で教授方だった父東湖の...続きを読む
  • 藍染袴お匙帖 : 5 漁り火
    内容(「BOOK」データベースより)
    神田川沿いで岡っ引の彌次郎の刺殺体が引き上げられた。彌次郎は、足抜けした女郎を折檻死させた女衒の八十助を追っていたという。前科者の八十助が腕の入れ墨を消すため、町医者の所に現れると踏んだ定中役同心の小森伝一郎は、助力を求めるため桂治療院を訪れるが…。父の遺志を継...続きを読む
  • 藍染袴お匙帖 : 4 紅い雪
    内容(「BOOK」データベースより)
    女医者千鶴の助手をしているお道の幼馴染み・おふみが、許嫁の松吉にわけも告げず、吉原に身を売った。真意をただそうと、おふみの両親のもとに出向いた千鶴とお道だったが…。医学館の教授方だった父・桂東湖の遺志を継いで医学の道を志した千鶴の活躍を描く、書き下ろし時代小説シ...続きを読む
  • 藍染袴お匙帖 : 11 あま酒
    約2年ぶりのシリーズ11作目。今回も余り千鶴と求馬の話は発展せず、まだまだ続くのか? もうそろそろ終りにしてもいいのではって感じ。
  • 冬の野 橋廻り同心・平七郎控
    シリーズ第12弾。

    久しぶりすぎる新作。
    何だか与力の一色さんが、やたら可愛い感じでした(炒り担当・・)。
    ダメ同心だった工藤と亀井も、後半は真面目だったので、これを機会に心を入れ替えてほしいほしいと思う次第。
  • 冬の野 橋廻り同心・平七郎控
    11巻から約3年半振り。そろそろけりが付くのかと思ったら、そんなことはなかった。このシリーズ、もう10年以上読んでるんやなあ~
  • つばめ飛ぶ~渡り用人 片桐弦一郎控(五)~
    シリーズ第五弾。

    安芸津藩改易の謎に迫る1話と、毎度の渡り用人稼業で、問題あり旗本に赴く2話。
    毎回面倒な問題に取り組む羽目になる弦一郎ですが、誠実に対応していくところが良いですね。(時折弱気になるところも、また良し)
    次の巻が楽しみです。
  • 月凍てる―人情江戸彩時記―
    この方の作品ははじめてだったような気がする。
    うーん、イマイチかなって思ったけど読み進めるうちにわりと入っていけて良かったかな。「秋つばめ」はけっこうイラッとした内容だった(個人的に)
  • 笛吹川 見届け人秋月伊織事件帖
    約3年ぶりの7作目。第1作が05年なので、11年で7作。6作目が3年前なので、しばらく思い出すのに時間が掛かる。藤原さんの話は好きだなあ・・・
  • 藍染袴お匙帖 : 10 雪婆
    第十弾
    何か久しぶりに読む感じ、登場人物に若干の変化しかなく安心
    二話での話、共に女性が主人公、タイプは正反対だが女性らしさを感じさせる二話
  • 切り絵図屋清七 栗めし
    シリーズ4作目だけど、全体の大きな流れもそろそろ終りが見えてきた? もう次くらいで大詰めになってもいいような感じです。藤原さんのシリーズは、似てるようなとこがあるけど、でも主人公のキャラがきっちり書き分けられてるよなあと改めて感心した。
  • 藍染袴お匙帖 : 10 雪婆
    シリーズ10作目。前作を読んでから2年以上経ってるので、しばらくどの話だったっけ?って感じでした。でも、やhりこのシリーズは千鶴さんがいいキャラですね。求馬との仲が進みそう~
  • 藍染袴お匙帖 : 4 紅い雪
    仕事の関係上、一冊読んでみることに。
    シリーズの第4弾という中途半端なところから読みはじめるハメになったが、1話完結だし、レギュラーの登場人物の人物像もすっと掴めて、とても読みやすかった。さすがは脚本もお書きになる藤原先生。セリフでもって、人物を描くのがうまい。

    1話は、吉原入りした娘、奪還計画
    ...続きを読む
  • 藍染袴お匙帖 : 7 桜紅葉
    女流れ作家らしいつつましやかな裏長屋暮らしの支えあう情けの上に 悪党どもが暗躍する 3つの物語であるが やはり 最後の 桜紅葉が一番好きだ 親と兄の仇を討ったおぶんと清四郎国にかえつてこれから幸せになるんだろうかな
  • 夏ほたる 見届け人秋月伊織事件帖
    安心して楽しめる藤原さんのシリーズ。いつもと同じ短編連作でこれが落ち着く。秋月を取り巻く状況も少しづつ進展してきており、そろそろ終りを意識されてるのかなあって感じです。
  • 風草の道 橋廻り同心・平七郎控
    藤原さんのシリーズの中では隅田川御用帳に続いて古くて長いシリーズ。今回はおこうとの話は全く進展しないのねえ~
  • 月凍てる―人情江戸彩時記―
    4つの話しが坂を舞台にして展開される.鳶坂の「ひょろ太鳴く」では頑固親父の源治と娘おやえの夫になろうとする直次郎との確執が面白く、表題作では九段坂を舞台に又四郎の敵討を見守るおいねの儚い思いが心に染みる.どの話も良く出来ている.