【感想・ネタバレ】梅灯り 橋廻り同心・平七郎控のレビュー

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Posted by ブクログ 2019年05月15日

内容(「BOOK」データベースより)
「夢のなかでおっかさんに会ったんだ」幼い頃、母親に捨てられた少年僧・珍念が橋廻り同心立花平七郎に嬉しそうに話した。夢で再現された母との最後の場所。そこは梅の香が漂う橋の上だったと言う。二百数十ある橋を一つ一つ、梅の香をたよりに巡り歩く珍念。だが、折しも殺しが発生...続きを読む、珍念が行方知れずに!「橋廻り同心」シリーズ第八弾。

令和元年5月14日~15日

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Posted by ブクログ 2013年08月10日

夢のなかでおっかさんに会ったんだと 珍念の瞼の母との再開は成るのか 急に行くえ不明になった豊さんと袋屋の与七の恋はむすばれるのか 最後まで面白かった

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ネタバレ購入済み

江戸の町人世界を知る

2022年04月14日

天下太平の世が長く続く江戸。特権階級の武士はたいした役目や仕事もなく無為に日々を過ごすだけだ。
反面、町人の世界は盛んになり繁栄するのだが、特に大店と呼ばれる町人の中に取り入る武士が現れる。そこには、金が全てという価値観の変化が見られる。
第二話は、奉行所の内輪の話である。南町奉行所で威勢を謳歌...続きを読むする楠田宗之進が、市中のお店から金を強請り取るという、悪事の物語である。お店の落ち度や弱みを見つけては取り入り、刑罰の免除をちらつかせ、金を強請るのである。
南町の岡っ引の伊勢蔵は、父伊助を殺害されたのだが、その犯人は楠田だという証拠を見つけるために、楠田の関係するお店を根気強く廻り調べる。そして、和泉屋で20両の盗みの事件が起こり、伊助はその犯人が伊助の知人であることが判り、金を和泉屋に返還することで事件の解決を計った。だが、楠田は約束を裏切り、その知人と伊助共々を殺害して事件を終わらせたのである。
立花平四郎、平塚秀太と瓦版屋おこうと辰吉、いつもの仲間が伊勢蔵を助けて、楠田は切腹お家取り潰しで見事に敵を取るのである。
市中の人たちの一生懸命に生きる様子、誠実な人間関係、商売に精を出す町人の姿などが際立ち、反面悪人の悪度さが酷く哀れで、不気味にさえ感じられる。読んでいて興味が湧く物語だった。

#感動する

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Posted by ブクログ 2022年08月26日

橋廻り同心・平七郎控 シリーズ8

立花平七郎は、三年前、当番与力だった、一色弥一郎が判断を誤り、読売屋「一文字屋」のおこうの父・総兵衛を死なせた、その責を背負わされ「黒鷹」と呼ばれた程の、定町廻り同心から、橋廻りにされた。
が、奉行の榊原主計頭忠之の密命を帯びている。

《まぼろし》
ぼろ寺に一人...続きを読むで暮らす少年僧・珍念が、母と別れた橋を思い出し、佇んでいると、一人の女が、声を掛けてきた。珍念は、別れた母ではないかと思う。

《報復》
「スズメバチ」と呼ばれ、忌み嫌われている岡っ引・伊勢蔵。実は、親の仇を打つため、岡っ引になり、探索していた。

《白雨の橋》
腕の良い、袋物師・与七は、ある日、酔いを味方に、男と大喧嘩。乱闘の末、隣の陶器屋の店先に有った、品物を壊してしまい、三十両の弁償金を払う羽目になった。

江戸の橋で出会った人々を助ける、平七郎。
義母の里絵は、腕は強いが、定町廻に復活する話、嫁取りも、なかなか進まない、平七郎に、業を煮やして、屋敷で茶の湯の師匠をする事に。
弟子の中から、嫁を選ぼうと言う魂胆は、うまく行くか。


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